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会社で起こったプチ事件

先日のこと、オフィスで大喧嘩が勃発した。

阿姨さん(お掃除とか全般するおばさん)とスタッフの口論だ。

ことの発端は、毎日阿姨さんが各自のデスクに置いてあるゴミ箱の袋を変えてくれるのだけど、彼女の袋を入れ忘れていたらしい。

そのゴミ箱にポイポイゴミを捨てていた彼女に、阿姨さんが注意をした、「袋入ってないのにゴミは捨てないで」と。

阿姨さんのミスなのに注意された彼女はブチギレ、あなたが袋を入れ忘れたのが悪いんでしょう!?と。

もう2人とも我を忘れて、それはそれはとても壮絶な罵り合いがはじまったのだ。

結果同僚たちに嗜められて2人の怒りは落ち着いたのだけれど。

中国に住んでいると、こういう口論の場面によく出会う。日本ではあまり見なかった光景だ。

たまに変なおじさんが電車で絡み喧嘩してるのくらい。

最初の頃は結構ビビってたんだけど、数年住んでいると慣れっこになってくる。むしろみんな自分の感情に素直に向き合っていていいなとまで思えてくる。笑

だって日本人だったら、「袋入ってないところにゴミ捨てないでね」って言われたら90%くらいの人は「あっすいません」って一旦謝るでしょう。たとえそれが、相手のミスってわかっていても。
少なくとも私はそうする気がする、戦い口論する方がエネルギーがいるから。

でも中国の人は、自分の気持ちには常に正直な気がする。自分が悪くないと思ったら絶対謝らない(謝ったら負けみたいな雰囲気もある)

もっともっと深い中国社会に入っていったら違うのかもしれないが、少なくとも日頃生活していて言い合いしている人を見ると、それが彼らのコミュニケーションなのだと思う。

なぜなら意外とそのあとブチギレた本人たちは清々しくケロッとしていたりするから。

嫌な気持ちを溜め込んで爆発するよりもその都度解消していったほうが清々しくて健全だよなと、そんな彼女たちの言い合いを見ているといつも思うのである。

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