病んでいた頃の催眠療法?②

 以前まだ抗うつ薬などを服薬していた頃の話です。催眠療法というものをネットで見つけていくつかお話を伺いに行ったこともありました。当時は余裕もないため、金額も比較的低価格なところを主に探していました。自分にあったところを見つけるのは時間的にも金銭的にもなかなか難しいですね。

 1.
  ひとつは心療内科ではありましたが、催眠療法も低価格で行っていた所でした。診察室の裏手あたりに裏口があり、そこを出るとマンションに病院がほとんど併設されているかのようになっており、先生にそのマンション一階にある一室まで着いていきます。部屋に入ると、背もたれのある座椅子に座ると始まります。目をつぶると「だんだんと楽になる〜」などを20〜30分行う感じでした。3〜4回通いましたが、ウンともスンとも変化はなかった為、以後通うことはありませんでした。価格は1回4000円ほどと、とても安かったのを覚えています。

2.
 2つ目は3〜5万円のところです。初回は5万円、2回目以降は3万円だそうでしたが、結果的に考えますと言って行くことはなかったです。そこはマンションの一室で、最初にどういうことをするのですかと尋ねると、一本の紐に何かぶら下がっている物がありました。何がぶら下がっていたのかは全く覚えてはいないのですが、それを私の目の前で左右前後に揺らしながら、「だんだんと〜」と何かを言うそうです。

 契約するまでは見せられないとのことでした。改善がなければ全額返金しますと言われましたが、「ただし、悩みや症状が改善したか、していないかは、私(先生)が判断します」とのことでした。そんなのどうやってわかるんだろう?と思いましたが、金額的に悩んでいると、「私だってここの光熱費や家賃を払わなきゃいけないんだよ」と言われました。え〜、そっち!?と思いつつ、考えますと伝えてあとにしました。以後行くことはなかったです。

3.
  最後の3つ目は、事務所のような1つの建物。まずは悩みを紙に書き留めるように言われたため、A4サイズの用紙に長々と悩みを書き留めました。先生に用紙を渡した後に、施術の金額が7000円と安かったため、思わずなぜこんなに安いのですかと尋ねると、突然大きく目を見開いて「私にはお金があるからです!」「お金があるから、こんなに安くできるんです!」と豪語し始めました。少し怖かったのを覚えています。当時は自分が心療内科に行っていることや、それ以外の何かしらの所に通っていることを過剰に知られたくはないという思いがホントに強かったこともあり、やっぱりここも辞めておこうと思ったので、先生に「さっき書き留めた紙は捨ててもらえませんか」と伝えました。すると先生は突然大きな声で「君は何を言っとるんだ!」「そんなこと言う人は初めてだ!」と怒鳴られ、「ウチにはシュレッダーがないからこうしてあげるよ!」とハサミで書き留めた紙をチョキチョキと細く細く切り始めました。私は呆然と眺めるしかなく、先生は「ほ〜ら、ちゃんと切れてるでしょう」と切り終わるまで待つことになりました。処分していただくように言ってしまった私も悪いのですが、そんなに見せつけなくてもと思いつつ待ち続けました。自分には合っていなかったんだなと思う次第でした。実際にどういう施術になるか受けてみたら、また違ったでしょうか。今となってはわかりませんが、そんなこともあったお話しでした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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