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「○○まん」にあいそうなもの

今日の晩ごはんはピザまんであった。
やっぱり温かいものを腹に入れると満足感が違う。
パン売り場に置いてあるものの中でも比較的満足度の高い商品なので今後も買っていくだろうと思う。

ところで、肉まんをベースとするこの手の「○○まん」には色々なバリエーションがある。
あんまん、ピザまん、カレーまん、豚まんなんかがポピュラーだろうか。
これだけ種類があると、もっと他にあいそうな組み合わせがないか探してみたくなる。

カレーまんがあるならビーフシチューも当然合うだろう。
この手の濃厚なソースともちもちな生地の組み合わせは抜群に違いない。
ハンバーグなんかが入っていても食べ応えがありそうだ。むしろ今までないのが不思議なくらいにはさっと思いつく組み合わせである。
麻婆系の餡が入っていても面白いだろう。現状で回っているこれらの商品の中にピリ辛系はあまりない気がする。寒い時期によく売れる商品だし、多少の辛さがあっても面白いと思うのだが。

と、ここまで考えてみて疑問が二つ思い浮かんだ。
まず、ニートの私でも思いつくような組み合わせがなぜ「○○まん」にはあまりないのかということ。
もちろん私は積極的に調べたわけでもなければ「○○まん」が特別好きだというわけでもないが、商品に変化がなさすぎるように感じる。
先ほど挙げたポピュラーな例がもう十数年は売り場に居座り続けているのではないだろうか。それだけ時間があれば新たに商品が開発されてもおかしくないような気がする。現状の組み合わせで完成形ということなのだろうか。

もう一つの疑問……というか、これは先の疑問と重複する部分もあるのだが、「○○まん」と「○○バーガー」はごく似た商品に思えるのに、なぜこれほどまでにバリエーションに差があるのだろうか。
バーガー系の商品は毎年のように何か新商品を売り出しているイメージがある。Twitterなんかでも頻繁にキャンペーンなんかをやっている。
それに比べて○○まんは先も述べたようにレパートリーに広がりがない。毎年同じ商品が毎年同じだけ売れている。

これらの疑問について一つの仮説を出してみるとするならば、「バーガーには主体となる企業があり、○○まんにはそれがない」というふうに言えるだろう。
ハンバーガーといえばファストフードの代名詞、マクドナルドにモスバーガーにバーガーキングにと色々な企業が開発運営をしている。
一方○○まんはファストフードとは呼び難い食品である。コンビニのレジ前でおなじみの商品ではあるが、「○○まんといえばこの企業」と呼べるような専門店は聞いたことがない。
この違いがレパートリーの広さに影響しているのではないかと考えられる。

ハンバーガーはファストフード店で、○○まんはコンビニや総菜パン売り場でと、それぞれ活躍の場が異なるので、現状に落ち着いたのも妥当ではあると思う。
私は敢えてファストフード店に行くことが滅多にないので、専ら後者に世話になることが多い。バリエーションには欠けるが、やはり安心感のある食品であり、今の状態に特別文句があったりするわけではないのだ。

しかし、急に新商品なんかが出てきたらやっぱり買ってしまうだろうと思う。
目新しさのある○○まんの新商品、いつの日か総菜パン売り場で見えるときが来るだろうか。

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