海外生活、私の変化
コロナの入院生活があまりに暇で、何をしているにも飽きてきてしまったから、こんなお題を自分に出して書いてみようと思う。
人間やっぱり何かアウトプットとかしてないとダメな生き物なんだなあ。
仕事出来なくて、本とか読めてゲームとか出来ていいじゃんと思ってたのも束の間
日々淡々とすぎてく間にも確実に私は歳をとっているし
ありきたりだけど、今日という日は今日しかないから。
このバーっと駆け抜けてきた2年間を振り返ってみることにした。
テーマは、私の変化(できるようになった事)
3つに分けて書いてみた。
①「自分」の人生を生きる
28歳(正確には29になる年)に香港に異動。
恥ずかしながら、人生で初めての海外生活であるとともに
人生で初めての一人暮らしだった。
初めはとにかく楽しくて、全て自分で決めて生きているのが刺激的だった。
食べることも遊ぶことも仕事も、何をいつするのかは
ぜーんぶ自分で決められる。
日本にいた頃の私はどこか八方美人で、家族ともすごく近かったから
正直なところ自分が何をしたいとか求めてるのがモヤモヤしてたし
分かったとしてもすごく時間がかかるタイプだった。
期間限定の海外生活はそんな私に、意志と行動力をくれたと思う。
②何をするかじゃなくて、誰とするか
エネルギーたっぷり!スーパー行動力を手に入れた私だったけれど
そんな楽しい毎日を誰かともっと分かち合いたい。そんな気持ちが湧き上がってくる。
私は小さい時からその日にあったことは逐一家族にシェアして
楽しいことも悲しいことも全部聞いてもらってきた。
だから、そういう相手がいない人生は、どれだけ美味しいものを食べても
虚しいだけだということも身に染みて分かった。
ありがたいことに私には日本に、忙しい中私の日々を気にかけてくれる家族と友達が居た。
それから、恋もしたり、同僚が遊びに連れ出してくれたりもした。
日本にいた時の私は、人付き合いを疎ましいとちょっと思っている人間だった。
でも今はそんな事1ミリも思わない。
大人になればなるほど、自分の時間ってすごく大切になる。
その時間の一部を私に費やしてくれることは
とってもありがたいことだし、そんな人は貴重だということが分かる。
食べログの星いくつかのレストランでの食事よりも、
私の大切な人たちと食べること、それが何よりの幸せだと感じられる人間に変わった。
③意思表示する事の優しさ
日本人は曖昧だ。(中にはそうでない人もいる)
私もそんな環境で育ってきたから、言葉の先を読んだり
気を使いまくって生きてきた。
でもそんな日本人の気遣い気質は、海外の人と仕事をする上で
ただの障害でしかなかった。
仕事をしていても、YesかNoか。
食事のお誘いも、行くか行かないか。
伝えたければ明確に、そして彼らの言葉にそれ以上もそれ以下もないことを学んだ。
それが分かった瞬間に人付き合いがすごく楽になった。
あれこれ気を遣って考える事をせず思った事を伝える。
その方が物事がスムーズに行くし、気持ちがいい。
こんな事を学び、出来るようになって
2年ぶりに一時帰国したら、“さっぱりしたね”と言われる30歳になれました。
改めて振り返ってみると、ありきたりだけど、20代、自分の視野と経験が広がる世界に行くことってとっても大事なんだなぁ。
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