キャリコネ企業研究「Resaco」が“地味にすごい”知られざる理由
グローバルウェイが運営する「キャリコネ企業研究 Resaco（リサコ）」が、2021年6月に初めて月間100万PV（ページビュー）を突破しました。
Resacoはコロナ渦の中でもアクセス数およびユーザー数を徐々に増やしていきました。3月には99.9万PVと惜しくも大台を逃しましたが、その後も安定して90万台後半を推移し、6月に105万PVを達成しています。
そして現在もResacoのPVは100万前後で推移しています。他のニュースサイトなどと比べると「全然大したことない数字じゃん？」と思えるかもしれません。しかし、サイトのしくみを知ると“地味にすごい”結果を生み出しているのです。
企業口コミサイト「キャリコネ」を知ってもらうために
まず、Resaco立ち上げの経緯についてご説明いたします。キャリコネ企業研究Resacoは、2019年4月リリースしました。ねらいは、企業口コミサイト「キャリコネ」を、もっと多くの人に知ってもらうことでした。
企業に関する情報を社員が投稿できる口コミサイト「キャリコネ」は、メディアプロデュース事業部が運営するグローバルウェイの中核事業のひとつです。
キャリコネへの投稿者は他社の口コミを読むために、自社の口コミを投稿するとともに会員登録をします。この会員は転職と親和性が高いため、会員の承諾のもと登録情報を転職支援会社に送り、紹介料を得るのがキャリコネのビジネスモデルとなっています。
また、働く人向けニュースサイト「キャリコネニュース」は、このキャリコネのユーザーを増やす効果をねらって作られたものです。いまでは月間1000万を超えるPVを集めるサイトに成長し、キャリコネの認知度を高め、ユーザーを誘導できています。
とはいえ、ニュースサイトとしての人気が高まるにつれて、ニュースを見に来る人と集めたい読者とのギャップが大きくなっていきます。もっと転職志望度の高い層を集め、キャリコネを活用してもらえないものか思っていました。
そのような思いから、ニュースのようなフロー情報とは別に、転職に役立つ情報をストック（蓄積）して掲載するサイトを新たに作ろうということになったのです。
生の声を編集した記事が人気
Resacoに掲載されている記事は、現在およそ1,700本。このうち約1,000本が、キャリコネの口コミをベースとした「面接対策」の記事です。
《面接対策》
キャリコネには、実際に企業の面接を受けた人による口コミ投稿があります。その中には、具体的にどんな質問をされたのか、どういう答えをしてどのような反応や結果を得たのか、選考プロセスや留意点といった貴重な情報が含まれています。
このような情報に加えて、編集部が企業概要や経営方針、働き方に関する制度などの基本情報を収集し、面接に臨むポイントを整理してノウハウ満載の記事にしています。
記事を読んで、この会社についてさらに詳しい情報を知りたいと思った人は、キャリコネに会員登録をして社員の生の声を閲覧する、という流れになるわけです。
《年収・報酬・ボーナス》
面接対策とともに人気があるのが「年収・報酬・ボーナス」の記事です。キャリコネには、実際にその会社で働いた社員が「給与明細」を投稿しています。
この情報に、編集部で収集した社員の平均年間給与や年収が高い理由、この会社で年収を上げる方法の考察などを加えた記事が、200本以上掲載されています。大手企業の年収記事は特に読者の人気が高く、総合アクセスランキングの上位を占めています。
外部配信を一切せず「濃いユーザー」だけ集める
このほかResacoには、企業業績を詳細に分析して株式売買や転職の参考になる「企業業績・株価」（244本）や、高年収の外資系企業のレアな情報をまとめた「ハイクラス求人」（24本）、口コミをベースにした読み物コラムなど、さまざまなコーナーがあります。
さて、このようなコンテンツを掲載しているResacoのどこが“地味にすごい”のかというと、このサイトは他のニュースアプリやポータルサイトへの外部配信を一切することなく、月間100万PV、50万UUを実現しているところなのです。
普通のニュースサイトでは、ヤフーやスマートニュースなど人が集まる場所にコンテンツを配信し、「自社サイト以外の場所」で多く読まれる場合も多いです。
一方、Resacoは、自らキーワードを入れて検索エンジン経由で直接訪問してこられる方がほぼすべてなのです。特定企業の給与や転職に関心が高まった人しか集まってこない、いわば「濃いユーザーしかいないサイト」になっているのです。
Resaco経由でキャリコネに会員登録してくださる人の数は、具体的には明かせられませんが、月に数百人にのぼります。濃いユーザーの登録者は、キャリア志向が非常に強く、情報感度の高い人が多いことも特徴です。また、年収ももハイクラス人材の転職顕在層が集まっています。
会員情報を見た転職会社の方が「こんな濃い人材をどうやって集めたんですか？」「良質な人材ばかりです。もっと送ってください！」と驚くのも当然といえるでしょう。
「量」と「質」のノウハウを持つメディアプロデュース事業部
以上、キャリコネ企業研究「Resaco」の“地味にすごい”といえる理由がお分かりいただけたと思います。
2021年9月27日付けのプレスリリースで発表した通り、Resacoは今後領域を拡大し、「転職」の他に「副業」「投資」という選択肢も提供したいと考えています。
具体的には今後の発表を楽しみにしていただきたいのですが、「広告収益モデルによるPV獲得競争」が激化する中で、「意欲の高いユーザーだけを集めたサイト」という独自路線を歩むことには変わりがありません。
働く人を中心に数多くの読者を集められるキャリコネニュースのようなメディアと、特定テーマに関心の高い読者を集めるResacoのようなメディア。
この両方を企画・運営できるノウハウを持っているのが、グローバルウェイのメディアプロデュース事業部の強みです。採用は随時行っていますので、ネットメディア運営の経験を積みたい方は、こちらからカジュアル面談を申し込んでください。