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お戯れは終わらない ~イグナッツ!!LIVE~

EXITとCreepy Nutsで『イグナッツ!!』

それは、ジャンルは違えど言葉を巧みに操り人気を博すEXITとCreepy Nutsのワードセンスをあらゆる角度から味わえる深夜番組。
それは、少年の心を抱き続けているオトナたちの溜まり場。
…というか、私にとって『イグナッツ!!』は、
4人の少年が深夜に妄想を繰り広げてはしゃいだり、ぽろっと出てしまった本音にみんながちょっぴり熱くなったりするのを、一緒にはしゃいだり、「アホだな」と思いつつも微笑ましく見守ったり、「そっか、そっか」と寄り添ったりしながら楽しむ番組でした。
大学時代、バイト仲間の男子たちに抱いていた感覚や、青春時代のとりとめのない感じがよみがえるような時間でした。
正直に言ってしまうと、EXITのレギュラー番組の中で最も好きな番組。
なのに、3月いっぱいで終了してしまうなんて……残念でなりません。

2022年2月23日 番組初のイベント『イグナッツ!! LIVE ~生業ブッかま!!2022~』開催

ありがたいことに夜公演を会場で楽しませていただきました。
時世柄、声は出せないけれど、そのぶん全身で【大好き】と【ありがとう】を伝えようと会場へ。EXITのミニアルバム『GENESIS』と、このイベントを機に購入したCreepy Nutsのアルバム『CASE』を交互に聴きながら向かいました。

最初のコーナーは、お題に対して思うところを10文字で表現する【10文字委員会】

お題は【ライブ】。4人の回答は、それぞれ言葉は違いましたが、「生命を維持する場」「自己をさらけ出す場」というものでした。

これには強い関心と深い納得で、前のめりぎみに。私のような一般人が共感するのはおこがましいと重々承知していますが、私が人前で和太鼓を演奏するときも同じような気持ちなのです。それは、プロの和太鼓奏者である先生から教わったこと。「板の上に立ったらプロもアマも関係ない。真剣勝負しろ。優等生みたいな演奏はいらない。エネルギーを出せ。時間とお金を使って来てくださっているお客さまに向けて何かを伝えろ」。
そういう気持ちで演奏するようになり、考えてみたことがあります。それは、逆に「観客がどんなふうに観ていたら、板の上でパフォーマンスする人はテンションやモチベーションが上がるか」ということ。私が思うに、観客も感情をさらけ出して楽しむことなんじゃないかな、と。今はできないけれどコール&レスポンスはそのひとつだと思うし、Rさんが言っていた「共犯関係」も同じような意味合いなのではないかと私は考えます。

(余談が過ぎました…)

続いてEXITの「漫才」
1本目【Creepy Nuts漫才】。「保存版にしたい」というほどCreepyさん大喜び。Creepyさんのファンの方々にも喜んでいただけたのではないかな…と思います。個人的にはCreepyさんの楽曲をもっと知っておけばよかったな…と思いましたが、楽曲名を相撲になぞらえていくところが、意外性があっておもしろかったです。♪押し出しのうた~
EXIT一度はけたものの、わりとすぐ出てきて2本目【ドライブデート】。りんたろーさんの熱愛報道イジリで始まりました 笑。観たことのあるネタですが、何度観てもエアバッグとか、タカシとか、笑っちゃいます。
またはけて、さすがに次は何か別のことが始まるかな…と思いきや、再びEXIT登場。これだけで、なんか笑ってしまいました。
3本目【クスヒー(某コーヒーチェーン店)】。MacBookたたいているだけの人とか、ランプに寄ってくる虫とか、ツボでした 笑。
やっぱり漫才も生のほうが一層おもしろく感じます!

続いてEXITの楽曲『SUPER STAR』を、松永さんとのコラボでパフォーマンス

そして、Creepy Nutsのライブ
『SUPER STAR』の詞にある「自分主演ストーリー」を受けてのことだと思いますが、RさんのMC「今日はみなさんが主演、俺たちが助演でございます」で、1曲目は『助演男優賞』。
Rさんも、Creepy Nutsのライブ初体験のEXITファンを気づかってくださり、手を上げる、手拍子など、何度も促してくださる。おかげで、ライブの一体感を汗だくになるほど楽しむことができました。
初めて聴いた『サントラ』は、サビの曲も詞も心に熱く響いて涙が溢れてきました。

(ガマンしようと思えばできるけれど、どこまでもさらけ出してしまえ…)

さらに、RさんのMC。EXITとは真逆の2組と言われていたけど、共演するうちに、実は表現の仕方が違うだけでライブに対する想いや表現したいものという根っこは同じなんだと知った。だから、自分や松永のことを書いた詞がEXITにも当てはまるような気がする。そして、自分はこれまでジャンルやカテゴリーなどで人を区別してきて、根っこにある想いは同じなのに表現の仕方の違いでぶつかったりしてきたんだろうな…と考えるようにもなった。そういう意味で、EXITとのライブだからこそ歌いたい、と『Bad Orangez』へ。

(あぁ、兼近さんの小説『むき出し』にも同じようなことが書かれていたなあ。『Bad Orangez』、最もライブで聴いてみたいと思っていた曲だ。なんとなく、かねちーと重なるんだよな。あぁ、涙が止まらない…)

そして、EXITも加わり『かつて天才だった俺たちへ』『のびしろ』
それはもう大盛り上がりで、幕を閉じました。

心のトビラ大解放の心地よくて贅沢な時間でした。
りんたろーさん、かねちー、松永さん、Rさん、そしてスタッフの皆さま、本当にありがとうございました。

『イグナッツ!!』が終わってしまうのは寂しいけれど、【昔ばなし勝手に続編選手権】の如く EXIT × Creepy Nuts が戯れにオリジナリティ溢れる続編を紡いでくれることを心から期待しています!

(長い長い駄文、失礼しました…)

#イグナッツ #イグナッツライブ #イグナッツLIVE #EXIT #CreepyNuts

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