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【QUESTION open day特別編】2mm ずらして考える会

こんにちは!グローカルセンターインターンのべるです🔔

今回は3月9日に開催された2mmずらして考える会QUESTION open day特別編の様子をお届けします。


☆QUESTION open dayとは

毎月9(Q)の日をQUESTION dayとし、普段各フロアで異なる活動をしているQUESTIONを改装横断型でイベントを仕掛け、交流を深めていくことを目的とした1日の事です。

▼「Qの市」@1F
1Fでは、「試す、食す、触る、着る、嗅ぐ、聞く、使う」をコンセプトとして、さまざまな生産者様や事業者様によってマルシェが開催されたり、団らんスペースも作られたりするにぎやかなイベントです。
▼「キッチン開放」@8F
8Fでは食の楽しみを感じることができる公園のような場を作ることをコンセプトとして、食を軸にいろいろな人が繋がっていく光景が広がる「キッチン開放」が開催されています。
▼「協える(かなえる)Lab」
そして、5F Students Labでは普段Labを利用する学生だけでなく、社会人の方も来館でき、学生と社会人が友達になっていくような交流をすることができる「協える(かなえる)Lab」を開催します。

☆「2mmずらして考える会」とは

「普段見ている物事や景色を2mmずらして考えてみよう!」というコンセプトで生まれた対話の会です。グローカルセンターの当時インターン生だった三谷さん(現在のスタッフ)とMeikaさんの「お金ってなんだろう?」という問いからスタートし、これまで様々なテーマが話し合われてきました。参加者は普段の生活の中で感じている違和感や悩み、人に共有したい知識、人と議論したいテーマなどを持ち寄って、普段の視点を2mmずらして考えながら、話し合います。

今回、QUESTION 5F 協えるLabで開催した2mmずらして考える会は学生8名、社会人4名の計12名に参加いただきました。

〇チェックイン

はじめに、
①呼ばれたい名前
②所属
③今の気持ち
④今年度までにしたいこと

の4点を全体でお互いに伝えあいました!

チェックインの様子

【チェックインの様子】
▼今の気持ち
👩🏻‍🎓(学生)どんな新しい考えを得られるのかが楽しみ
👩🏻‍💼(社会人)在宅ワークをやっていて、普段話さないリアルの場で意見を聞きたい
👨🏼‍🎓(学生)最近テストなど嫌な事続きだったから話すことを楽しみたい
🧑🏻‍💼(社会人)そわそわしている
▼今年度までにしたいこと
👩🏻‍💼ゲームなどの楽しいことで人と関わりたい
👨🏼‍🎓春休みを楽しみたい
🧑🏻‍💼来年度やりたい事をまとめたい
👩🏻‍🎓瓦割

参加者の発言から一部抜粋

〇トークセッション

☆今回の問い

今回の2mm ずらして考える会では、事前に設定した2つの問い
・「いい人」と「ええ人」の違いって?
・学校で学びたい新しい教科は?
をグループに分かれて話し合いました。

☆トークセッション①

自分が話してみたい問いでグループに分かれてトークセッションが始まりました。

【「いい人」と「ええ人」の違いって?】
グループにいた一人一人の考える「いい人」と「ええ人」の違いについて話し合いました。その中で出てきた意見を深めていくと、4つの考えにまとまりました。
👨🏼‍🎓:「いい人」は八方美人で優しさを積み重ねている人で他人の心の底までは支えない。「ええ人」は心の底から支えてくれる人。
👨🏼‍🎓:「いい人」の中に「ええ人」が含まれている。
🧑🏻‍💼:「ええ人」は一人一人にじっくりと関わり合えるようなメンタルの強さを持っていると思う。
👩🏻‍💼:人の中には「いい人」と「ええ人」の両方の要素があって、人によって「いい人」と「ええ人」の割合が異なっていると思う。

「いい人」と「ええ人」の違いの話し合い模造紙

【学校で学びたい新しい教科は?】
学生は今までの経験から、社会人は社会に出た時に「学生の時に学びたかった」と感じたことをもとに、学校で学びたいことを話し合いました。
👨🏼‍🎓:税金に関する制度について学びたい。これから社会に出るにあたって損をしたくない。
👩🏻‍💼:いろんな生き方に触れられる授業を受けたい。自分が学生の頃は、普通に高校・大学に行って就職をするという道しか知らなかった。社会人になって、中卒で働いている人など、様々な生き方をしている人と関わることができ、視野が広がったからそれを今の学生に体験してほしい。
🧑🏻‍💼:自分の教えたいことを教えられる授業を受けたい。今、学校では、決まった内容を教えられる授業しかない。ただ、仕事で授業を作っている中で、自分の趣味や特技で教えたいことを教える授業があったら面白いと思った。
👩🏻‍🎓:知らないことを知ることができる授業を受けたい。とても曖昧なことだけれども、知識として持っていないと、そもそも選択することができないから。

学校で学びたい新しい教科の話し合い模造紙

☆トークセッション②

トークセッション①で話していたことを共有した後にもう一度、話してみたい問いを選び、グループに分かれました。

【「いい人」と「ええ人」の違いって?】
トークセッション②で初めてこの問いについて考えた人の「いい人」と「ええ人」の違いについて意見を聞き、話が始まりました。話の中で、「いい人」と「ええ人」の違いと共通点について話し合いました。
👨🏼‍🎓:「いい人」は計算をして動いて、「ええ人」は人情で動いていると思う。ただ、計算をすることは悪いことではないと思う。計算をするという事は「3歩先を考えて動く」という事だから、「落ち着いて動くいい人」と「感情で動くええ人」がコンビを組んだら結構うまくいくのではないか。
👩🏻‍🎓:「いい人」があって、関係が深まっていくことによって「ええ人」が現れるのではないか。いきなり「ええ人」は難しいと感じる。「いい人」は広く浅く優しくて、「ええ人」は狭く深く優しいと思う。
👩🏻‍💼:「いい人」は他己評価で、「ええ人」は自己評価なのではないか。「いい人」は周りの人からいいように思われたいから動いていて、「ええ人」は自分が周りの人といたいから動いている気がする。
👨🏼‍🎓:「いい人」と「ええ人」どちらにも共通していることは、他人に害することはしないし、行いを自慢しない人だと思う。

【学校で学びたい新しい教科は?】
トークセッション①で話していた内容を確認してから話が始まりました。まず、今学校で学んでいる内容の重要性について考え、それを踏まえた上で学校での新しい学びの形を話し合いました。
👨🏼‍🎓:今の高校では学ぶことが決まっているから、学ぶことに関して制限のない授業を受けたい。例えば、お題は定まっていない状態で、0から1を作り出せるような授業を受けたい。
👨🏼‍🎓:学校で今学んでいることは、結果論で自分の人生にとって必要では無かったかもしれないけれども、誰かの人生にとって必要であると思う。ただ、学ぶ内容は決まっていない方が楽しいと感じる。
→👩🏻‍🎓:学ぶ内容が決まっている方がいいと感じる人もいる。けれども、教育に余白部分があったらいいと感じる。その余白部分を子どもが自由に使えるようにしたらいいと思う。
👩🏻‍💼:年齢によって、学ぶ内容の自由度が変わると思う。例えば、小学校は自由に、中学校は課題を設定して、高校は課題を自由に設定して学んでいくのがいいかもしれない。そうやって段階を踏んで成長していくと、子どもが自由に考えて自分のことを表現していけるようになると思う。

〇チェックアウト

終わりに、
①今の気持ち
②今日一番印象に残っている事
③今日の感想

の3点を交流して締めくくりました!

【チェックアウト】
▼今日一番印象に残っている事
🧑🏻‍💼話の中で、学生の斬新な意見に圧倒された。
👨🏼‍🎓「いい人」と「ええ人」という言葉の違いだけで、ここまで深めることができたことが印象に残っている。
👩🏻‍🎓自分と反対の考えを持っている人の意見を聞くことができた。
▼今日の感想
👨🏼‍🎓両方のトークセッションを同じ問いで話したから、もう一つの問いもじっくりと話してみたい。
👩🏻‍💼このようなトークセッションの場が学校にできたらいいと思った。
👩🏻‍🎓今までの生活の中でディベートをすることが少なかったから今回経験できてよかった。

参加者の発言から一部抜粋

☆インターン生べるの感想
トークセッションでは2回とも「学校で学びたい新しい教科は?」のグループに参加しました。話を通して、私が学校の中で不必要だと思っていた授業も誰かにとっては必要だったという事に気づくことができました。また、新しい教科を考えることを通して、参加者の人が学びたいと思っていることの違いを知ることができ、これから自分が学びたいことを考えるための参考になりました。

〇終わりに

会が終了した後も参加者の皆さんの会話は続行。作りたかった景色を見ることができました。

今回の協えるLabでは2mmずらして考える会をQUESTION open day特別編として開催しましたが、これからも毎月9(Q)日は学生と社会人が交流していけるよう多様な企画を考えていきたいと思います。

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