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新大久保で一番中国に近い場所 インターネットカフェ「華風網吧」

コリアンタウンを始めとした、多国籍な街として有名な新大久保界隈

最近の韓流ブームやタピオカ、チーズハットグのSNSでの流行もあり、休日になれば中学生から大学生まで女子たちでひしめき合うインスタ映えの権化のような街だと認識してる人も少なくないだろう。

新大久保はもともと、戦時中に朝鮮半島にいた人たちが移民して来て、闇市と共に発展したとも言われている。

その後、アジア系・中東系の移民が移住し、多国籍の代名詞へと発展した。

そんな国際色豊かな場所で、アングラな雰囲気を垂れ流す超ディープなスポットを発見した。

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一見すると中国人が多いこの街に対応した、中国語でも書かれているネットカフェの看板だが、着目すべきはその値段である。

12時間 1000円

参考までに新大久保にあるネットカフェの12時間の料金は2200円である。半額以下とは明らかに破格だ。

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入り口を覗いても看板以外に日本語は一切書いていない。ここは日本なのだろうか
見ただけで分かる怪しげでディープな雰囲気
この溢れ出る怪しいオーラに吸い寄せられて、思わず入店した。

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階段を登ると、薄暗い店内に長机がいくつもあり、ゲーミングPCと思われるマシンがいくつも並んでいるスタイルだった。
日本のよくあるネットカフェとは違い、オフィスやサテライト予備校のような雰囲気である。

中のオヤジから中国語で何か言われるが、何を言っているかさっぱり分からない。
何度か聞き返すと、「日本人?」と片言の日本語で言われ、日本人は利用できないのかと不安になったが、日本人でも利用できるっぽい。
料金は前払い制らしく、発券機でチケットを購入して使う方式のようだ。

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発券機がヤバい

ラーメン二郎の食券のような発券機だが、よく見なくてもそれはタバコの自販機である。普通にタバコも売っており、最初に並んでいるのが日本の大学生も御用達のマルボロ アイスブラストとシトラスメンソールなのがめちゃくちゃ良い。

ここで利用する時間を選んでお金を払うと白い箱の中に英数字が書かれたペラ紙が入っている。後に説明されたが、PCを利用するためのIDとパスワードなので捨てないように気をつけよう。

タバコの自販機なので、タスポをかざさないと買えないが、田舎ヤンキー御用達の自販機よろしく、横にぶら下がっているので、持っていない人や愛煙家以外も安心の設計。

会員ではないため、身分証を渡して登録してもらい、利用開始だ。

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自分は愛煙家のため、喫煙席を利用した。ちなみに喫煙席と禁煙席の違いは灰皿のみだ。ワロタ

ログインすると中華版Steamみたいなのが起動して、色々なゲームが並ぶ。
日本でも人気の『荒野行動』や『Apex Legends』などもある。
Apexは自分の持っているアカウントでログインを試みたが、中国語で何か書かれて弾かれたので、プレイできていない。

もちろんOSも表示も中国語で、OSはなんとWindows7だった。
セキュリティ的にヤバそう...

中国国内ではGoogleやTwitterはアクセスができないが、普通に使えたので日本の回線を使っている。

マウス・キーボード・ヘッドホンがAliexpressで激安で売っているものっぽくて味わい深い。

店内を眺めると、日本人は私だけで他は全員20歳前後の中国人だった。
友達グループで利用してるっぽい人もいて、終始絶叫しながらPUBGをプレイしている。

アジアのネットカフェはオンラインゲームをするゲーセンのような場所なので、ここもその例に漏れず留学生がたむろする場所らしい。
平日の23時の時点で店内には10人以上の若者が集っていた。

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トイレにある灰皿が何とも言えない異国の治安の悪さを演出している。

日本のネットカフェのようにドリンクバーはないので、皆2Lのペットボトルを持ち込んだり、テイクアウトの飯を持ち込んで利用していた。

1時間利用して、「あ~日本に帰りたい...」と留学生のような感情になったところで退店したらここは東京だと思い知った。

日本にいながら中国にどっぷり浸かれるディープなスポット、刺激が欲しい人や、東京に来て時間を潰す場所を探してる人は是非足を運んでみてほしい

以下ネットカフェのマシンのスクショ8枚。どんなコンテンツが利用できるか気になる人向け

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