見出し画像

9/23 〇9-5 道半ば、大城卓三の放物線が描く未来

消化試合とはいえ、見応え十分な試合でした。

古川のパーフェクトピッチングもそうですし、岡本の特大弾や山本増田のロングヒットもなかなか貴重なものでした。

CSでは戦わないチーム相手ですが、やっぱりこの時期って1軍控え組の人たちは走る速度を落としちゃいけないですよね。
皆アピールしたいのがよく伝わってくる試合でした。


阿部大城の連続弾のときの盛り上がりとか、どう考えても消化試合じゃなかったですもんね笑

そう言ってたコーチもいたようですが、今日が胴上げだと踏んでチケットを用立てた人もいるんですもんね。そりゃそれなりの空気になります。

神宮のレフトスタンドって普段はポール際までしか立ち応援しないんですけど、今日は内野側にも立って応援してる人多かったですよね。
内野席も3塁側は9割以上巨人ファンのような空気でしたし、消化試合というには雰囲気がありました笑。

試合終了後にすぐ引き上げる原への声援が大き過ぎて、優勝祝勝会後夜祭とでも言うような熱気でした。


まあ、かといっても勝負の結果はあまり重要ではないですし、僕も飯食って酒飲んで話してばっかであまり試合見てなかったのでなかなか絞って話をするのが難しいですが、運用が面白かったですよね。

投手も今村古川を競わせるように投げさせてましたし、野手運用も強烈でした。
若林とかセンター→レフト→ファーストとかやってますもん笑。
山本も内野ぐるぐるさせられてましたね。

間違いなく「君たち他に何ができるんだい?」という監督からのメッセージですよね。
彼等にとってはここが力の見せどころかも分かりません。

ペナントレース残り数試合、きっとこういう吟味が続けられるのでしょう。



その中でも今日は大城が目立ったように感じます。

彼の打球、めちゃくちゃ好きなんですよ……。

レベル気味にバット入ったときはグラウンドを舐めるように這い、立ててアッパー気味に入れれば空まで一直線で伸びていく打球、本当に美しいです。

福留孝介の打球にめちゃくちゃ似てるんですよ。
スイングの軌道も似ているので、そりゃ打球も似ますが、他には見ない質の打球なので、どうしても結びつけちゃうんですよね。


急に突然いきなり唐突ですけど、彼ってワイシャツ着てるとめちゃくちゃセクシーなんですよ。

今年の秋田ヤクルト戦の帰りにチーム便に乗り合わせちゃって、そのときに間近で大城見たんですけど、本当にユニフォームのときと雰囲気全然違うんです……。
背も肩幅も大きくて、胸元なんか開いちゃってて、なんかもう見ちゃいけないもの見てしまったようなセクシーさでした……。
女の子に生まれてたら多分ガチ恋してる……。


見た目も打球もセクシーなんですよ……。強打が期待できる好みの選手ですし、どうにか良い数字を残してほしいんですよね。

今年は夏場さっぱりでしたし、コンスタントに長打が打てると最高なんですが……。


けど、本人もキャッチャーとファーストを回されながらよく食らいついてますよね。
キャッチングも非凡なものを見せるときがよくありますし、何とか大成してほしいところです。

打撃にストロングポイントがある捕手って大体言われのない批判に晒されるんですよね。若手時代の阿部が良い例でした。

そら拙いところもありますよ。
けど、それを補ってあまりあるものを持ってるんだから、伸びしろに期待した方がお得じゃありませんか?



原政権8度目の優勝は、これまでの優勝チームの中で最も途上、道半ばの組織によって成し遂げられました。

CS以降の戦い、さらには来季以降を見据えた中で、彼等には多くの伸びしろがあります。

もしかしたら大城は来年にはコアになっているかもしれません。
はたまた別の今は全然知らない誰かが、今1軍にいる人間をそのポジションから弾き飛ばすことだって有り得る、どころかおそらくほぼ確実に起こるのでしょう。

今日の大城の放物線に、そんな時間の流れを示されたような気がしました。


予測不能な未来へ思いを馳せながら、優勝球団として10月を迎えられる。
素晴らしいことです。


85年という巨人軍の連綿とした時間の流れにおいて、不確かな未来を掴み取るために今を生きる選手達。

彼等の生き様が過去になったとき、きっとそれが"歴史"と呼ばれるはずです。

頂いたサポートは自分自身の文章の肥やしにできるように、大事に使わせていただきます。本当に励みになります。