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私は職芸学院の卒業生です

在学中の実習(刻みから建前まで)

先日、私の母校の職芸学院(旧富山国際職芸学院)が、募集を休止を決定したという事を知りました。

2024年7月10日  北日本新聞の記事

私の通っていた頃は、2年制で大工コースだけでも60人程いた。もしかしたら、その頃がピークだったのか、だんだん人数は減っていき、2年前には2年制から1年制になり今に至ります。

2022年7月31日 北日本新聞の記事

若い職人が減っている根本的な問題は、現在の建築業界の問題でもあります。
しかし、少子化で子供の少ない今の時代、若い子がいないと、なげいているだけでは何も変わらないと感じます。

職芸の卒業生が、今現在建築業で頑張っている人は何人いるか。鉋、鑿を使って仕事をしている人は何人いるか。
それでも、独立などして頑張っている人は本当に尊敬します^^

鉋削り
叩き鑿 大玄翁


結局、大工やっても、経済的に厳しかったり、やりたい仕事が出来なかったり、辛かったり、色々な問題で辞めてる人はいると思う。
せっかく鑿、鉋の研ぎなど頑張っていたのに、入った会社に、鉋をこだわって使っている人がいないとか、幻滅する人はいると思う。
実際に、建築業界にいる私でもそんな気持ちは痛いほどわかる。

やはり、憧れを持って建築業界に入っても面白さが無ければ、すぐ辞めてしまうでしょう。

一生懸命育てても、その先が重要です。
今や、若い子を育てる前に、今現場で仕事をしている人達に向けての、知識や技術の向上が必要だと感じます。

誰でも魅力のある仕事だと感じれるような建設業に作り上げていきたい気持ちです。
その為には、幅ひろ〜く繋がを作って、色んな人と繋がり、知識と技術を共有し、お互いに教え合っていきたいです^_^

上棟式

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