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短くも濃い活動をしているバーチャル・タレント・アカデミー

2021年末から活動を始めたバーチャル・タレント・アカデミー。視聴者の視点からVTAの半年を振り返りつつ、デビューしたVTA一期生の活動を思い出してみた。

記事を書き始めた最中の朗報

「VTAも春休みになったことだし、VTAに関する記事を書こう」と思い立ち、5割程書いて放置していた最中のニュースだった。

【「にじさんじ」新たに3名がライバーデビュー!】
「Ranunculus(ラナンキュラス)」として、本日3/16(水)より3名がライバーデビュー!』

https://twitter.com/nijisanji_app/status/1503929332271443969

私は嬉しさと優越感を感じると同時に、すぐにでも記事を完成させようと思った。

今回の見出し画像はこちらのツイートより引用しました。一期生が集合している数少ない動画の一つ。

活動の軌跡

まずは開始から順に主な活動を振り返ってみた。

2021年11月
公式SNSチャンネル稼動開始(YouTube Twitter)
毎週木曜日か金曜日に30分の配信&翌週月曜日に振り返りツイート(3週目以降画像付きツイート)

➜VTA生共通の公式SNSということもあり、定期的な発信に限られた。主な発信は、①動画概要欄の記載②毎週30分の配信③配信後の動画コメント欄へ振り返り投稿④翌週の近況ツイートの4つである。④では風景写真,料理の写真や手描きのイラスト(直筆の文字)をツイートするなど日常の一場面を垣間見られる。

2021年12月
中旬から約1ヵ月の冬休み期間につき配信休止

➜学校という機関ということもあり、VTA生にとって初めての長期休暇。

2022年01月 冬休み期間中にショート動画を投稿

➜歌ってみたや弾いてみた、ゲームプレイのクリップ、自身の配信の切り抜き、ネタ系動画など多種多様のショート動画が見られる。

2022年02月 下旬に初のコラボ配信&1時間の配信

➜同じクラスの同性同士で配信をする。2週に渡り、それぞれホスト(進行)役とゲスト役を交代して行われた。

2022年03月
第2週の配信を最後に春休み突入
(次回の配信は翌月中旬を予定とのこと)
今年度最後の配信を前に10分未満の動画を投稿
第4週に3人がデビュー

➜VTA生のクラス

一期生(2021年度入学者)のクラス編成は、1組と2組の2クラス編成。前者は金曜日に配信、後者は木曜日に配信していた。VTA生の話を聞くに、歌唱練習やダンスレッスンや演技指導は合同で行われている。今回卒業した天ヶ瀬むゆ、先斗寧は1組、海妹四葉は2組に在籍していた。

➜養成課程で培ったことの実践する日々

ゼロから配信に関する知識を教えられた彼らの活動は、しっかりと形になっている。時間管理、蓋絵、画面転換など配信画面に関することから、自ら2種の動画を編集するなど配信者としてのノウハウが身についている。さらにダンスレッスン、演技指導なども行っていることからデビュー後のボイスなどを見据えたトレーニングなのかもしれない。

➜配信アーカイブを見ていた一人の視聴者として

リアルタイムで視聴していなかったが、時間があればアーカイブを見ていた。彼女たちを含めて、VTA一期生は養成課程で学んだことを配信などで反映していた。それがよくわかるのは、「配信の概要欄」だと思う。数少ない発信できる媒体の中で、字数に制限なく自身の言葉で表現できるのが概要欄であった。配信や企画の説明に加え自身の近況が書かれていて、(配信の前日には待機所がつくられていたので)配信のある前日に概要欄を読むのが私の楽しみであった。
彼女たちもまた特徴的な概要欄であった。(卒業するにあたりVTA生の時の配信はすべて非公開になっています。彼女たちがVTAでの配信を話題にしないなら、直接言及しようとは考えていません。この場限りの話題として、心のうちに留めておいてください。)先斗寧嬢は、概要欄の最初の行が必ず「(名乗り)口上」であった。VTAでの活動当初から口上を使っており、視聴者も難読の名前を分かりやすく覚えられたはずだ。天ヶ瀬むゆ嬢は、「感情の摂取」と題した作品レビューを書いていた。アニメや映画など話題になった作品に対して、彼女なりの感想を毎回書いていた。彼女の感想文が見られないことは残念でならない。海妹四葉嬢は、概要欄の一番下に「一行日記」を書いていた。何気ない生活の中で楽しかったこと嬉しかったことが短く書かれていて、概要欄を最後まで目を通した視聴者だけが見つけられる特別感があった。
この3人を取り上げたのも、卒業に際しての思い出を述べたに過ぎない。今後他の一期生がデビューした時にも、彼らの思い出を書きたいと思う。

さいごに

配信をリアルタイムで視聴していた人やアーカイブの動画を見ていた人は彼女らがデビューする喜びはひとしおだろう。初配信前から彼女らを知る視聴者がいるのはこれまでにないイレギュラーであるが、VTAで研鑽を積んできた3人のこれからの活動は、VTA卒業生の先駆者として見守っていきたい。

追記➜Twitterで発信された他の動画も共有!