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ひとくち独話集 part16

日々考えている、どうでも良いちょっとしたことをいくつかまとめて書く。


■捨て魔性

最近、モノを手放すのを続けている。モノを手放すコツは何度も何度も見ることだと思う。毎日1度は収納を開けて、本・服・靴・おもちゃ等で捨てられるものがないかを見ている。だいたい「もう淘汰されて、最高のものだけが揃ってるな。」って思って終わる。しかし、それを毎日しつこく続けていると、どこかのタイミングで「これは要らない。」と閃く瞬間がある。その瞬間を逃さず、ゴミ袋に入れると良い。週に2回の可燃ゴミ収集にあわせて、必ずひとつは大きめな何かを捨てるってのを続けている。

最近、棚系家具を全部引き出し系収納に切り替えて、外に飛び出していて視界の邪魔になっていたものをなくすことができた。収納内はまだまだごちゃついているので、何度も繰り返し見て、まだまだ減らしていくつもり。
それにしても、モノを捨てるってのは、かなりのパワーを消費する。つい先程は、長年履いてボロボロになったブーツを捨てるだけで2時間くらいうじうじした。粗大ゴミのレベルになると、何か月もうじうじしている。ハイペースで捨てていくことは難しいから、少しずつでも習慣的に捨てていくのが良いと思ってる。

先日、実家に帰った時に、自分のものを整理した。3日ほど掛けて自分の部屋の引き出しの中にあったものを整理して、7割くらい減らせたと思う。そしたら、親に「終活してるんじゃないんだから、そんなに捨てなくても良いんじゃない?」って言われた。自分としては終活のつもりでやってるんだけどな・・


■しなくなってゆくよ

もう3年くらい在宅勤務をしている。自分は昔から、仕事中に休憩を取らない。1日中PCの前に座って何かをしていることを全く苦に思わないから、気分転換に席を立つみたいなことをしない。出勤していた頃は、人が話しかけてきたら返すとかはしてたと思うけど、在宅だとそんなことも全くない。在宅勤務だと土日にも仕事ができるので、もちろん土日も仕事関連の何かはしている。とにかく休み無く常に何かを考えているし、ずっとイライラしてると思う。

先日、花粉症の薬をもらうために耳鼻科医に行った。病院での待ち時間が長いので、いつも本を持って行ったりするんだけど、今年は、なんとなく何も持っていかなかった。待っている時間、スマホをいじるわけでもなく、頭の中で何か考えているわけでもなく、ただただ座っていた。周りを見てみると、人はスマホ見たり、何かしらはしている。待合室で何もせずに座っていたのは、自分と超ばあちゃんの二人だけだった。その、まじで何もせず何も考えないで座っていた一時間半、なぜかものすごく充実していて、贅沢な時間な感じがした。こんな風に時間を使ったことってこれまで本当になかったと思う。一時間半も座っていたはずなのに、長いとも感じなかった。意識してなかったけど、瞑想とかデジタルデトックスとかに近いことをしていたのかもしれない。

何日か経っても、「あの何もせず何も考えないで座っていた時間良かったよな~」と思っていた。それまでは、何もしていない時間なんて許せなかった。でも最近は、外に出たときの何かしらの待ち時間は、何もせず何も考えない時間が増えてきた。増えてきたっていうか、意識的に増やしているような気がする。外を歩くときも、今までは必ず音楽を聞いていたけど、最近は何も聞かずに歩いたりしていて、それもまた良いかんじ。

こうやって、何もしないでいることが徐々に平気になっていくのは、老化な感じがする。まだ家にいるときは何かしらしていないと落ち着かないけど、今後は、仕事をサボるとかも覚えられると良いと思う。

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