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4.アジャイル開発の各種手法

①ペアプログラミング
②モブプログラミング
③リファクタリング
④常時結合
⑤テスト駆動開発

①ペアプログラミング

アジャイル宣言の背後にあるとおり、アジャイルでは優れた設計が生産性を上げる、優れた設計はお互いに助け合えるようなチームから生まれるという考えがあります。

その考えのもと、生まれたのがペアプログラミングです。このプラクティスの目的は、お互いに助け合う環境を強制的に作ることで、優れた設計を生み出すことです。また、コードの共通理解、知識・技術の共有によるチームの自己組織化の促進も期待されます。

ペアプログラミングでは2人が同じマシンに並んで座り、プログラミングを同時に実施します。1人をドライバー、もう1人をナビゲーターと呼ばれる役割に分担し、「ドライバー」はプログラミングを実施し、「ナビゲーター」はドライバーが書いたコードをレビューしたり、意見を出したりします。

しかし、この手法では2人の間でしかコードの共通理解や知識・技術の共有ができないため、チーム全体でその効果を得たい場合、効率が悪いという課題があります。

②モブプログラミング

最近では、モブプログラミングという手法が取り入れられるようになりました。モブとは「群衆」という意味で、3人以上でプログラミングをすることをモブプログラミングと言います。基本的なやり方はペアプログラミングと同様ですが、人数が増えた分「ナビゲーター」が増えます。モブプログラミングをすることで、より多くの人の考えが反映された設計とコードが得られ、一度により多くの人とコードの共通理解や知識・技術を共有できます。

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