10/19 ●2-7 高く、厚く、険しい壁。それを越える最高の一発を、もう一度。
強過ぎる………………………………。
代打に長谷川出してその代打に川島……。
福田も周東もいるし……。
6点差で甲斐野出てくるし……。
てか6番グラシアル8番内川……。
まさに暴力的な強さ……。
もう打順とブルペン陣見ただけで怖気付きそう。
朝起きたときからずっとホークスのチャンテを聞かされていたんじゃないかというような錯覚、悪夢。
7回も、なんと言うか今まで綱渡りで歩いてきた道程が無に帰すような、呆気なくてあっという間の終戦劇でしたね。ひとたび波に足をすくわれたら、立て直すことすらできず、、、
強い……。
けど、けどですよ?
2回の表まではリードしてたんですよ。多分。大城だって最後抗いました。
僕、阿部の弾道最後まで追ってないんです。
打った瞬間、入るのは分かったんですけど、なんか、下向いちゃったんですよね。
未練たらしく見続けていたら、これが最後になっちゃいそうな気がして。
テラスを越えて、フェンスも越えて、先制したんですよね……。
確かに、打った瞬間の、これぞ阿部慎之助という最高の一発でした。
けれど、もうそんな最高の一発、何十本も、もしかしたら3桁見てるんです。
最高の一発、何度でも更新してくれるんです。
阿部慎之助は。
原ジャイアンツ、再建の2019年、最後に待ち受けていたのは、あまりに強大な壁でした。
けれども、ここに挑み、越えようとすることに未来の巨人軍の活路がある。
阿部慎之助の弾道に乗って、この高い壁、また明日から挑んでもらいましょう。
1年間ジャイアンツに支えられた我々には、その過程を見守る義務があります。
頂いたサポートは自分自身の文章の肥やしにできるように、大事に使わせていただきます。本当に励みになります。