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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
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『Outer Wilds』航行日誌

1日目
 研修を終えていざ宇宙へ!と思った次の瞬間、船底部が故障したと通知が来た。眼前には木と草がある。どうやら離陸に失敗して近くの草木に突っ込んだらしい。最悪の船出になった。

まずは巨人の大海に行ったらしいGabbroを追うことにした。巨人の大海は惑星全体が嵐に囲まれていた。着陸をためらって周囲を航行していると、細長く奇妙な建造物を見つけたので着陸した。ここにGabbroが居るのか?

建造物の内部は空洞になっていた。奥にある光る装置を偶然動かしてしまった。動かしてしまった装置は扉のロックのようなものだったらしい。三つ穴があったので、一つ覗いてみたが道が塞がっていた。隙間から偵察機を送ってスナップショットをいくつか撮ったが、まるでなにも分からなかった。どうやらこの建造物にGabbroは居ないようだ。意を決して惑星の嵐を突っ切ることにする。

着陸できた!近くに高い塔がそびえ立っている。ここにGabbroが居るのか?外壁をつたって登れそうだ。

 キャンプファイヤーの前で目が覚めた。オレは死んだのか?みんな今日オレが宇宙に出発すると言っている。どうなっているんだ?さっき(さっきのハズだ)塔を昇ったが Gabbro は居なかった。辺りが真っ暗になって、それからものスゴい音と光がした。

なんだが恐ろしくなったので、木の炉辺を少しうろつくことにする。木の炉辺にあるNomaiの廃墟に来た。光る渦巻きが二つ。この装置はどういう用途なんだろう。アーチの向こうを調べてみるか。

 また戻ってきた。あのあと、Nomai が採掘場 2b と呼んでいた場所を調べていたら、また大きな音と光を感じた。あの音と光はなんなんだ?どうせここに戻ってくるのなら、まずはそれを確かめたい。

 音と光の正体が分かった。太陽の超新星爆発だ。なんてこった。そんなもの、どうやって止めればいいんだ。このタイムループと超新星爆発は関係があるのだろうか。今度こそGabbroに会いに行こう。あの眼を開いた Nomai 像について情報が欲しい。

どうにか落ち着いた。巨人の大海に着陸しようとしていたら船体が激しく揺れて、アラートが鳴り響いた。まさかあの細長い建造物に衝突してしまうとは。おかげで海面で探査艇を修理するハメになった。デカい渦に巻き込まれないかヒヤヒヤしたぞ。ちくしょう。

Gabbroに会うことができた。彼はタイムループを認識していた!やはりあの像が関係しているらしい。会話中、激しい音で体が宙に浮いた。あの渦に巻き込まれたようだ。こんなところで寝転がってるなんて、Gabbro は正気じゃない。あやうく宇宙に放り出されるところだったし、探査艇は流されかけていた。ところで、ここはどこだろう。流されかけていた探査艇に慌てて乗り込んで、目に付いた小島に着陸したのだが……

5回目(回数を書くことにした)(もはや日誌ではないな)
 あのにっくき細長い建造物は軌道探査砲と言うらしい。Nomai はアレを使ってなにかを調査しようとしていたようだ。他にもタイムループに気付いている者がいるか確かめたい。アトルロックに住む Esker に会おう。歩いて行ける場所に居るのだろうか?

6回目
 ……どうやら、上から降ってきた発射台に押し潰されたらしい。周辺をうろついてみて、どうやらすぐ近くに Esker が居ないようだったので、探査艇に戻ろうとしたら発射台が見当たらなくて、それで頭に衝撃が走って……今頃になって恐怖心が湧いてきた。時間が巻き戻る条件はオレが死ぬことなのかもしれない。となれば、可能であれば太陽の超新星爆発を食い止めてからタイムループを止めたい。

シグナルスコープの反応を追うと Tektite に会った。彼は墜落物を調べており、どうやらそれは闇のイバラから来た種らしい。種の内部からはハーモニカの音が聞こえる。内部に送ったリトル・スカウトからの情報によると、中には広大な空間が広がっているようだ。信じられない。試しに入ろうとしたがトゲに引っかかって宇宙服が破れた。入るのは難しそうだ。別の信号の元へ行ってみるか。

信号を追っていると脆い空洞に着いた。脆い空洞にもNomaiの遺跡がある。空中都市……?この下に?

7回目
 Riebeck に会った。南部に観測所があるらしい。

アトルロックに居る Esker に会った。北極点からシグナルスコープで調べたところ、ハーモニカの音は木の炉辺と闇のイバラから聞こえる。二つの信号は同一のモノなのかもしれない。奇妙だが、そのように見える。

燃えさかる双子星で Chert に会った。超新星爆発している星が増えているらしい。太陽だけではなかったのか。これで Outer Wilds のメンバーにひととおり会うことができただろうか。さて、これからどうしよう。とりあえず、近くの洞窟を調べてみるか。

8回目
 洞窟の奥で、奇妙な石を見つけた。近くにあった Nomai の記録によると、この石は移動するらしい。振り返ると、石は消えていた。本当に動いていた!量子のゆらぎ……まったくもって奇妙な観測結果だ。量子と言えば、初日に行った巨人の大海にある塔のことを思い出した。もう一度あそこに行ってみるか。

塔に着いた。もう一度昇るぞ。

量子の知識を得る旅を終えた。はっきり言って実感が無い。ただ、試練の途中で閃いた──リトル・スカウトをもう一つの目として利用する観測手法は、今後使える有効な手立てとなりそうだ。それだけでも収穫はあったと言えるかもしれない。

9回目
 目が覚めたときに見える光はいつも違う方向へ飛んでいる。あれは……軌道探査砲から発射される長距離探査機の光だろうか。軌道探査砲…もう少し調べてみるか。

探査砲は壊れているのか。Nomai は宇宙の眼とやらを調べようとしていたらしい。探査砲の使用は無期限中止されていたハズだが、なぜ探査機は発射されたのだろうか。発射要請は灰の双子星プロジェクトからおこなわれている。

10回目
 キャンプファイヤーの前で目が覚めると軌道探査砲が崩壊しているのが見えた。もう一度行ってみる。

探査砲の外側から発射モジュールに入ることができた。プロジェクションプールで探査機追跡モジュールの場所を見たが、どこにあるのかはよく分からない。コントロールモジュールはまだ調べられるところがあるようだが、結局分からなかった。

建造ヤードを調べ尽くした。脆い空洞の南部観測所への道は二つあるそうだ。そこでは巨人の大海の模型を作っていて、潮流のメカニズムを解明しているそうだ。そこへ行けば彫像工房への道も分かるのだろうか?

11回目
 アトルロックに遺された Nomai 族の探査装置を見つけた。眼とやらを探知しようとしていたが、上手くいかなかったらしい。脆い空洞の南部観測所…行ってみるか。

12回目
 目が覚めてすぐ大きく息を吸い込んだ。南部観測所を探していると足を滑らせてブラックホールに呑み込まれた。気付けば探査艇から17km離れた場所。次第に酸素が無くなっていって……もう二度とあんな瞬間は味わいたくない。

北の氷河を目印に脆い空洞に辿り着くと、建造物を見かけたので着陸してみた。量子知識の塔がここにもあるとのことだが、道が途絶えていて進めなかった。一度酸素を供給しに戻ってきたが、あらためて別の場所を探索するか。表面完全性が落ちている。ぐずぐずしていると足場が崩壊しそうだ。

足場が崩壊して再びブラックホールに呑み込まれた。前回と同じように死ぬかと思えたが、同じように呑み込まれて流されていた探査船に間一髪で乗り込むことに成功した。危なかった。量子知識の塔に横から侵入して壁画を翻訳した。第6の場所……Nomai は量子の月に大きな関心を抱いていたようだ。

13回目
 北の氷河を調べ尽くした。次は南部観測所を調べてみよう。

14回目
 ……南部観測所に向かう際に足を踏み外した。そのあとのことは思い出したくない。

南部観測所に辿り着いた。ここでの眼の観測は暗礁に乗り上げていたらしい。巨人の大海の竜巻は二種類存在し、反時計回りに動く竜巻は物体を潮流の下へと送るとのことだ。これを利用すれば彫像工房へ行けるかもしれない。

15回目
 侵入者について調べていたところ、彗星ごと燃え尽きてしまったらしい。酸素が無くなるよりもマシだと思ってしまう辺り、いよいよ感覚がおかしくなってきた。同じタイムループを経験している Gabbro に会いに行こう。

16回目
 Gabbro に瞑想のやりかたを教わった。少し気持ちが安定した気がする。もう一度探索だ。

Feldspar がイバラのある小島に来ていたようだ。ここから闇のイバラに向かったらしい。信号の反応とも一致する。

反時計回りの竜巻を利用して、深海に潜った。巨大な惑星のコアは電気を帯びているようだ。しばらく周囲を観察してみたが、取り付く島も無かった。一方で、収穫はあった。深海から浮上することで、彫像工房に辿り着くことに成功したのだ!彫像は記憶を保存する装置らしい。装置の起動条件は、灰の双子星プロジェクトが成功、もしくは失敗したとき。プロジェクトは失敗したのだろうか?そして自分はそれに巻き込まれたというのだろうか。

17回目
 量子の月探知機を再調査した。量子の月に着陸しようとしたが、着陸モードに移った途端、月は忽然と姿を消した。厄介だ。先にリトル・スカウトを取り付けるべきだった。

灰の双子星に着いた。うろついてみよう。

18回目
 灰の双子星を探索するのに夢中になっていて、気付けば探査艇が砂の滝に巻き込まれていた。またしても永遠とも思える無酸素の地獄を味わった。もっと慎重に行動しなくては……

重力砲を見つけた。ワープとしか思えない現象が目の前で発生し、シャトルが呼び戻された。侵入者に内部があるのか。調べてみるか。

19回目
 侵入者の内部は入れなかった。あの分厚い氷の先に行く方法はないものか。

20回目
 太陽なき街に到達したが、そのあと踏み石の洞窟とやらで死んだらしい。原因が分からない。次にあそこに行くときは慎重に行動しよう。太陽ステーションなる施設を建造するかどうか、Nomaiたちの議論の跡があった。星系の崩壊につながるリスクがある施設か……太陽の超新星爆発となにか関係があるのだろうか。

21回目
 さっき死んだ原因が分かった。太陽なき街が砂に埋もれ、圧死していたらしい。なぜ分かったか?……二度も同じ死にかたをすればさすがに気付く。しかしどうするか。あそこにはまだ調べたいことがある。扉を閉め直せば少しは時間が稼げるだろうか?

22回目
 またしても圧死してしまった……しかし高エネルギー研究所を調べることはできた。木の炉辺にもワープ施設があるのか?それに、マイナス22分の時間差……太陽が爆発するまでの時間に近くないか?

アンコウの化石を調べた。どうでもいい遊びの記述……ハズレだ。

23回目
 眼の祭壇とやらに閉じ込められたので、やむを得ず瞑想して過ごした。

太陽なき街はまだ調査できそうな場所があるが、どうにもここの地形は把握しづらい。さいわい、重力砲の近くに太陽なき街への近道を発見した。次からはここから調査に向かおう。少しは早く着くハズだ。

太陽なき街が砂に満ちてきたので退避してきた。別の場所を探索するしかないか。

木の炉辺にある量子の木立を調べた。詩が書かれた看板があった。誰の詩だろう?…そろそろ太陽が爆発する。

24回目
 もう一度太陽なき街だ。

25回目
 眼の祭壇をもう一度調べたが、収穫ナシ。祭壇を出る道を見つけたので、さっきの瞑想は必要無かったようだ。しかしすべて無駄足。もう一度だ。

ダメだ。太陽なき街の調査が捗らない。一度別の場所を調べるか。

軌道探査砲のコントロールモジュールに見落としていた情報があったのを見つけた!小さなモノでも進展があると嬉しい。残り時間は5分ていどか。どこへ行こうか。ここから近い闇のイバラを覗いてみるか?

26回目
 探査艇ごとアンコウに丸呑みされた……なんだあのデカさは。

軌道探査砲から発射された長距離探査機を追ってみた。しばらく周囲を観察したが、外部から情報を取得することは難しそうだ。

遠方に反応を見つけたので近づいてみたところ、マップがオフラインになった。星系全体の地形情報を取得する衛星だったようだ。

太陽の周辺を観察したが、とくになにも見当たらなかった。そろそろ爆発する。

27回目
 もう一度太陽なき街を調べよう。これで最後にしたい。

太陽なき街の調査が完了した!あの部屋、流砂を利用して潜り込むことができるとは……灰の双子星から太陽ステーションに安全に行けるという情報が書かれたスクロールを見つけた。

太陽ステーションらしき衛星を発見したが、たしかにアレに直接乗り込むのは困難を極めそうだ。軌道を周回する速度が速すぎる。

28回目
 脆い空洞の重力水晶工房に行く途中、方向感覚が狂って地面にしたたかに打ち付けられた。ケガを早く治そうと焦って移動して……まだ体が痛む気がする。脆い空洞にあると推測できる Nomai のシェルターサイトを探してみるか。

29回目
 自動操縦で空洞のランタンに突っ込んでしまった……

よし。マニュアル操作でしっかりと着陸した。シェルターサイトへ向かうぞ。足元に気を付けよう。

30回目
 重力水晶の道が途絶えているのを見て思い切って飛んでみたのは間違いだった。しかし、宇宙空間に投げ出されても瞑想しようと思えばできるものだな。シェルターサイトには辿り着けた。Nomai の母船は闇のイバラの中にあるようだ。三つ目の脱出ポッドも同じ場所にある。さて、もう一度脆い空洞に向かおう。今度は重力水晶の道が崩れる前に行かなくてはならない。時間との勝負だ。

31回目
 空中都市に着いた。ブラックホールの鍛冶場を調べられなかったので、もう一度空中都市へ行こう。調査中に見つけた道── Riebeck のキャンプ近くから空中都市に行ける道を使えばもう少し早く着けるハズだ。くそう、Riebeck め。この道を教えてくれればよかったのに。重力水晶の道を怖々進んだのはなんだったんだ。

32回目
 ブラックホールの鍛冶場、どうやって行くんだ?

33回目
 飛び乗ってみたがあえなくブラックホールに落ちた。

ラチがあかないので、探査艇で直接乗り込んでやる…!

ブラックホールの鍛冶場への着陸に成功した。ここでは重力を生み出す床から一歩でも外れると真上に落下する。慎重に動くぞ。

34回目
 ブラックホールの鍛冶場で、Nomai のワープ技術についての記述を発見した。相変わらず彼らの技術力はオレの理解を超えている。

燃えさかる双子星に着陸した。これから湖底の洞窟を調べにいく。

35回目
 湖底の洞窟の奥を調べたが、まだなにか足りない。もう一度見に行く。灯りがなにか関係していそうだ。

量子の岩と移動する摩訶不思議な体験をした!Nomai はこの法則を利用して巡礼とやらをしていたのだろうか?残った時間でホワイトホールステーションを探してみよう。

ホワイトホールステーションらしき建造物を見つけた。これから乗り込む。

少し調べたがもう時間が無い。太陽が爆発する。

36回目
 ホワイトホールステーションへ向かう。

ホワイトホールステーションから脆い空洞にワープした!本当にワープできるとは……ホワイトホールステーションにあったプロジェクションストーンを調べたいが、脆い空洞周辺にあるプロジェクターに思い至らなかったので、ここから近い巨人の大海に向かうことにする。

巨人の大海の建造ヤードに着いた。ここならプロジェクターがあるハズだ。

プロジェクションストーンの内容は燃えさかる双子星の映像だった。周囲にサボテンがあった。さっぱり分からん。ところで、ホワイトホールステーションはまだ調べられそうだ。もう一度行ってみるか。

37回目
 ホワイトホールステーション、なにも見つからない。なにを見落としているんだろう。

脆い空洞のワープ地点のすぐそばにプロジェクターがあった。間抜けなことに見落としていた。ワープ前よりも先にワープ先に情報が届く……そんなことがあり得るのだろうか?

灰の双子星に着いた。塔を調べてみる。

38回目
 砂に巻き込まれて死んだ……闇のイバラにでも行ってみるか。

39回目
 霧の中の灯りに入ると、さらに広大な空間が広がっていた。ワケが分からない。そしてまたしてもアンコウに喰われた。

Feldspar が生きていた!あのアンコウに襲われて逃げ切るとは……彼に巨人の大海のコアに到達する方法に聞いたところ、彼の船が墜落した空洞のツタの中に秘密があると言う。行ってみるか。

Feldspar の船があった。電気系統が完全に故障している。近くに巨大なツタがある。この空洞の奥か……?狭すぎて入れなさそうだ。探査艇を降りて奥へ行く。

40回目
 奥は巨人の大海にあったイバラの島、その氷の中だった。クラゲについてのFeldspar の記録を聞いている途中で太陽が爆発した。もう一度行かなくては。

空洞に着いた。降りる。

Feldspar はクラゲの性質を利用して巨人の大海のコアに行ったようだ。とはいえ、それをどうやって……?本人にもう一度聞いてみるか。

Feldspar には教えてもらえなかった。仕方ない。のちほど現地で実践してみるとしよう。次は…脱出ポッド3を探すか。遭難ビーコンの反応を追うぞ。

脱出ポッド3を見つけた。乗っていた Nomai 達は船のビーコンを追っていったようだ。彼らが残していった光の痕跡を辿ろう。

見つけた。

彼らは無念にも船に辿り着けなかったようだ。イバラの種の中にリトル・スカウトを送り込んで船の位置が分かったが、果たして間に合うかどうか……

41回目
 急ぎすぎてアンコウの口の中に突っ込んでしまった。仕方ない。もう一度だ。

船のある方向には種があった。しかし、この種の入り口にはアンコウが数匹も陣取っている。この探査艇では大きすぎてアンコウにすぐに捕捉されてしまうだろう。降りていくしかないのか……?

42回目
 船が見えた辺りで酸素が尽きてしまった。アンコウはかなりしつこいようで、一度捕捉した獲物をしばらく追い回す習性を持つようだ。目が見えないくせに感知能力は高い生物だ。厄介な。しかし乗り越えるしかない。

アンコウが居座ってしまって無理だ。次のループだ。

43回目
 今度こそ……

44回目
 ダメだった。音を立てないよう、慣性で行けばいいのか?

船のあるエリアの入り口まで来た。覚悟を決めてまっすぐに突っ込むしかない。そして、エンジンを完全に切るのだ。

アンコウをやり過ごした。奴らの吐息が聞こえるなか、じっとしているのは大変な恐怖だった。さて、船の方向はどっちだ……?

とうとう船に辿り着いた。これから探査艇を降りて中に入る。

船のワープコアは壊れていた。それから、謎の入力装置を見つけた。柱の三面それぞれに六角形があり、各頂点に入力ができる。これはなんなのだろう?そろそろ太陽が爆発する。

45回目
 巨人の大海のコアを目指す。

クラゲはどのみち電気を纏っていて利用できない……どうすればいいんだろう?

46回目
 もう一度だ。観察が足りていないハズだ。なにかを見落としている。

しばらくクラゲを観察していて、一つの仮説を立てた。クラゲの電気は表面の触手部分のみに集中していて、中心部から伸びている足には電気は流れていないのではないか?探査艇越しに観察するのはもう限界だろう。己の手で、体で以て実証するほかあるまい。

47回目
 仮説は正しかった。クラゲの内部に入り込み、巨人の大海のコアに到達することに成功した。そして、探査機追跡モジュールも発見することができた。9,318,054回もの試行により、宇宙の眼は発見されたらしい。示される座標は……心当たりのある形状だ。そういえば、Feldspar が生きていたことをみんなに伝えるのを忘れていた。タイムループで戻ってしまうとはいえ、一度は伝えておこう。Hornfels に話しておくか。

Hornfels、嬉しそうだったな。

灰の双子星に着いた。太陽ステーションとやらに行く方法について調べたい。

48回目
 やはりまだ内部に入ったことのない塔がある。調べてみよう。

勇み足で突っ込んだらサボテンに体中穴だらけにされた。下から入る方法があるのではないかと思うのだが……砂が少なくなってからが勝負だな。

酸素と燃料を補給しに定期的に探査艇へ戻っている。この辺りは暗くて見えづらい。探査艇のヘッドライトを使うべきか。

49回目
 ダメだ。下からの道が見つからない。砂があるうちに突っ込めばあるいは……?

50回目
 サボテンに串刺しにされて死んだ。次こそは…

51回目
 サボテンに串刺しにされつつも、塔内部のワープ地点に到達することに成功した。太陽ステーションに入ることができた。しかし、ステーション崩壊まで残り二分との記述を発見し、焦って探索を進めた結果、宇宙に放り出されてしまった。もう一度行かなくては。それにしても、Nomai は太陽を超新星にしようとしていたらしい。なんのために?

灰の双子星に着いた。もう少し安全に塔を進む方法はないものか。太陽に溶かされないようにするためにサボテンに串刺しにされていたのでは、あまり安全性が高まっているとは言えない。とはいえ、太陽ステーションは数分で崩壊するというデータがある。悠長に道を探っていても仕方がないのか……?

52回目
 太陽ステーションで見落としていたプロジェクションストーンを発見した。彼らは太陽を超新星にするのに失敗していたようだ。しかし太陽は現在、単なる自然のライフサイクルの終焉によって超新星になろうとしている。人為的な発生ではないとすると、もはやどうしようもないのか?ループ開始地点から超新星爆発まで、たったの20数分。その限られた短い時間で太陽の超新星爆発を止めることなど、不可能だ……この星系から Hearthian 全員が脱出する方法も……しかし、防ぐ手立てが無いとしても、何度も味わうハメになってしまう。ループは未だ続いている。気が狂いそうだ。Gabbro に会いに行こう。

Gabbro と会話して、マシュマロをやけ食いしたら少し落ち着いた。さて、これからどうしようか……

53回目
 まだ一度も着陸していない空洞のランタンを調べてみることにする。なんでもいい。なにかしていないと。

空洞のランタン周辺を航行しながら観察していると、惑星全体を覆うマグマの嵩が徐々に低くなっているのが分かる。火山口の一つに、なにかしら建造物らしき痕跡が見えた。いま、その火山口の近くに探査艇を着陸させた。マグマに落ちないように、そして火山弾に直撃しないように、慎重に動こう。

Nomai はこの火山口で鉱石の耐久テストをしていたようだ。そしてその耐久性の目指す領域は、超新星爆発に一時的に耐えるモノだった!もしこの試みが上手くいっているのなら、灰の双子星内部に居れば、太陽の超新星爆発に耐えられるのかもしれない。希望が見えてきた。あとは灰の双子星内部に入る方法さえ見つけられれば……

火口の一つに、Nomai の骨を見つけた。なにをしていたんだこの Nomai は……

54回目
 灰の双子星内部に入る方法が知りたい。量子について調べてみれば、なにか分かるだろうか……

55回目
 量子の木立を調べていたが、とくに収穫はなかった。採掘場 2b 前の橋下に、Nomai の記述を見つけた。半水棲で四つ目の生き物…もしかするとこれは Hearthian の祖先なのかもしれない。だとすると大発見かもしれないが、いま知りたいのはこれじゃない。

56回目
 収穫ナシ。

Nomai の船で眼の座標を打ち込んでみたが、反応ナシ。そりゃそうだ。そもそも船の動力であるコアは反応を失っている。そしてコアがあると予想されるのは灰の双子星内部なのだ。

57回目
 侵入者を調べたが、やはり内部には入れそうもない。前回ループ終わりに太陽に呑み込まれるのを確認した。もう一度調べてみるか。

侵入者に着陸した。亀裂はあるものの、その下に分厚い氷があるようで内部に入れない。滑ってたら摩擦で溶けたりしないかな。ははは。

58回目
 内部を調べることができた。突然氷が溶け出したときは、本当に摩擦で溶けたのかと一瞬思ってしまった。太陽に接近した結果、氷が溶けたようだ。しかし、なぜ今回のループに限って溶けたのだろう?とにかく、分かったのは、あの彗星の内部には幽霊物質が満ち満ちた岩があったことだ。これが破裂した場合、この星系全体に危険な物質がばらまかれるらしい。前回、太陽に呑み込まれた彗星を見たが、そのすぐあとに超新星爆発が起きていた。これは偶然だろうか?太陽ステーションの情報では、太陽は自然にライフサイクルの終焉を迎えていたハズだが……なにがなんだか分からなくなってきた。

59回目
 収穫ナシ。

量子の月に降りることができた……そうか、スナップショットを残しておけば、それ自体が観測していることになる。あの塔で得た知識を、いまようやく体得できた気がする。しかし時間だ、太陽が爆発する。

60回目
 月へ行く。

着陸!いける!さぁ探索だ!

61回目
 近くにあったシャトルを弄っていると脆い空洞にある重力砲にワープしてしまった。もう一度だ。シャトルに残っていた Nomai の記述では、北極へは徒歩で行けるらしい。

62回目
 第六の場所に辿り着いた。そして、生きている Nomai に出会った!Nomai があの記述を実際に描くところを見られるとは。彼らの言葉をもっと扱うことができたら……そうすれば超新星爆発を食い止めるための知恵を貸してもらえたかもしれないのに。とにかく灰の双子星内部に入る方法を探すしかない。ワープの塔をしらみつぶしに調査だ。

灰の双子星内部に入ることができた!中には誰も居なかった。やはり彼らはプロジェクトに失敗していたのだ。しかし、28万年後のいま、太陽が自然に超新星爆発を起こすことでプロジェクトは成功になったともいえる。ところで、いま手元にワープコアがある。思わず取ってきてしまったが……はたして今から間に合うのか……?

船に着いた。これからなにが起こるのだろうか。いずれにせよ、ループはもう起きない。太陽がもうすぐ爆発する以上、後戻りはできない。

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