図3

2017年1~3月環境 十二獣ミラー Ver.1.0

「遊戯王は引退したけど遊戯王をしたい!」といったワガママな私の声にお応えして、お友達と気軽に遊べる『2017年1~3月環境 十二獣ミラー』を作成しました。
ちなみに上のサムネイルのイラストは十二獣ヴァイパーです。ヴァイパーの効果はダメージステップでは発動できないので注意しましょう。

このゲートボールでは、2017年1~3月間に流行したデッキ【十二獣】のミラーマッチを再現することができます。大まかなルールについては以下をご参照ください。

プレイ人数:2人
適応リミットレギュレーション: 2017年1月1日 (天キ、ベイゴマ等が制限)
使用可能パック:~ MAXIMUM CRISIS (ライカ、灰流うらら等が収録)
適応ルール:マスタールール3 (先行ドローなし)

では、具体的な遊び方について説明していきます。


1. デッキ構築

この『2017年1~3月環境 十二獣ミラー』では、こちらが用意した85枚(メイン:65枚、エクストラ:20枚)の束を2人にそれぞれ1つずつお渡しして、その中から自由にデッキを構築していただきます。
以下がこちらで用意しているカードプールとなります。

画像7

// モンスター(27枚)
3 十二獣サラブレード
3 十二獣モルモラット
3 十二獣ヴァイパー
2 十二獣ラム // 3枚に増量予定
1 十二獣ラビーナ
3 増殖するG
3 飛翔するG // 2枚に削減予定
3 灰流うらら
3 幽鬼うさぎ
1 粘糸壊獣クモグス
1 海亀壊獣ガメシエル
1 怒炎壊獣ドゴラン

画像7

// 魔法(27枚)
1 ハーピィの羽根帚
1 ブラック・ホール
1 死者蘇生
1 ソウル・チャージ
1 貪欲な壺
1 強欲で貪欲な壺 // 3枚に増量予定
3 妨げられた壊獣の眠り
3 コズミック・サイクロン
3 エネミーコントローラー
3 月の書
3 我が身を盾に
2 ツイン・ツイスター
// 皆既日蝕の書 追加検討
3 十二獣の会局
1 炎舞-「天キ」

画像7

// 罠 (11枚)
3 次元障壁
3 激流葬
2 砂塵のバリア -ダスト・フォース-
1 十二獣の方号
1 神の警告
1 神の宣告

画像7

// エクストラ(20枚)
3 十二獣ドランシア
3 十二獣ブルホーン
2 十二獣タイグリス
2 十二獣ハマーコング
2 十二獣ワイルドボウ
2 十二獣ライカ
2 ダイガスタ・エメラル
1 ガガガザムライ
1 暗遷士カンゴルゴーム // 削除予定
// 1 魁炎星王-ソウコ 追加予定
1 スターダスト・チャージ・ウォリアー
1 ゴヨウ・プレデター


また、「どうやってデッキを組めばいいか分からない……!」という方のために、こちらでサンプルリストをご用意いたしました。

画像6

// モンスター(19枚)
3 十二獣サラブレード
3 十二獣モルモラット
3 十二獣ヴァイパー
1 十二獣ラム
1 十二獣ラビーナ
3 増殖するG
3 幽鬼うさぎ
2 灰流うらら

// 魔法(17枚)
1 ハーピィの羽根帚
1 ブラック・ホール
1 死者蘇生
1 強欲で貪欲な壺
3 月の書
2 コズミック・サイクロン
2 我が身を盾に
1 ツイン・ツイスター
1 エネミーコントローラー
3 十二獣の会局
1 炎舞-「天キ」

// 罠(4枚)
3 次元障壁
1 十二獣の方合

// エクストラ(15枚)
2 十二獣ドランシア
2 十二獣ブルホーン
2 十二獣タイグリス
2 十二獣ハマーコング
2 十二獣ライカ
1 十二獣ワイルドボウ
2 ダイガスタ・エメラル
1 ガガガザムライ
1 スターダスト・チャージ・ウォリアー

十二獣ミラー初心者の方や、手間をかけずにサクッと遊びたい方はこちらのリストをお使いください。
このリスト外のカードのインナースリーブには紫のシールが貼られているため、このシールが貼られているカードを端に避けるだけですぐにサンプルリストをご使用いただけます。

図1

また、上記のカードプールはこれからも随時更新していく予定です。「これ入れた方が良くない?」「これは要らなくない?」といった意見があれば気軽にお声掛けください。


2.シングル/マッチ

「短時間でサクッとやりたいからシングル戦(BO1)がいい」
「ガッツリやりたいからマッチ戦(BO3)がいい」
恐らくどちらも一定数いらっしゃるので、シングル戦とマッチ戦それぞれに簡単なルールを設けました。
ただ、必ず以下のルールに従う必要があるというワケではないので、あくまで一つの指針として捉えていただけたらと思います。

<シングル戦>
先攻と後攻を決めてから、定められたカードプールの中からメインデッキ、エクストラデッキをそれぞれ構築し、試合を行う。
<マッチ戦>
2本先取制とする。定められたカードプールの中からメインデッキ、サイドデッキ、エクストラデッキをそれぞれ構築した後、先攻と後攻を決め、試合を行う。

大きな差は「先攻と後攻を決めるタイミング」です。

このシングル戦とマッチ戦のルールの差は、【十二獣】というデッキとそのミラーマッチの性質によるものです。
この【十二獣】というデッキは不純物がとても少なく安定性こそ抜群に高いものの、展開の終着点がドランシアであるため、先手側による圧力がそこまで強くありません。
もちろん、ドランシア+αを先に構えられる先手側が有利であることは間違いありませんが、後手側がケアも交えながら伏せや手札誘発を綺麗に踏み抜いたり、時にはパワーカードを叩きつけることによって、十分に「捲り」を発生させることができます。

図7

また、このミラーマッチでは、先攻で強いカード(灰流うらら、神の宣告など)と、後攻で強いカード(壊獣、エネコンなど)が明確に分かれていることも特徴的です。

つまり、このミラーマッチは双方がこれらのカードをぶつけ合って「どのように押し切るか」「どのように捲るか」を争うゲームであり、それがこの十二獣ミラー最大の魅力であると言えます。

ですが、もしシングル戦でデッキを構築したあとに先攻と後攻を決めてしまうと「先手後手と手札が噛み合わなくて終わった」といったことが多々発生してしまいます。一発勝負でありながら単純に手札が噛み合わなくて負けたというのは、シングル戦による手軽さと不純物が少ないという十二獣の魅力の両方を潰してしまっているため、ゲームとしては好ましくありません。

逆に、マッチ戦でメインデッキを構築する前に先手と後手を決めてしまうと「デッキを先手に寄せたけど後手を引いて破産した」といったデッキの構築段階で発生するリスクを完全に無視することができてしまいます。ガッツリと遊ぶことができるマッチ戦では、広いカードプールを活かして構築段階から勝負をして欲しいと思っています。そのため、一本目が始まる前から先手後手の裏目が無いというのはゲームとして不健全であり、また当時の環境の再現とも言えないでしょう。

これらのバランスを取るために上記のようなルールを設けています。


3.さいごに

2019年10月に会局、2020年1月にドランシアが制限カードに復帰し、十二獣は少しずつかつての姿を取り戻しつつあります。
しかし、未だにブルホーンを特殊召喚することも、モルモラットからモルモラットを特殊召喚することも叶わぬままです。それは、彼らが生み出した一強環境の罪を考えれば当然の報いとも言えます。
ですが、今でもプレイヤーからは「環境自体はクソだったけどミラーに関しては面白かった」といった声も多く聞こえますし、環境当時から「数年後にはゲートボールで活躍してそう」といった意見も見受けられました。

04環境をきっかけとして、変異カオスミラーや旋風BFミラー、更にはRevival Cupの開催など、ゲートボールという遊び方は日々多様性を増しています。

そして気づけば、あれほど騒がれた十二獣環境から3年もの月日が経ちました。この十二獣もとうとうゲートボールの領域に足を踏み入れたのではないでしょうか。

私自身もまだカードプールやルールの調整を行っている真っ最中であり、『2017年1~3月環境 十二獣ミラー』がゲートボールとして完成するのはまだまだ先の話です。この記事では Ver.1.0 などと謳っていますが、実はまだ正式リリースにも満たないベータ版のようなものなのかもしれません。
ですので、少しでも多くの方たちにこのゲートボールをプレイしていただき、デバッグの手助けをしていただくと同時に、相手のドランシア効果にチェーンしてエネコンでパクろうとして障壁を撃たれて破産するといった苦い経験をしてもらえたらなと思います。

カードプールについての要望や、その他ご意見等があればお気軽に @Gninallman_3 にお寄せください。

ご覧いただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?