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『アーマード・コア6』で燃やし尽くせ。ボスを、好敵手を、惑星を。
Feed the fire. Let the last cinders burn. «火を点けろ。燃え残った全てに»
その”神のひと声”は瞬く間に全世界の悪童共〈レイヴン〉の”心”に火を点けた!!! と言わんばかりのお祭り騒ぎだったのを覚えている。ほんとうに、”幻想«ユメ»”じゃねえよな…!?って気持ちでいっぱいだ。
自分はPS2の3が初プレイで、PS2最終作のラストレイヴンまでプレイして間を置いてプレイしたfAでスピードと操作の難しさについていけずリタイアしたニワカ勢だったけど、PVを見て興奮したなら購入するしかなかった。
ロボアクションとしても、ロボSFストーリーとしても、もちろん”アーマード・コア”としても最高の作品だと思います。Steamの同時接続数が12万以上なんて話もあるし、評価もかなり良いらしい。良かった…。
俺の作ったACが最強なんだ!!!!!
アーマード・コアの魅力は内なる少年心を燃やしてくれる”ブンドド”だ。自分で組み立てて色を塗ったロボットを自由に動かして強敵を屠る。強敵に応じて持っている装備をとっかえひっかえしながらまた屠る。そうしていく間に自分の機体が想像もしてなかった形になるのだが、不思議とそれが楽しいのだ。
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使い続けてくうちに相当の愛着が湧く。
自由には代償が必要だ、と言わんばかりの左右腕武器左右肩武装の操作、クイックブースト、アサルトブースト、カメラ操作etc…とコントローラーをフルに使う操作系統は難しそうに見える。
けれどターゲットアシスト機能でカメラ移動を考える必要があまり無かったり、各種ブーストも速すぎず遅すぎずでスピードに振り回されることは少ない。過去作は「アーマード・コアの難しさは操作が5割」と言わんばかりの操作の難しさだったが、今作では不思議と操作の難しさは感じなかった。おそらくアクションゲームとしてのレスポンスの良さ、操作感の追求が相当に研究されているんだと思う。
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攻撃のモーションも多彩で、特に今作は近接武器でもモーションや攻撃時の効果が全然違うものになっていて、使っていて非常に楽しい。それ以外にもリロード時にマガジンが排出されるモーション、折り畳められた特大武器の展開モーションなど武器毎に設定されれて非常に細かく、カッコいい。
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動かすのが楽しい――。どんなゲームもまず動かすことそのものへの楽しさがあり、プレイし続けることでコントローラーが手に馴染み、手足のように自分の機体を動かせるようになる。上手くなればなるほどその快感にドップリとハマっていく。そうだ、これがアーマード・コアだ…!
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そうしてルビコンに巣食うトンチキバカ強兵器を倒せた時の快感は今ここでしか味わえない。
ビジュアルが無いからこそ良い声と個性が強調され、生き様と死に様が記憶に残る
アーマード・コアシリーズでは人間のビジュアルを持って出る事はほぼ無く、そのほとんどが音声通信による会話でストーリーが進行していく。そしてビジュアルが無い分、声とセリフの濃さで個性が引き立つ。
621の飼い主たるハンドラー・ウォルターはストーリートレーラーで公開時点では俺のことを道具のようにしか思ってないのでは?と思わせといて、ゲームプレイ中はずっとプレイヤーをサポートしたりアドバイスしてくれたりする優しいおじいちゃん飼い主。渋くて良い声で「よくやった」とか「このミッションを遂行できるのはお前だけだ」とか言ってくれてテンションを爆上げしてくれる。
壁越えアニキことラスティはどう考えてもイケメン。
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序盤の壁越え以外にもたびたび共闘する仲になるのだが、そのたびに「戦友」と呼んでくれるしメールもしてくれる。どう考えても好きにならざるを得ない。夢女子生産筆頭AC乗りだ。
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3人目はストーリーを進めると621の脳内に直接語りかけてくる謎の少女エア。声優はファイルーズあいさん。サブオペレーターのような立ち位置だが、ウォルターが見ていない隙に621とミッションに行き「今日は二人っきりですね」となんだか独占欲を感じるセリフを言ってくる。
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その他軍曹キャラで罵倒してくるも面倒見がとてもいいミシガン隊長、姉御肌で色々サポートもしてくれるシンダー・カーラ、なんかねっとりとした意味不明なセリフで悪態ついてきたりヨイショしてくる他AC乗り。そしてなんと言ってもやられ役たる一般兵が誰もかれも「馬鹿な…なんだあの強さは!」と畏怖を込めた称賛の断末魔を上げてくれる。みんな、俺(621)のこと好きすぎる。巷では恋愛ゲームとまで言われるほど621の事を褒めてくれる。
ただこのアーマード・コアは今日味方だったヤツが明日には敵になるような世界なので、相対した時は引き金を引かなくてはならない。その無常さが、作品の独特な空気感を漂わせている。
誰も彼も、明日にはその命が無いかもしれないからこそ、強く生きようとする。それが数セリフで感じられ、行き残ったプレイヤーは彼らのことを強く記憶する。それがアーマード・コアのもう一つの魅力だ。
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もしも君の心に燻ぶる火種があるなら、アーマード・コア6で燃やし尽くさないか?
身体は闘争を求める――。
一時期イヤという程見たネットミームだが、実際のところこのゲームの戦うために準備«アセンブル»という戦いを行い、更なる戦いに身を投じる循環を上手く表現している。熱狂…今まさに熱に狂うように戦う喜びを噛みしめている。
いわゆる「フロムゲー」と呼ばれる高難易度ゲーではあるけど、機体構成を変えるという戦略でアッサリとクリアできる余地があるので、操作に慣れさえすれば、全然ダクソよりは簡単な部類かもしれない。ダクソは序盤で詰んでるのに比較するのもアレだけど。
戦いの先にあるものを見定めるために戦う。そんな闘争の日々をぜひとも体験してほしい。レイヴン、君がこの依頼を受けてくれると信じている。
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