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ネイティブスピーカーって誰?

昨今、社内英語公用語化とかグローバル人材育成、大学のグローバル化などがより声高に叫ばれているが、国や企業が目指すもの正体は一体何なのか?まずはこれらのキーワードの中核をなす「英語」の使用状況について考察してみたい。

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ブリティッシュ・カウンシルの調査(※1)によると、2013年時点の世界の英語使用者・学習者数は17.5億人で、2020年には約20億人に達する。つまり世界人口の約20%弱に値する。名実ともに世界共通語の座を射止めた事実は否めない。

しかし、視点を変えれてみれば、20億人全てがネイティブスピーカーという訳ではない。それどころか、英語を母国語とする人口は資料により異なるが、3億~5.2億人程度(※2)と考えて良さそうだ。これは、外国人と英語でコミュニケーションをする場合、ノンネイティブが話し相手となる確立の方が高いということを意味する。

つまり、日本人がイメージする「英語=ネイティブ英語」という公式は虚構であり、実用面ではグローバル英語(グローバルとイングリッシュを掛け合わせ、グロービッシュという表現もある)が優勢なのだ。

                                            ---- 引用----

https://www.britishcouncil.org/sites/default/files/english-effect-report-v2.pdf

https://berd.benesse.jp/berd/center/open/berd/backnumber/2006_05/fea_honna_01

https://www.washingtonpost.com/news/worldviews/wp/2015/04/23/the-worlds-languages-in-7-maps-and-charts/




  


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