自分の意志で評価を下すのが難しい【日記】

現代において何かの映画や小説、アニメやゲームに触れてみようとする時に一切評判を観ずに作品に触れることが凄く難しいと感じる。

現在自分の好きなコンテンツの「アイドルマスターシャイニーカラーズ」がアニメになって放送されている。
出来についていえばまぁお世辞にも良いとは言えないのだけど、全部が悪いかと言われるとそうでもない。
4話は元のゲームとはかなり話の作り方が違うが、アニメとしての出来はそこそこ良いと思う。

私は劇場で先行上映されたものを最速で見たので周りの評判とかは特に知らずフラットの状態でみてこの評価だった。好きなコンテンツという色眼鏡抜きにしても平均以上の出来ではあったと思う。

ニコニコ動画で毎週公式から本編が上げられるのだが、1話~3話はまぁ結構酷いコメントも目に付いた。
実際ファンからの評判も2話以外はあまり良くなかったし、自分もそう思ったので多少はそういうコメントも付いても仕方ないだろうなと覚悟していた。だから途中からコメントオフで見るようにしていた。

4話はファンからの事前評価もそこそこ良かったので久々にコメントオンで見たのだが、かなり酷いコメントが目についた。
しかもその殆どが他の作品では叩かれないような部分で叩かれていて正直言って大変不快だった。(2次元的な髪型に難癖をつけるなど)
そもそもそういうコメントをする人間はTPOも分からず、(精神)年齢も低い人間なので気にするだけ無駄と言われたらそれまでなのだが、なんでこういうコメントをこの作品にだけするのだろうかと思った。

人気コンテンツに逆張りする自分に酔いしれるタイプの人の可能性もあるが、恐らく「周りが悪いと言っている作品だから悪いに違いない」という心理が働いてるのだろうと思った。

所謂同調圧力というものだろうか。
誰かが叩いてるからこの作品は叩いていいんだ!みたいな心理が働いてると思った。こうなるともう中身の良し悪しに関わらず盲目的に攻撃を行う人間になってしまっても納得できる。

最近、自分はこの逆パターンの弊害がよく起きる。
評判がいい作品だからこの作品は面白いに違いない
という事。

具体例を挙げると最近「葬送のフリーレン」というアニメをみた。
かなり有名な作品で評価も高い為、そこそこ期待して見た。

結果から言うと面白い作品とは思わなかった。
多分何も前評判をみてなければ面白い作品と思ったかもしれない。
でも、面白い作品と聞くと見る前から自分の中のハードルがかなり高くなってしまう。
結果、そのハードルを越えられずに面白くないと結論付けてしまう事が多々ある。
ちなみに14話ぐらいまでは頑張って見てたけど心が折れて途中で見なくなってしまった。

色々書いたが何が言いたいかというと、良い評判だろうが悪い評判だろうが、レビューを見てしまった時点で作品に対してマイナスの影響を及ぼしてしまうと感じたという事。
作品が溢れかえっている現代で全ての作品を見るのは難しい。
特に自分は頑張っても1シーズンに1~2作品を追うのが限界なのでレビューが作品に触れる大きな指標になるのは仕方ないと思うが、どうにかレビューを観ずに自分の好きな作品に出会う方法はないかなあと思う。

友達の話題についていく為に見ている今の状況がそもそもコンテンツに触れる姿勢として良くないのかもしれない。

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