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10/22 ●2-6 亀井善行の日本シリーズ。6年越しの思い。

いやー、厳しい。厳しい。

厳しい。


もう土曜からずっとそうですけど、圧倒的な力の差ですよね。

勿論、ベースの能力の差もありますし、精神的な優位性も全然違いますし、采配面でも幅を持たせた指揮にやられてますし、悔しさとか感じないんですよね。

純粋に、勝てないなと思わされてしまうあの強さ。

これ以上書くとホークスのこと上げまくる記事にしかならないのでこれくらいにしておきますが、本当に良い球団ですよね。
いま目標とするべき球団ですし、何か盗めるところはないかと考えてしまうくらいには水をあけられています。



巨人は亀井の2本のホームランで終わっちゃいましたね。
あの時のドームの雰囲気はそれはそれは凄いものがあったんですが.......。

亀井の日本シリーズ、めちゃくちゃ感情移入しちゃうんですよね。



亀井の日本シリーズといえば、一番はそりゃもう09年第5戦のアレですが、僕の中では2013年の記憶がどうにも頭から離れないんですよね。

13年第5戦の9回だったと思いますが、サヨナラのチャンスで内野フライ打ち上げたんですよね。
それで結局5戦は落とし、シリーズも.......といったあの年。

あの武田久から打った同点弾で完璧に亀井に惚れていたので、6年前も終盤チャンスで打席に回ってきてそれはそれはもう期待してライトで応援してたのが懐かしいです。

応援してる僕ですらあんなに悔しい思いをしたのは数えるくらいのものですし、本人、ましてや気持ちで野球をする彼にどれだけの自責の念が降り掛かったのか、考えるだけでゾッとします。



あの忸怩たる打席から6年、東京ドームに日本シリーズが戻ってきました。


先頭打者ホームラン、そして同点弾。


リプレイがビジョンに映された時のガッツポーズ、心の底から安堵してしまいました。

めちゃくちゃかっこいいですし、多分彼の中である程度消化不良で残っていたものが、少し取れたような、そういう感覚を覚えました。

3打席目の臭い球の切り方や4打席目のファールの雰囲気からも、今日は完全にゾーンに入ってましたよね。
何か侍のような、そんな気迫を感じずにはいられませんでした。


けど、本当は「6年前の忘れもの」ってタイトルで書きたかったんです。

亀井の活躍でそれを取り返してくれたら、どれだけ良かっただろうと。


もう一度、10年前のあの同点弾の軌道を、僕は見たい。


それには勿論、チームとしてホークスに抗わなければなりません。


1球に、詰め掛けた4万人の、そして全国で応援している数多のファンの気持ちを込められるエースであってほしい。

一打に、全てを託せる中軸であってほしい。


ほんの一瞬でも、全てを捧げて応援したいと思わせてくれる、強い巨人軍であってほしい。


まだ終わっていない。
終わってほしくもない。



一太刀に、ありったけの気持ちを注ぐ、背番号9と共に。

ここから、抗おう。

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