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宝塚記念2022 ~荒れる阪神のグロース馬を探せ!~

みなさまおつかれさまです。
グラスワンダーの子孫でPrix de L'arc de triomphe、ぐらそんです。

今日は宝塚記念の各馬診断をやっていきたいと思います。

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概要

まず、今の阪神は米子Sで1.32.9、マーメイドSで1.58.3と速い時計の馬場。だが、血統的にはスクリーンヒーローとかゴールドシップが来ているわけでキレキレの馬場ではない。三木特別ではダート馬が来たような馬場でもある。

また、パンサラッサがいることが大きい。

パンサラッサは入り口から11秒台でぶっ飛ばす馬で息をいれずに走り切る。2番手アフリカンゴールド、3番手タイトルホルダーでタイトルホルダーが12秒台で走るペースになるであろう。そうなるとある程度前目で競馬できることが必須条件かつスピードの持続が求められる。

そもそも、パンサラッサには有利な展開が想定され、番手で競馬するタイトルホルダーは若干競馬がしにくく、マクリ気味の競馬ができる馬が最有力となる。とくに大阪杯組はジャックドールが58.8で逃げた競馬はとても参考になる。ここからさらに速くなるという競馬になるだろう。

あとは枠順の並びが超重要なので注意したい。


エフフォーリア 3.5倍 A+

前走の大阪杯は3歳時に使っていた脚が全くなく、惨敗してしまった。原因はいろいろ言われているが初めての関西遠征に対して馬が緩く仕上がっていたことと1番人気でマークされる立場になって末脚を活かし切れなかったことと前目のポジションでないとチャンスがなかったと考えられる。
今回はパンサラッサが逃げてアフリカンゴールドが追いかける流れなので確実に速い流れになる。その中で脚を使うというレースならば実力を発揮できるはず。有馬記念よりも速い流れになると思うが今回はエフフォーリアに有利な流れになるのではないだろうか。一週前美浦W52.6-11.1、今週W85.0-53.1-11.1は仕上がった。
天皇賞・秋でコントレイル、グランアレグリアを倒したのは伊達ではない。本命は別に置きたいが上位。

タイトルホルダー 4.0倍 B

この馬は永遠に12.0ラップを刻める馬で、だからこそ菊花賞や天皇賞・春では圧倒的なパフォーマンスとなった。だが、今回はパンサラッサが逃げるペースになる。その2番手で11.8くらいを刻まなければならなくなったときに真価を発揮できるかは疑問。有馬記念でも2番手の競馬をしたら5着だった。セントライト記念でも惨敗している。
連対したことがあるのは道中で先頭になったパターンで自分のペースをつくれるときのみ。ということを考えると今回は馬券外になっても不思議ではない。むしろタイトルホルダーの次くらいの位置で競馬している馬が一番有利だと考えている。

ディープボンド 5.4倍 B+

今回、流れがかなり向きそうなディープボンド。
先週の調教はCW96.1-79.1-50.7-11.5、今週が83.6-52.0-11.8で仕上がった感じ。パンサラッサの逃げるペースの消耗戦になるとこの馬のスタミナが発揮されそう。実際、有馬記念でも2着に来ているし、2200のレースでは京都新聞杯で勝っている。キズナ産駒はアカイイトがエリザベス女王杯を勝ったように2200に強い。
ただ、この馬はもっと長距離よりではあるのでパンサラッサの速いペース、速い時計についてこれるかは少し疑問符がつくが、京都新聞杯では2.11.7で走っている。

デアリングタクト 6.8倍 B+

3歳のときのデアリングタクトならもちろん買い。さて、今回はどうかというと一週前にCW95.3-78.9-51.0-12.0と長めに追いきって、今週は坂路で54.9-12.3をいずれも単走で仕上げてきた。今の阪神の馬場はかなり合うはず。問題は休み明けの状態になるのだが、まだメイチではないように思う。

パンサラッサ 10.0倍 A+

この馬、ドバイターフはかなり強い競馬をしている。中山記念も相当に強い競馬。福島記念は前半5Fが57.3、中山記念は前半5Fが57.6と相当に速く逃げさせると粘り強いし、ラップタイムもかなり速い。今の阪神はタフさも要求される馬場になっている。2200mという距離がどうかと言われるだろう。実際ラップタイムとしては2F目から11秒台を連発して最後13秒台でギリギリ走り切るという競馬。ここに阪神の坂がくるのだが、そこは中山記念圧勝で適応性を示している。先週がCW80.8-50.4-11.5、今週が坂路51.7-36.8-12.0と相当締まった調教で矢作先生が仕上げてきた。
これは大番狂わせの大逃げ切りがあってもおかしくない。

オーソリティ 12.0倍 S

今回、流れが完全に向くと思えるのがオーソリティ。先行して速いあがりの使える馬でタフな競馬もできるオルフェーヴル産駒。母父はシンボリクリスエスでロベルト。1週前追切が併せて96.0-80.0-50.5-11.6と締まった調教、今週の調教が85.1-53.8-11.7と合わせて完全に仕上がった。昨秋はジャパンカップでコントレイル、シャフリヤールと争った馬。アルゼンチン共和国杯連覇で2200という非根幹距離もこなせる馬。東京向きと思われているだろうけど、負けたのは本格化前。青葉賞では2.23.0という時計で勝っており、スピード決着でも十分適正があると考えられる。

ポタジェ 14.0倍 B+

大阪杯勝ち馬。大阪杯は完璧な競馬でうまくロスなく勝ちきった。距離は2000mのほうが合う馬で2200mは今年のAJCCでも負けている。パンサラッサのクソ速いペースについてくる速さはあるが距離が微妙に長い。追切は先週がCW併せ馬で82.7-51.3-11.5で先着され、今週がP87.9-55.7-12.9と物足りない調教。

アリーヴォ 16.0倍 A

大阪杯3着。小倉大賞典から激変しているドゥラメンテ産駒。何気に去年の菊花賞にも出ていて2着とは0.4差で走っているあたりからするとある程度距離の融通が利きそう。あとは小倉2000mの国東特別で1.57.5で走っているのは何気にメンバー中最速。スピード決着はもってこいだと思う。今週の調教は坂路54.0-12.2。メンバーは強化されるが、大阪杯の競馬ができれば十分馬券圏内だし、200m伸びることでポタジェとの逆転は十分ある。フォトパドックも覚醒した感じ。

ヒシイグアス 18.0倍 B++

大阪杯4着、天皇賞・秋で5着、香港Cで2着にきているように実力はある。先週美浦W52.6-10.9併せ先着、今週美浦W53.3-11.9。ただ、パンサラッサのペースに合うスピードの裏付けはない点でアリーヴォのほうを上にとりたい。

ステイフーリッシュ 35.0倍 A

ドバイで開花の7歳。ステイゴールドも海外に行って強い競馬をしたが、この馬も7歳にして本格化のステイゴールド。間違いなく今の馬場は向く。そして、何気に2200mは得意としていて、京都記念の2.10.6と京都新聞杯の2.11.0はメンバー中でも最速。一発あってもおかしくない。1週前追切がCWパンサラッサと併せで81.7-51.2-12.2、今週が坂路54.0-12.3。3列目には絶対に入れておきたい坂井瑠星。

ウインマリリン 50倍 B++

今の阪神のタフでスピードのいる馬場にかなり合いそうなスクリーンヒーロー産駒。エリザベス女王杯、大阪杯とまるで競馬になっていないが、先行力はあるし、オールカマーでレイパパレやグローリーウェイズに勝っている。持続力のいるラップに持ち込むパンサラッサの逃げ競馬は合っている。1週前追切が美浦W80.1-50.3-11.0、今週が栗東に入ってCW84.7-54.2-11.6。近2走とは違う競馬も見せてくれそうで3列目には入れておきたい。


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