海外展開している/視野に入れているビジネスが、海外のファッショントレンドカラーをチェックしたい理由
パントン社から発表のあったニューヨーク・ファッション・ウィークの2021年春夏カラー、もうチェックされましたか?
まだの方は、ぜひ下の記事も合わせてお読みください。ファッションに興味のある方ない方、アパレル業界に携わってある方ない方、同様に楽しんで読んでいただけたらと思い、この記事を書きました。その中でも特に、グローバルに活躍されているビジネスにいち早くお届けしたいと思い、パントン社から発表のあった当日にこの記事を書き上げました。
オレゴンブルー
クリエイティブな仕事をしている方はもちろん、そうでない方も、色やファッションには単純に惹かれるのではないか、と思ってしまうのですが、それはきっと私のバイアスのかかった見方なので、「海外のトレンドカラー、チェックしてみてください」と言うからには、きちんとロジカルに訴求したいと思い、考えてみました。
いきなり質問ではじめますが、海外旅行をすると日本ではあまり見ない色を目にすることがありませんか?
私はオレゴン州ポートランドに住むようになってすぐ、黄色味の少ない冷たい印象の濃い青を頻繁に目にすることに気がつきました。青は世界の多くの国で一番好きな色に挙がるほど人気の色ですが、その色合いは独特だったので記憶に残ったのです。勝手に「オレゴンブルー」と名付けたその青、小物からTシャツまで、いろんなところで出現するのです。
あるときドライブ中に、ふと見たコロンビア川がまさにその色合いのブルーだったので、とても腑に落ちたのを覚えています。
ロジカルな説明
このように、「色」は歴史や文化背景、気候・天候・風土・景観の影響、肌の色や髪の色との相性などに影響を受けています。だからこそ、日本から世界に向けて発信するときには、その国での動向やトレンドを抑えることはとても重要なのです。なかでも、ファッションはいち早くトレンドが出るため、時代の風を感じるにはもってこいの分野なのです。ファッションに興味のある方もない方も、携わる業界に関わらず、トレンドカラーは継続的にチェックしたいトピックなのです。