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世界のトップリーダーを斬る:戦略プレゼンス時評

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一国のリーダー、世界的なエグゼクティブ、セレブリティなど、メディア露出/公的な場に登場する人々を取り上げつつ、国際基準のトップリーダー・プレゼンスとその戦略について分析します。
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2019年6月の記事一覧

エリザベス女王の平常心とYOSHIKIのスカーフ:リーダーの鉄則と人前に出る自覚

イギリス時間の6月23日、『Royal Windsor Cup』での珍事件。 エリザベス女王が階段を降りていこうとしたその時、YOSHIKIのスカーフが女王の顔(首)を直撃するというハプニング発生。 英メディアも取り上げている。 全くわざとではなく、風があったことが原因の一瞬のこととはいえ、周囲はさぞ驚いたことだろう。 上記記事リンクからページを開いてスクロール、映像を御覧ください。 スカーフを身につけていたYOSHIKIも驚いた顔をしてさっとスカーフを手繰り寄せ(

「世界が注目する雅子皇后の国際力!8ポイントで紐解く「超一流のプレゼンスと交流力」:『Precious.jp』寄稿

先日、令和最初の国賓としてトランプ大統領ご夫妻をお迎えした、天皇皇后両陛下。 その際のあれこれを見ながら、特に雅子皇后にフォーカスし、世界が注目したそのプレゼンスについての、分析・解説記事「世界が注目する雅子皇后の国際力!8ポイントで紐解く「超一流のプレゼンスと交流力」をPrecious.jpに寄稿いたしました。 このトランプ大統領ご夫妻訪日時にも気になった、トランプ大統領がいつもやる「手の形」(ボディランゲージ)について、日本語で記されているものがあまりないので、本記事

初頭効果が邪魔をする:東京都の「かぶる傘」と「メラニア夫人の訪英ファッション」の因果関係

トランプ大統領一家 訪英3日目、「ノルマンディー上陸作戦75周年式典」の際のメラニア夫人の装いは、 NYブランド「The Row」のアイボリーコートに、英国ロイヤルファミリーも愛用する「フィリップ・トレイシー」のつば広ファシネイター。 素敵なのでしょう、きっと。 しかし、もはや筆者には「かぶる傘」にしか見えてこない。。。 これぞ視覚の「空耳アワー」 初頭効果が邪魔をしている。 人は先にインパクトを得たものを基準に、後から得た情報を理解・判断する生き物。最初に得たイ

エリザベス女王のルビーとトランプ大統領の丈のおかしなホワイト・タイ・アタイア

現在イギリス訪問中の米トランプ大統領。 晩餐会の席でエリザベス女王の背中に触れるという礼儀違反をしたという記事が挙げられていた。 それが原因でこのようなツイートが出たのかどうかわからないけれど、今日WWDが取り上げていたニュース、及びSNS上で目にしたのがこれ。 タイトルは「クイーン・エリザベス2世がトランプ大統領との面会にルビーのティアラを身につけたストーリーの裏側」と言うもの。 そこには、「ルビーはevil(邪悪なもの)からprotectする(身を守る)ため」など