昔のPC(Lavie light)を使う-ラズパイPLCとのOPC UA通信を試してみるよ-
前回PLC化したラズパイ。
ご自宅でPLCが使えるようになったので、ちょっとやってみたかったことを試してみようと思います。
それは…OPC UA通信を使ってみること。
OPCとはなにか…というのはググればたくさんでてきますので詳しくはそちらをご参照いただくとして、簡単にいうと、プラントのシステムをクラウドから動かしたりする時に使われる(であろう)通信であること。
前職でもOPCでデータ取得をやってるシステムとかもあったのですが、そのソフトウェア混みでのメーカー製品であったので、通信の中身とかを詳しく見ることはできず、ただ結果として得られた数値だけ見ていた次第。
これからAI利用とか考えるとデータ収集とか利用とかやる形なんですが、やっぱセキュリティとかが重要になるので、導入するなら中身を知っていたい!なので時間が余ってる今やってみようと思いました。自分のマシンやネットワークはどういじっても自由だしね!
ソフトはUaExpertを使ってみます。こちらもこれってなんぞやとかソフトの詳細はググればいくらでも素晴らしい記事があるのでそちらをご参照いただくとして、使用感やトラブルシュート中心に書きたいと思います。
手順は以下。
・UaExpertをインストールする
・CODESYSでラズパイの設定をする
・CODESYSでラズパイのセキュリティ証明書を作る
・UaExpertの設定をする
・通信する
それではインストールから始めていきます
でラズパイの設定をして、セキュリティ証明書作ろうと思ったけど…
セキュリティ証明書を作るためのボタンがどうやっても出てこない。なんでだー!
最終的にデバイスの窓を消したら出てきた
というわけで原因はこれです
解像度低いので全部映らないんですね。
一つ勉強になりました。
気を取り直して、今度はUaExpert側の設定します
さて通信だ!と思ったら…
BadCertificateTimeInvaliedがなんかたくさん出てくる😱
英語の意味から考えるとセキュリティ証明書の時間がおかしいと言ってる。
あ、もしかしてラズパイ時間が違うのかな
あーやっぱりです。Lavie light時間とラズパイ時間が違ったんですね(古いラズパイ引っ張り出してきてるので時刻同期されてないのはあるよね)
だからラズパイから見れば未来のセキュリティ証明書が来たけどおかしいよ、になってたんですね。というわけで時計を修正。すると
ではさっそくUaExpertからラズパイのIOが見えるかやってみましょう。
遅延もたいしたことないです。ただ現場のように何千点とかあるとどうかなぁ。PLC側にも遅延発生しないかとか気になるので今後やっていこうと思います。
というわけでまとめです。
・Lavie lightにUaExpertを入れる場合、インストールにも起動にも超絶時間かかる。私も暇じゃなかったら絶対やらない。
・PCの解像度が小さいとそれだけで苦労する。
・セキュリティ証明書の時間違いに注意。たぶん実際の現場でもあるんじゃないかなぁPLC時間とPC時間が異なるパターン。今回は自分のシステムだから時計合わせを自由にできたけど、現場の場合はヒストリアンや帳票と整合しなくなる可能性もあるからきっと気を使う必要あるかなぁと。
あとたまにこんな意味不明な状態になります。
この状態になっても操作はできるものの、なにせ裏側が見えないので正確には操作できません。ソフトを再起動すれば消えますが、なんでこうなるのかはまだ不明です。そのうち原因究明します。
しかしこのPCは処理が遅いなあ。時間がかかるのでもうくじけそうです😭
ここまで読んでくださってありがとうございました。
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