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ジブタイを自分に寄せて

「あぁ、そうだ。私にもこんな時期があったな…」
EXIT りんたろー。著『自分を大切にする練習』を読んでいて、記憶がよみがえった。

20代後半から30代前半、私は迷走していた。
大学を卒業して、運よく憧れの職業に就くことができた。
早く一人前になりたくて、何もできない私を拾ってくれた社長の期待に応えたくて、がむしゃらに働いた。
けど、5年もすると、心身には疲労が蓄積し、パンパンに膨れ上がっていた。
針でも刺されようものなら破裂しそうだった。

「一旦、リセットしよう」
今思えば、ほかにも方法はあったと思うが、そのときの私には仕事を辞めて仕切り直すことしか考えられなかった。
このとき、ちょうど30歳。

ここから2〜3年、楽しいことも辛いこともひっくるめて、初めての経験をたくさんした。
自分らしい生き方について何度も考えた。

そんなとき、「和太鼓」に出あった。
体にいいことをしたいけど、ジムだと続かない。
楽しく続けられることはないか…と探していたところ、和太鼓に行き着いた。
しかし…20年近く続けるほどハマってしまうとは思っていなかったな。
(いや、できることなら一生、太鼓打ちでいたい)

前段が長くなってしまいましたが、要するに
りんたろーさんにとっての美容=私にとっての和太鼓 なんだな、と。
和太鼓を始めてからというもの、自分の体の状態に敏感になった。
レッスンを休みたくないから、「健康でいよう」と気を配るようになった。
レッスンに行く時間を作るため、仕事にもさらに意欲的に取り組むようになった…などなど。
心身ともに本当に健やかになったと思う。

コロナ禍以前は、レッスン後に仲間と飲みに行くのも楽しみのひとつだった。
ところが…年齢や体質のせいか「コレステロール値が高い」と指摘を受けた。
しかも、心臓の働きが人より少し弱いので、なおさらコレステロール値を下げる必要がある、と。
判明したのは、ちょうどコロナによる自粛期間のころ。
やはり太鼓を打てなくなると困るので、人生初「食生活の見直し」に乗り出した。

時同じくして、
りんたろーさんも自炊や生活の見直しを始めていた。
勝手ながら、同志の気持ちで、食生活の見直しに精を出した。
『VOCE』で紹介されていた美活スープやサラダチキンなど、よく作りました。
おかげさまで、コレステロール値は下がり、体重も9kg減。
私も洋服が好きなので、スッキリ着られるようになったこともうれしい♪
今は「体型は4〜5年キープしないと簡単にリバウンドする」を肝に銘じて、生活しています。

『自分を大切にする練習』を読み終えて、改めて思う。
りんたろーさんにしても、かねちーにしても、
等身大の思いや考えを語ってくれて、
「ともに歩んでいる」気持ちにさせてくれる。
歩む道は違えど、それが私にとっては心強く、
よりよく生きる力につながっている。

私には願うことくらいしかできないけれど、
りんたろーさんとかねちーが末永く、
芸人として、一人の人間として、健やかでありますように。

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