ラティアスexの登場で殿堂レギュレーションが自由になりました
この記事は執筆者のグレイとハバタクカミのカミちゃんの間の対話形式で
ポケカを紹介するゆっくり実況風の記事となっております
グレイ「殿堂レギュレーションの時間だぜ
ということで今回の主役はラティアスex。たねポケモンのにげるエネルギーがすべてなくなるという、まあ当然のように強い特性を持っているポケモンである」
カミちゃん「歴代のにげるエネルギーを0にするカードといえば、
特定のタイプのエネルギーがついていることが条件でダークライEX、マナフィEX、ゼラオラGX、
同じくたねポケモン全員のにげるエネルギーを0にするシルヴァディGXなんかがいたわけですが、
前者はエネルギーがついていない限り発動しない都合、時代が進みアタッカーとしての使用が厳しくなったダークライEX、マナフィEXなどは積極的にエネルギーを貼ることが難しく、自分自身のにげるエネルギーを減らす運用は行いづらい、
後者はそもそもシルヴァディGXが1進化ポケモンであるため、自身のにげるエネルギーが減らない、というように
明らかにこの手の特性を持つポケモン自身を逃がすことには規制がかけられてきたポケモンカードゲームですが、ついに出すだけでラティアスex含むたねポケモン全員のにげるエネルギーがなくなるという時代が来たんですよね」
「最近のにげる関連の特性を見ると、今まではルールを持つポケモンが持っていた、特定のエネルギーがついているポケモンのにげるエネルギーを0にする特性が非ルール1進化のブリジュラスに渡されたのも印象的、
モモワロウexもたねポケモンながらベンチの任意の悪ポケモンをバトルポケモンと入れ替えるという特性を持ち、今まで番1回の交代特性をソルガレオGXなど2進化ポケモンしか持っていなかったことから考えるとかなり攻めた調整だったりする。」
「加えてラティアスexは超タイプであるため、ソーナンスのがまんのかべを無視して動くことが可能、
相手のソーナンス関係なく自分のポケモンを逃がしたり、逆に超デッキにラティアスexを採用してソーナンスをいつでも逃がせる体制を確保、必要に応じて次元の谷むげんのやいばで2エネ200ダメージも狙えるようになっている。」
「とまあ強いことづくめで、何しても良さそうに感じて逆に考察しづらそうに思えるラティアスexですが、今回はどのように使っていくのでしょうか?」
「以前の記事で紹介した純正変幻オーガポンexのデッキを改良し、さらに色々遊べる形にしてみたので、さっそくご覧ください」
↓以前紹介した純正変幻オーガポンex
↓今回のデッキ
「動きはとにかくシンプル、オーガポンみどりのめんexにひたすら草エネルギーを付けて、まんようしぐれで戦うスタイル。」
「以前のデッキと変わらずセレビィグレートは引き続き採用されており速攻をかけるムーブは可能、
一方でワンダーラビリンス♢やしゅくふくのかぜシェイミは不採用になっていて、代わりにラティアスex、ミルタンク、スカイフィールドなどが入ってきてますね」
「まず、セレビィグレートはバトル場で手札の草エネルギーを1枚自分のポケモンに付けられるポケパワー:もりのいぶきを持つポケモンで、
手札から1枚、みどりのまいで1枚、もりのいぶきで1枚と貼ることができれば理論上1ターンでオーガポンexがまんようしぐれを使用できる形となっている。
ただ、バトル場で使わないといけないために採用枚数を増やしてスタート率を上げるか、上手いこと交代でセレビィグレートをバトル場に持っていくか、と従来は使うのに手間がかかったのだが、
ラティアスexの登場で交代面の手間が圧倒的に軽減。違うポケモンでスタートしてもボール2個でラティアスex+セレビィを持ってくるだけでもりのいぶき起動が可能となった。」
「最初の番に目当てのポケモンをバトル場に置く動き、かるいしを思うように引けずに上手くいかないことも多かったですから、クイックボールやネストボールで持ってくれば良いラティアスexはだいぶ楽というところはありますね。
もし回収ネットやいれかえカートを引ければオーガポンexに戻してそのまま攻撃も可能ですが、先攻を取った場合はセレビィをバトル場に出すだけでもノルマを満たせたと言えるのが良いところです。
バトル場に出したいたねポケモンは色々種類がありますが、セレビィと同じ動きはターボブレイズのレシラムなんかでもできるので、エクストラで何かやってみたい場合はこちらも良いのではないでしょうか?」
「そしてラティアスex絡みのもう1つのギミックが、新規に採用したこのミルタンク、」
「バトル場にいるかぎり、手札から自分のポケモンにエネルギーをつけるたび、そのポケモンのHPを90回復するとのことだが、
バトル場で消耗したオーガポンexをいれかえカートで交代、
ミルタンクを出した状態で手貼り1回、みどりのまい1回をすると
30+90+90で210回復、
その他ライフフォレスト♢では60回復、サポートのナタネでは80回復なので、これらを上手く組み合わせて超回復ギミックが可能となっている。」
「今までミルタンクのモーモーエールの恩恵を受ける場合、グッズで1回入れ替えた後にエネルギーを付けて回復を行い、ミルタンクにかるいしを付けてアタッカーに戻す、という動きをするしかなく、
トレーナーズ2枚ぶんのコストがかかっていたと言えるわけですが、ラティアスexが場にいるかぎりこのプレイで求められる要求は1回にげるためのグッズのみになるんですね
かるいしが不要なぶん、相手に手の内を探らせないために直前までミルタンクを手札にキープしておいても現実的に回せるのもかなり大きそうです」
「地味にオーガポンexの特性がミルタンクと相性良い上に、草タイプゆえ回復手段が多いのもとても優秀なんだよね
そしてラティアスexのもう1つの強みが、かるいし不採用及びかるいし以外のカードを自分のポケモンに貼れるようになっているところで、
単純にかるいし分の枚数をいくらか浮かせられるだけでなく、
躊躇なくオーガポンexにヒーローマントや闘魂のまわしを貼れる体制になっているのが強い。」
「ラティアスexのおかげでセレビィやミルタンクをバトル場に出すために渋々かるいしをオーガポンexに付けないといけないという現象が発生せず、がっつり耐久するぞって姿勢ができてますからね
バトル場に出したいポケモンを好きなように動かし、ポケモンのどうぐ枠の自由度を上げられる、ラティアスex、とんでもなく強いポケモンでしたね」
「最後にラティアスexを使う注意点。
まず、ラティアスexのおかげでかるいしを不採用にしても回せるのはおいしいんだが、特性ロックだけは注意しないと動けなくなるので、
サイレントラボ、頂への雪道対策でスタジアムを多めに採用、ダストオキシンケアでフィールドブロアーは必須くらいに思っておいた方が良い。
次に、ラティアスexをずっと置いておくと意外にベンチが狭くなるので、手札から出した時にはたらく特性持ちのポケモンに頼りすぎない構成にするか、スカイフィールドを入れるかしないとベンチが足りなくなる。
この理由のため、しゅくふくのかぜシェイミ→ゴヨウの指名、ワンダーラビリンス♢→スカイフィールド2枚という変更をしていたりする。
ラティアスex、間違いなく強いポケモンだが、たねでルールを持つポケモンの特性は対策されやすい面もあるので、使う上ではそこに注意しておいてほしい」
「といったところで今回の記事はここまでとなります
最後までお読みいただきありがとうございました
例のごとく投稿頻度は不定期となりますが、また次回の記事も期待しない程度にお待ちいただけると幸いです。
それでは皆様良いポケカライフをお過ごしください。」