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キンタ・クンテと呼ばないで


こんにちは、リンダ。。です。


先日、いつものトレーニングの帰り、次の予定までにあまり時間がなくて、馴染みの居酒屋でサクッと夕飯を食べようと立ち寄ったときの話。

普段はうるとら三密状態の店内が、休業要請解除明けで閑散としていてなんとも淋しい。カウンターを勧められたけど、今日は長居はできないのでと奥のテーブル席へ。こちらもガラガラ。

カマスと烏賊刺しとお銚子一合を注文し、変わらぬ旨さに舌鼓。ひと心地ついた頃、男女のお客さんが、あたくしの後ろに着席。

会話から察するに同じ会社の上司と部下。おそらく上司はあたくしと同年代、部下は30才前後のガツガツ系女子。

新人女子の常識知らずを愚痴る部下、それをなだめる上司の図。創業昭和13年のこの店で、これまた絵に描いたような昭和の上司部下の会話。

店が空いているのをいいことに、2人のボルテージはどんどん上がっていく。

「まったく近頃の若者は、云々かんぬん…」そんな話でひとしきり盛り上がったあと、話題は『ミネソタ州で警官に撃たれた黒人男性』のニュースに。


すると突然、おじさん上司が

「昔あったじゃない。ほら、“キンタ・クンテ”  って。アフリカから奴隷として連れて来られるドラマがさあ」

「・・・(反応なし)」

「あれがさ、今の時代でも結局、根深く続いてるわけよ」 


( ̄▽ ̄;) !!



せっかくの菊正宗樽酒のぬる燗を思わず吹き出しそうになり、あわてて喉の奥に流し込む。

もうね、コントのようにむせたのなんの!



それを言うなら

 “ クンタ・キンテ ” ね!!


ええええ、当時、父親世代はそんなふうに言い間違えてましたともさ。それをきっと、あなたは正してたはずよね? まさか…歳月を経ておんなじ間違いを!!

嗚呼…トシはとりたくないものだわ。

振り返って顔を見てみたかったのだけど、お会計はテーブルで。

「また、ゆっくり来るわね」と大将に言い残し、あたくしはその場を静かに立ち去りました。


“ クンタ・キンテ ” は、1977年にアメリカで放映されたTVドラマ【ROOTS】の主人公の名前。まもなく世界各国で配信されるやいなや、全世界で社会現象を巻き起こしました。

【ROOTS】は、親子三代の黒人奴隷の歴史を描いた作品です。アメリカの歴史上最も深い闇ともいえる黒人奴隷の話を真っ向から取り上げた、そりゃもう筆舌に尽くし難い名作です。もちろん、アレックス・ヘイリーの原作も読みました。

日本でも大ブームになり、あちこちで特集も組まれたりしてね。そうそう、日本語の吹き替えは、確か、池田秀一さんだったと。

40年以上も前の記憶も鮮やかに甦る、そんなもの凄いパワーのある作品だったわけですよ。



そうして、図らずとも、令和の時代に日本橋の居酒屋で “クンタ・キンテ” を思い出さされたあの日からー

あたくしの頭の中は、生まれたばかりのクンタが父親の手よって天に掲げられるオープニングシーン (ひょっとしてライオンキングはこれのオマージュ?) と、あの1度聴いたら忘れないテーマソングがぐるぐると回って離れません。

これは、も一度みろってこったな。【ROOTS】


*…そして、なんでも検索すりゃ出てくるのね。


A glamorous day for you。。

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