マガジンのカバー画像

世界のトップリーダーを斬る:戦略プレゼンス時評

93
一国のリーダー、世界的なエグゼクティブ、セレブリティなど、メディア露出/公的な場に登場する人々を取り上げつつ、国際基準のトップリーダー・プレゼンスとその戦略について分析します。
運営しているクリエイター

2019年9月の記事一覧

イヴァンカ氏のワードローブが「国連で不具合を発生」させた理由

先日の小泉進次郎氏の「セクシー」発言についてnoteにポストした直後、友人から「このsexyなファッションにもご意見を」と問われたのが、イヴァンカ氏の国連に出席した際の装い。 今年の国連は「セクシー」がテーマ? ただ、小泉氏のような「セクシー」という言葉の使い方についての話ではなく、イヴァンカ氏の件は特に日本の方には触れづらいというか、突っ込めないテーマであろう。また、冷静な目線とロジカルな判断で分析しないと本当にいやらしさが出てしまう事柄。 文章としてしっかりまとめて

小泉進次郎氏の気候変動問題「sexyであるべき」発言と「自らの言葉」について

"Big scale issue like climate change, it gonna be fun, it gonna be cool, it gonna be sexy too." 9月22日、国連の環境会議における小泉進次郎環境大臣の演説に先立って行われたインタビューの一部「セクシー」という言葉が浮いてしまったというか、一人歩きしてしまった模様。 英語で話しているその様子を見て、日本語に訳された表現よりも正直なところ普通に聞くことができた。しかし、面白おかしく

イチローの5分の英語スピーチに見る成功のポイントとは

3月に現役引退したイチロー氏が9月14日、マリナーズに貢献した功労者を称える表彰式で、約5分間の英語スピーチを行った。 通常、通訳を介し日本語で記者の取材などに対応しているイチロー氏なので、非常に稀なことだと言っても良いだろう。 その映像がシアトル・マリナーズのTwitterで見ることができる。 どのようなことを話したかの日本語訳はこちら↓に掲載されている。 このスピーチ、原稿を読みながら、その上、とてもゆっくり、センテンスとセンテンスの間も十分取りながらのもの。