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シーンの切り替え

『シェイクスピア・ラプソディ』、2日間のオフを経て立ち稽古4日目。
P48からP69までを当たりました。

配役のネタバレって、皆さんどこまでお気になさるかしら。
シェイクスピア通でない方は、あらかじめ登場人物の名前は知っておいていただきたいですが・・・その役を誰がやるかまでは知りたくないかしら。
知りたくない方はnoteの投稿はご覧いただかないことをオススメします。

“この役、この人がやるのか!!”
“この人がやったらどうなるんだろう!?”
っていう楽しみもあると思うので、配役のネタバレはそんなに気にしなくていいと思うんですよね。

というわけで、配役のネタバレありが大前提の稽古場日誌です。
ほんの少し演出のネタバレも含みます。
今日は≪シーンの切り替え≫についてなので。

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今日の稽古は『シンベリン』から。
山崎清介さんのヤーキモーがメインのシーンなので、清介さんご自身が立って、大まかな動きを決めていました。

ちなみに、私が“子供のためのシェイクスピア”で『シンベリン』を観たのは18歳の時だったのですが、その時に物凄く印象に残っていた演出がありまして。
むしろ“『シンベリン』と言ったらこれ”みたいなレベルで覚えているんですが、なんと今回もそれが採用になっており、しかもそれを私がやるんですよ!!!!
子供のためのシェイクスピアファンとして、もう感激すぎます。
ぜひお楽しみに。
・・・ヤーキモー(清介さん)がイモージェン(鷹野)の腕から腕輪を抜き取る時の演出です。

続く『ジュリアス・シーザー』は、ちょうどシーザー暗殺のシーンです。
ヤーキモーの清介さんがいきなりシーザーの清介さんになります。

『シェイクスピア・ラプソディ』の見どころのひとつは、やはりそういった切り替えの部分。
1人の台詞によってなのか、複数人のユニゾンで言う台詞なのか、動きなのか、またはクラップが挟まれるのか・・・。
時にはわざと繋がっているように続ける部分もあります。
役者にとっては、これが1番難しい。(私だけだったりして。)
目の前にいる人との関係性も変わるし、自分が置かれている状況も変わるので、その役とその状況に飛び込む助走もないままスパッと始めなければならないのです。
私もそういう部分があるのですが、当たるのは明日か明後日になりそう・・・。
夫・オセローに詰め寄られる妻・デズデモーナから一瞬で召使い・ピザーニオと話す女主人・イモージェンにならなければならないシーン。どうなるんでしょうか。
ちなみに、今日までの稽古であったのは、黒コート(市民や牢番など、主要人物ではなくそのシーンにいる人物)の清介さんとアントーニオ(from『ヴェニスの商人』)の神原さんが、いきなりイアーゴーとオセローになる部分や、『ヴェニスの商人』のアントーニオ×バッサーニオから、『ジュリアス・シーザー』のブルータス×キャシアスになる神原さんと力さん。
それらがめっちゃいいんですよねぇ・・・。
私も先輩方のようにスッとやりたいと思っています。

いつの間にか変わったり、スパッと変わったり、これについていく感覚、もし私が観客だったら結構興奮すると思います。
皆さんはどうでしょうか。ご感想を伺うのを楽しみにしています!


イエローヘルメッツ プレ公演
『シェイクスピア・ラプソディ~愛と憎悪と嫉妬と闘争~』

2021年9月7日(火)18:00 公開ゲネプロ
9月8日(水)14時/19時
9月9日(木)13時/17時半
@すみだパークシアター倉

来場チケット・配信チケット・DVDご予約
STORESにて受付中→https://gmbh0802.stores.jp/

シェイクスピア・ラプソディ表

シェイクスピア・ラプソディ裏

スライド1

GMBH鷹野梨恵子
https://gmbh-info.jimdosite.com/

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