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料理は『気』が大事。おうちで作る料理はやっぱり一番!だということ。

profile:おうち+まゆこ
楽しい暮らしであることを大切に10歳と7歳の娘のふたりを子育て中。おうちのごはんはこころとからだを作る基礎。どこのおうちにもある材料で毎日作れる無添加のごはん作りをこころがけています。練馬区の認可保育園でごはん作り担当。おうちの無添加料理研究家。こころをケアするアートセラピストの資格取得。料理教室・台所整理のススメの【暮らしのねっこ】

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先日、都心の高層ビル群の中の、とあるホテルの最上階にあるレストランで食事をしました。生演奏の中、夜景が一望できてロケーションも抜群、前菜からデザートまでのすべての食材が一流のもので上質な時間を過ごすことができました。もちろん評判も最高レベルです。わたしは職業柄、というより生まれつきのものなのか、美味しい料理には本当に目ありません。だけれど、今回の食事では意外なことに、残念ながらそうしたものをいただいたときの高揚感を感じることができませんでした。


かたや、中央線沿いの駅近、地元で数十年のこぢんまりとした四川料理のお店で食事をした時のこと。ずっと長い間気になっていたお店でしたが、なかなか行けずにいたのは、評判があまりにも二分しており、ちょっと怖くて躊躇していたというのも本音です。食材はもちろん厳選して選ばれていることと思われますが、部分的に簡易のものも使用されている印象です。それでも結果的にはこちらでは大満足の料理をいただきました。

以降、どうしても特別に美味しいものを食べたい日にテイクアウトを利用していています。食べず嫌いも含めて食にうるさいこどもたちも、こちらの料理が大好きになりました。

今回ばかりではありませんが、この違い、いったい何からくるのかとわたしなりに考えてみました。


料理の腕前よりももっと大切なこと


料理は見た目も大きな要素の一つなので、盛り付け方も重要な要素です。盛り付けが素敵で、食材も料理の技術も一流、雰囲気も最高、だとするならば最高に美味しい食事ができるはずです。その他に圧倒的な要素があるとすれば、料理を提供する方、場を作る方の『気持ち』『気(氣と書かれる方もいらっしゃいますね)』なのではないかと思い当たります。

こちらの四川料理で、あまりの美味しさに唸りながら、お店の方といろいろなお話をさせていただきましたが、こちらは食と健康に対して熱心な考えをお持ちのご主人と奥様でした。その中で最後に仰っていたことが、「家庭料理にはかなわない」というお話でした。

「ここでいくら美味しくて身体に良いものを食べてもらおうと心血注いで作ったとしても、それは料理人の作る外食の料理になってしまう。それはたまに食べるから良いものであって、家庭料理のようにこころとからだをリラックスさせ日常的に心身の機能を調えるものにはなれない。」という内容のお話でした。

ここまでの食事への気持ちと思いがあってこそ、丁寧な旨味を引き出すことができて、料理に力を持った「気」を注ぎ込むことができる。それが絶妙な美味しさにつながるのだと思いました。

評価が二分していることについてですが、現代は本当に味覚だけではなく脳がやられるほどの強い旨味の化学調味料があふれかえっていて、コンビニ食や、大手チェーン店での外食に慣れていると、本物の食材の深い旨味を感じる前に、噛みしめなくてもすぐに伝わってくる化学調味料の粉末から作られる旨味が、食事とする同時に脳に到達してこないので不満に感じてしまうのではないかと思われます。(それと、お店の方が健康に関心の強い方なので、お客の食べ合わせに口を出してくるので鬱陶しく思う方もいらっしゃるのでしょう 笑)

馴染みのない話に感じられる方もいらっしゃるかと思いますが、気は日常にぴったりと同化した身近なものです。一食一食、自分の気持ちの状態と料理の出来栄えを分析したり、また他の外食などでの食事をいただく際にも考えてきましたが、美味しいごはんというのは、作る人の技量とセンス、そして質のよい「気」が一緒になった時に、高い完成度で仕上がるものなのだと感じます。

おうちで作る料理はやっぱり一番だということ

元気なおばちゃんの作るおいしいおにぎり、最高の料理だと思います!
素手でごはんに無意識ながら気を伝えていき、中心に向かって込めていく。決して力みすぎず、かといっていい加減過ぎず。適当な塩梅で。ちょうど良さを知るというのは、経験がなくてはできませんが、それを適当!とゆるく言えるところを目指してわたしも日々ごはんを作っています。


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こちらのお店と「気」が合ったからこそ、わたしの身体にベストマッチしたということもあるかもしれません。おうちで親がこどもに作るごはん、「気」の休まる場所でのごはんは最高にこころと身体に沁みるものになるでしょう。

考察なのでつらつらとめんどくさいことを書きましたが、なんのことはない、シンプルで、良い気の食事をこどもに与え続けること!舌の感覚は脳に直結しているといわれるので、良い脳を作り、味覚と共に豊かさを感じる感覚を育み、元気に生きていける源になります。

季節の仕込みものはこどもの経験と食生活を豊かにする

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シンプルな料理には仕込みものが欠かせません。
梅干し、みそ、ゆずこしょう、らっきょう漬け、大根漬け、などなど。保存容器からとりだすだけでごはんとみそ汁に加えて一品、筋の通った美味しさを添えることができるので重宝します。

冬の仕込みもののひとつの、たくあん作りの仕込みは11月から12月の中旬ころとりかかります。練馬大根がたくあん作りに適しているといわれます。近くの農家さんから朝抜いてきてもらった大根を一週間半程度、軒下に干しました。米ぬか、塩、砂糖、唐辛子、昆布、柿やみかんのの皮を干しておいたものと合わせて漬物容器に入れて重石をして二週間。

年始に干したこともあるのでまだ間に合います!干して漬けるだけのシンプルな作業なので、ぜひお子さんと気軽にチャレンジしてみてください。


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