国際税務戦略とは
タックスプランニングと言い換えてもいいのかもしれません。
いろいろなアプローチがあると思いますが、私が考える国際税務戦略は、「日本国内での課税の最小化」と「国外での課税の最小化」の合わせ技です。
これをすることで、連結ベースの損益計算書上の実効税率(法人費用/税引前当期純利益)に影響が出てきますので、実効税率の推移をモニタリングすることで効果の測定ができます。
では、「日本国内での課税の最小化」と「国外での課税の最小化」における注意すべきポイントとは何でしょうか。
次のように整理できます。
日本国内での課税の最小化
●海外への移管
・移転価格税制
・組織再編税制
国外での課税の最小化
●支店か子会社か
●低税率国への移管
・タックスヘイブン税制
●日本への資金の還流
・配当
・ロイヤリティ
・外国税額控除
●現地国の税制
国際税務のテキストが1冊できる内容ですね。
これから、それぞれのテーマについてまとめていきます。