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イベントレポートvol.18「一歩前へ出るための自己変革」

4月3日(金)グロービス経営大学院 経営研究科 研究科長 田久保 善彦さんをお迎えして「一歩前へ踏み出す」についてお話頂きました。


「自己変革」「一歩踏み出す」というグロービスの学生なら誰しも意識しているテーマ。
イベント当日は、オンライン会場に新入学の20期生を中心とした520名もの沢山の皆さんにご参加頂きました。講演前後には、参加者それぞれが変革クラブのコミットメントシート使って個人ワークを実施。自分の1年後のありたい姿と現状を自己認識し、講演での学びや気づきから具体的なアクションプランへと繋ぎました。

田久保さんのお話は、「一歩前に踏み出すとはどういうことだろうか?」という問いかけから始まりました。

◆一歩前に踏み出すとは、どう言うことだろうか?
グロービスに入学したと言うことは既に一歩踏み出したことになる。でも、社会にはそうしてない人が圧倒的に多い。では逆に、一歩踏み出せない状況とは、どう言うことだろうか?
踏み出せない「ハードル」があるということ。ただし、自分の生き方をどのように考えるか次第で、チャレンジしないのもあり。結局は、自分を変えたいと思うかどうかということ。

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では、そのハードルをどのように越えれば一歩踏み出すことが出来るのだろう?

◆一歩踏み出すための6つのポイント

1.書いて書いて、考え尽くすこと
超えたいと思う「ハードル」を考え尽くす、とにかく考える。
そして、まず書いてみる。とにかく紙に書いてみることが大事。

2.今の前提を変えてみること、ダブルループ学習へ
今の前提が今の行動を決めている。だから今の前提を変えてみる。様々な刺激を受けることで心がざわつく。ざわつきとしっかり向き合うことで新しい前提が見えてくる。
 ・シングルループ学習(フィードバックループ)からダブルループ学習へ

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3.ジャンプ力をつけること
継続的な能力開発は、一歩前に踏み出すためのジャンプ力をつける。都合の良い解釈はさらにジャンプ力を強める。

4.信頼できる仲間を作ること
1人でできることは本当に何もない。仲間が揃えばジャンプする力が大きくなる。
仲間からの刺激や学びは自分を高める。一段ずつステージを上がりながら自分のジャンプ力を高めていくことが大事。

5.心を鍛えること
大きな負荷がかかったとき壊れないように、少しずつ大きな負担を自分にかけて鍛えておく。

6.覚悟を決めること
最後は自分自身で「覚悟を決める」。今ここに自分しかいないと心の深いところから思うこと。

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最後に田久保さんから紹介されたネルソン・マンデラの言葉が心に残った。
私達は自己変革というとても難しいことと対峙しているのだ。

田久保さんのシンプルかつ丁寧な問いかけの連続に、参加者それぞれが改めて自分を振り返り、一歩踏み出す行動へと心が動かされる時間になりました。マインドセットが出来た、心のざわめきがや気づきが得られたとの声も多く寄せられました。
話の終盤で、自分と向き合う事や能力開発と同時に、心を鍛える事や信頼できる仲間の大切さを語られていたことが印象に残りました。グロービス入学という一歩を踏み出した私達だからこそ、この学び舎で刺激を受け合い、信頼できる仲間と共に一歩踏み出していきたいです。

それぞれが超えたいと思うハードルに向かって
今、心新たに
一歩、踏み出しましょう!!

(最後にメイン幹事から一言)
本科2年目の目標を決め、さあ頑張ろうと思っていた矢先にコロナの騒動から生活が一変しました。突然始まったテレワーク、今まで体験したことがない制約のある生活、世の中が重苦しく先の見えない不安感が広がりました。
この様なタイミングで4月全体会を田久保さんに講演いただくこととなり、準備段階ではリアル→オンライン→人数制限を段階的に増やすなど、状況の変化で想定外の対応がいくつもありました。しかし、それをチームで乗り越えて当日は500名を超える皆さまに田久保さんのお話しを届けることができ、本当に良かったと思います。そして何よりも「参加できて良かった」という声をたくさん頂けたことが私にとって一番の喜びです。主幹事2名とバックアップいただいた先輩方と一緒にこの会を無事にやり遂げた経験と自信を糧に、今後のクラブ活動を盛り上げていきたい思います。(高田)

2年次を迎える私にとってこのタイミングでの田久保さんのお話は心を引き締める機会となりました。当初は東京校開催で準備を開始、コロナウイルスの影響で何度も企画内容を変更することとなり、当日まで判断の難しい意思決定の連続。司会進行役もこれまでに経験の無い大きな挑戦でした。結果として変革クラブの過去のノウハウやメンバーの力を結集し、クラブとしても大きな一歩を踏み出すことができました。大きな課題を前に、ついつい自分には難しいと思ったり、できない理由を探してしまったりしがちですが、一歩踏み出し進んでみる事、小さな成功の繰り返しが大切なことを実感しています。更なる変革に向けて、今回の経験を今後のクラブ活動にも活かしていきたいです。(手塚)

レポーター:変革クラブ幹事 高田準三・手塚里美(2019期)

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