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LINEスタンプ 公開までの道のり

はじめまして!プロダクトデザイン部UIデザインGのピエール高木です。

現在、UIデザインチームのリーダーと軽音楽部のバンドUIUX JAPANのベーシストを兼務しています。

前回の投稿にもあったように、ぐるなびは今、新たな変革期にあると思います。

その中で、昨年末にデザイングループでLINEスタンプをリリースしましたので、そのプロセスをまとめました。

プロジェクト発足の経緯と目的

基本的に、WEBサービスを運用するには、開発のリソースも案件に左右されます。 その中で、まずデザイナーだけで完結できる案件はないかと、メンバーが起案したのがきっかけでした。

さらに、LINEスタンプならデザイナーだけで収益化を測れたり、
プロジェクトの合間などのリソースを有効活用していきたい、という背景もあります。

結果としてスキルやモチベーションの向上、さらにはグループの社内外認知、という目的としてプロジェクトをスタートしました。
固いことを言いましたが、楽しんでモチベーションあげて取り組もう〜!ってものです。

プロジェクトを進めるにあたり、まずはSNSの運用をしている企画チームに相談し、社内のアカウント申請や作成後の承認・プロモーション方法など多くのアドバイスをいただきました。

アカウントを作成し、売り上げに関しては経理と調整し、プロジェクトを進められそうな雰囲気が出てきました。


集った戦士たち

声をかけてみると、総勢8名、我こそはと集まりました。

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制作プロセスは以下の2通りで進行しました。

・「ターゲット、利用シーン」から考える
・「キャラクター」から考える


まずはLINEスタンプ市場の調査です。
実際に売れているスタンプを見ながらディスカッションしました。

調べていく中で、LINE STOREから検索して購入する割合は少なく、
実際にチャットの中で友人が使用したスタンプ経路で購入するという割合が圧倒的に多いということがわかりました。

なので、使ってもらい拡散するためには、どのようなアウトプットが適切かを検討しました。


「ターゲット・利用シーン」から考える

どんな時に使うのか「ターゲット」と「利用シーン」を洗い出しました。
メンバーそれぞれが案を出し、グルーピングしていきました。

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沢山出ましたが、その中で以下を選んで進めました。

・「恋人や夫婦」と「喧嘩をした」時に使う
・「女の子の友だち」と「料理を決める」時に使う
・「職場の同僚」と「連絡する」時に使う

その結果、こういったアウトプットにつながりました。

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「キャラクター」から考える

調査を進める中で、売れているスタンプの傾向がわかりました

・女性には白くて丸いキャラが人気
・動物のキャラが人気
・シュールなキャラが人気
・どんな感情なのかわからないような表情が人気

これらの傾向とそれぞれの嗜好も反映させ、アウトプットにつながりました。

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また、ラフの段階で、知財と法務にも確認をいただきました。


知財
すでに世に存在しているキャラ(名前や形状)と被りがないか調査してもらい、作成したキャラの基本ポーズで、商標登録をお願いしました。
法務
炎上リスクも考え、NGな表現(ハラスメント観点、ダイバーシティ観点、ブラックな表現の有無、など過度な表現)がないかを確認してもらいました。


無事リリースを終えて、その後のプロモーション時には、企画や広報の方々ともやりとりさせていただき、 結果的に、社内で多くの組織と関わることが出来ました。


最後に

結果的に、ディテールにこだわり個数も32~40個と沢山作ったことと、
それぞれが心の中で「売れてやる」と普段の案件ではあまり経験できない競争意識?も芽生えたことが良かったと思います。


また、リリース後のスタンプの売り上げや、使われているスタンプのデータを参考に、以下2点のスタンプも作成し、今後リリースされる予定です。

動くよ!たべもの

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みんなのごはん太郎スタンプ    by  みんなのごはん

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リリース済みのLINEスタンプは以下より確認・購入できます。
ぜひ活用ください!


それでは皆さん、またいつか!

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現在、UIデザイングループでは、一緒に働く仲間を募集しています!   ジョイナス!


次回はUXデザイナーより、ぐるなびの大事な役目を担う存在「店舗ページ」のリニューアルについてお送りする予定です。

次回もお楽しみに!

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