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「魔尊他念念不忘」〇〇しないと出られない面白さで★801

「魔尊他念念不忘」は墨西柯先生の作品です。
 話題になっているのを見掛けたときから気になっていて、ようやく
読破しました。ジャパニーズ腐女子ならみんな大好き(主語がでかい)「〇〇しないと出られない部屋」の仙侠モノです。噂通りとても面白かったです。ところで今年の8月に簡体字版が出版されているようですが買い方が分かりませんでした。数量限定??


あらすじ(晋江文学城に載っているのを魔翻訳しただけ)


1.池牧遥は本に入った後、大悪役の奚淮と一緒に「小さな暗い部屋」に閉じ込められることになった。
奚淮は鎖で拘束され、霊力は封印されていた。
彼は非常に気まずい状況にあり、洞窟の禁制を開けるには、築基期まで修練しなければ二人は救われない。
しかし……ああああああ、彼は合歓宗の男修士だ。 大悪役で修練するのか?
この本を読んだ読者は、奚淮で修練したその炮灰がとてつもなく悲惨な死を遂げたことを知っている。
逃げた! 禁制を破った後、彼はすぐに姿を消して逃げた!

奚淮は助かった後、突然魔になって、狂ったように三界で一人を探していた。
名前も顔も知らず、合歓宗の男弟子だとしか知らなかった。
思うに、彼と丸々3年間修練した少年を見つけると、きっとそれを殺すだろう。

2.池牧遥は修真界で最も前途のない御寵派に入った。やはりまだ三系雑霊根である。
誰もが、彼は空虚な美しさを持っているが、強さがなく、三界一の美女と呼ばれるに値しないと言った。

3.仙界大会では、魔修たちは招かれずに来た。
あの魔焰にまみれた青年が、人々の前に立ちはだかった。噂によると、彼は暴力的で自由奔放で、今や有名な宗派にとって悪夢となった。
この行には陰謀があるに違いない。
皆が警戒している中、奚淮が突然池牧遥に近づき、目を細めて彼を見た。
「あなたの修養には何の精進もないが、私の協力がないからか?」
池牧遥はとぼけた。
「道友、どうしてそんなことをおっしゃるのですか?」

4.修真界の狂人・奚淮は突然静かになり、洞府で池牧遥を「拷問」することに熱中している。
夜になると、池牧遥は苦々しく懇願することしかできなかった。
「これ以上の修練はできません。私の修養は宗主を超えそうです……」

5.追われていると思っていたが、魔尊の白月光※になると誰が思うだろうか?

【独占欲の強い偏執魔尊攻×元合歓宗唯一の男弟子美人受】
『奥さん、奥さん、どこにいるの?』×『逃げろ、逃げろ、逃げろ』
別名「小魔尊の嫁探し」「そう、私はあの悪役と小さな暗い部屋に閉じ込められた炮灰だ」「炮灰のはずが意外にも魔尊の白月光になった」
【背徳の仙侠】【年下】

※白月光……望んでも手の届かない、憧れるだけの、高嶺の花


キャラクター



池牧遥……合歓宗唯一の男弟子。合歓宗の後は御寵派に入る。年齢は90歳だが、見た目は美しい少年。三界一の美人と呼ばれる。とても頭がいい。


奚淮……魔門の若宗主。洞窟での双修中にすっかり池牧遥の虜になり、洞窟から抜け出してからは、池牧遥を探し回る。

啾啾……池牧遥の霊獣。黄鹂鳥という鳥。奚淮のことを「お父さん」と思っている。
青狐……青狐

伊浅暸(漢字違ってる可能性あり)
御寵派での池牧遥の師姐。

松未槨(漢字違ってる可能性あり)
派手な恰好が好き、字が読めないほうの奚淮の手下(友達?)

宗斯辰(漢字違ってる可能性あり)
見た目上品なほうの奚淮の手下(友達?)

合歓宗……双修で修為を上げる宗派。修練方法が特殊であり、池牧遥以外は全員が女性。
御寵派……霊寵を大切にし、崇める宗派。
卿沢宗……魔門の宗派。宗主は奚淮の父親。
暖煙閣……名門の宗派。


 このお話での洞窟での修練とは、みんな大好き「双修(体を繋げて修為を上げる)」ことです~~!
 つまり、一緒に閉じ込められた魔修の攻のほうが修為が高いんですね。しかし彼は特殊な鎖で繋がれているため、主人公の池牧遥が攻の奚淮と双修して修為を上げることによって、洞窟から抜け出せるようになるのが序盤です。
 逃げる受けに追う攻め、しかし攻めは受けの顔も名前も知らない(洞窟が暗かったから)のに執念で受を探す話です。
 攻が自ら「最高の炉鼎になろうとする」のも面白いですし、受との年齢差が70歳以上あるものの(仙侠モノあるある)、二人ともピュアピュアで可愛いです。あと、何と言っても一番可愛いのは池牧遥の霊鳥です。奚淮のことを「お父さん」と思っていたり、とても可愛い。
 それから、このお話はNLカップリングも気になって、とても面白かったです。
 晋江文学城の先生の作品を見たところ、BLとNLの両方を書いていらっしゃるらしく、なるほどと思いました。だからこんなに他のキャラクターも魅力的なんだなと。先生の他の仙侠BLも読んでみたいものですが、晋江文学城に掲載されている仙侠BLは、今のところ、こちらのお話だけのようです。でもたくさんのお話を執筆されているので、現代モノもNLも読んでみたいなと思いました。

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