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雑記

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#PublicHealth

ワシントン大学に学ぶグローバル・ヘルス・フェローシップのあり方

レジデンシーを修了した若手医師に「グローバル・ヘルス・フェローシップ」と題して渡航医学、熱帯医学、国際医療協力などのトレーニングを行うフェローシップが欧米では存在する。例えば米国ではそこそこあるようだ。レジデンシーに海外ローテーションを組み込んでいるプログラムもあるようで、例えば米国家庭医療学会(AAFP)のウェブサイトからも検索できたりする。 ワシントン大学(UW)家庭医療科もその1つで、家庭医療レジデンシーを修了した医師を対象に、1年間のグローバル・ヘルス・フェローシッ

専門性に対する考察

ヘリコバクターピロリの除菌による胃癌一次予防を推進するクラウドファンディングを目にして、今まで別々に考えていたことが繋がったような気がしたので、以下にまとめておく。 1点目は、専門性というのは1つしか身につかないということだ。 昔『MD×〇〇で医療を変える』みたいなキャリアにすごく惹かれていた時期があった。〇〇というのはMBAとかコンサルとか、医療とは関係が薄い分野のことなのだが。例えば、医療も経営もわかっていて医療現場の問題解決ができます、とかドヤ顔で言われたらカッコイ