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Repeat / セルフライナーノーツ

gnkosaiBAND
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聞かせたい話があるんだ 素敵な時間になるはずさ
暖かいコーヒーを淹れよう 砂糖とミルクは必要ないね
言われなくても理解ってる

音での会話に夢中な僕らは 息もできない景色の中で暮らす
言葉にならない 会話も要らない そんな瞬間は
声に出して話していればこそ感じられる 当たり前なミラクル
言葉の人よ もっと聞かせて だってその声が一番 素晴らしい

モノの役には立たない言葉が 何処かでヒトの役には立ってる
イイことあったら教えてね 嫌なことあったら聞くけどさ
やっぱイイことあったら教えてね
隣の人よ もっと聞かせて だってその声が一番 愛おしい

あたたかいと冷たいのそれぞれ
二つずつに分けたら 合計四つ
一つずつを味わい暮らす
喜びと悲しみのそれぞれ
二つずつに分けたら 合計四つ
一つずつを大切に暮らす
贅沢と質素のそれぞれ
二つずつに分けたら 合計四つ
一つずつを贅沢に暮らそう

永遠と瞬間のそれぞれ
二つずつに分けたら
朗読 それはPoetryReading
そんな孤独 から抜け出し
誰かと始める 声とリーディング

以下、解説。

アルバムRepeatは、足立氏と二人の作業で創り上げた。
追われていた感は特になかったが、なんだかまるでラブソング(※1)のようだから
疲れていたのかもしれない。笑
書き溜めていた言葉の数々をコラージュ、
切り貼りしながら一つの詩に仕上げるパターン。
フックはあるけどあまり意識していない。
前半戦、段と共に展開していく。
話しかけるイメージの冒頭、当然、1人ではなく、
あえて言葉にする必要もない様な日常の一部から始まる。

バンドでの演奏を元に、その奇跡的な関係性をあえて言葉にした二段目は
赤の他人4人が集まり続けられることへの感謝。

二段目へのアンサー的な三段目。
あくまでも会話があってこそ。人と会って話そうぜ。
というメッセージを、
朗読、について向き合う何度目かのタイミングだった事もあり
実際に存在するとある女性を、「言葉の人」として登場させた。
声あっての会話、当たり前の様でいて、実はとても恵まれている。
皆の声は素晴らしい、愛おしい声は人それぞれ。
ただそれだけで進んでいく。

四段目はとりあえず割り算。。。
なぜそれぞれを二つに割る必要があったのだろう。
とりあえず響きとリズムにハメた感が半端ない。
喜びと悲しみの〜 の下りなんかもう、ありきたりにも程があってウケる。
からの 永遠と瞬間の〜 の下り。
完全に思いついていなかったとしか思えない。

と まぁ冗談ですよ、冗談。

ソロ名義の「朗読と孤独」という楽曲に対し、
大きなアンサー曲にしたかったのだが、
そんな孤独から抜け出し〜 という一節で
まだ始まってもないやないかーい。
一人で出来るわけないやないかーい。
というメッセージをひたすらに妄想し書いた詩なのである。
孤独は決して悪いコトではないよ。

※1 基本的にgnkosaiBANDは全曲ラブソング。
この場合はラブソングの様なものという意味。

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