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MT4インジケータ|移動平均線3本の表示とボリンジャーバンドを一瞬で切り替え(その2)

ブレイクラインを追加

昨日(2023/7/16)公開したばかりの”移動平均線3本とボリンジャーバンドを一瞬で切り替え”るインジケータに ブレイクラインを表示する機能を追加しました。

ブレイクラインの描画

レンジ状態から抜け出して、トレンドが発生することをみつけるのは ブレイクラインを抜けられるかどうかで判断します。
ブレイクラインとは、直近のローソク足200本分の高値(あるいは安値)に引いた水平線で設定します。しばらく続くレンジ期間の最高値、最安値をブレイクラインとして、ここを抜ければトレンドが始まると判断するのですね。ただし、あまり古い高値や安値は 機能しませんから、ほどほどの「直近」である必要があります。
ブレイクラインを抜けた後は、このラインが サポートラインに変わります。

ブレイク後のエントリーチャンス

パーフェクトオーダー、ボリンジャーバンドのエクスパンションの状況をみつつ、ブレイクラインを抜けるかの3点で トレンド発生の判断をします。
このインジケータは、そのような利用を想定したものとなります。
また、いったんブレイクラインを抜けてしまい エントリーを見逃してしまっても、チャートは一本調子で上昇(あるいは下降)していくものではありません、上昇と小休止を繰り返しつつトレンドを形成していくものです。
この小休止のとき、押し目のときにエントリーするチャンスをさがすことができます。

レンジがない時だってある

チャートは「トレンド→レンジ→トレンド→・・」と動く、といわれていますが、もう ほとんど「上昇トレンド→下降トレンド」と動くときがありますよね。そのようなケースでは、今回のブレイクラインはうまく機能しません。別のダブルトップ、ダブルボトムのインジケータ(公開済み)が機能しますね。
3本の移動平均線が絡み合う期間、ボリンジャーバンドがスクイーズしたりと、レンジであることが判断されたら、このインジケータの出番ですね。ブレイクラインのスイッチをONにしてください。

ブレイクラインが有効となる「直近期間」とは

さて、ブレイクラインの設定方法は 上でご説明したとおりですが、直近の期間を どの程度にするかによって 判断のタイミングが変わってきます。
レンジ期間全体をみて最高値、最安値を設定することも1つの方法ですが、あまりに長いレンジですと 過去になればなるほど そのブレイクラインとしての効力は弱まってきます。
ケッティさんの教えによりますと「直近期間」は 下表の左列のとおりです。
ローソク足換算にしますと、H1では72~96本。幅がありますが、H4の大きい方は 60本。同様に、D1は 120本、W1は 144本と続きます。
うん、ケッティさんをリスペクトしつつ、いったん 200本にしちゃいましょう。ちょっと100本だと少ない気がするんですよね。 MT4チャート画面で見える範囲 ギリギリ、画面1面分より ちょっと少ない本数として200本を選択しました(表示させているローソク足のサイズに依るんですけれどもね・・)。もちろん、プロパティ設定で本数は変更できます。ケッティさん ご推奨の設定にするのであれば、下の表の通り、もしくは100本あたりを設定されるとよろしいかと思います。

ブレイクラインとなる最高値/最安値の判定期間

反応しない期間も設定

ブレイクラインを抜けた後、現在価格に ブレイクラインが くっついてきてしまうと困りますので、最直近の20本分は 反応しないようにしています。
また トレンドが発生しましたら ブレイクラインのスイッチをOFFしていただければと思います。

操作キー (前回から変更)

インジケータである 移動平均線とボリンジャーバンドの切り替えは [TAB]キーのまま変更ありません。その他の 個別にON/OFFするためのキーが増えすぎたため (あまり)覚えなくてすむように以下の通り変更しました。
<前回>
 [TAB] 移動平均線とボリンジャーバンドの切り替え
 [M]   移動平均線のON/OFF
 [N]   パーフェクトオーダーのON/OFF
 [B]   ボリンジャーバンドのON/OFF
 [ , ]   いろいろまとめてON/OFF
<今回> 変更後
 [TAB] 移動平均線とボリンジャーバンドの切り替え
 [Ctrl→1]   移動平均線のON/OFF
 [Ctrl→2]   パーフェクトオーダーのON/OFF
 [Ctrl→3]   ボリンジャーバンドのON/OFF
 [Ctrl→4]   ブレイクラインのON/OFF
 [Ctrl→9]   いろいろまとめてON/OFF


ファイル名 : eimBusenaM15.ex4
このインジケータのダウンロードは こちら から

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