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「石の宝殿」訪問記

駅で時間があると、しげしげと路線図を見る癖があります。大津に引っ越してからJRをよく使うようになりましたが、JR西日本の駅で一番気になったのは「宝殿駅」でした。宝物がありそうな感じです。
宝殿駅は兵庫県高砂市にあり、この駅名は近くにある生石神社(おうしこじんじゃ)の「石の宝殿」に由来するようです。この「石の宝殿」は日本三奇の一つです。(ちなみにあと二つは宮崎県の「天之逆鉾」、宮城県の「四口の神釜」だそうです)

青春18きっぷがあったので、先日、念願かなって行くことができました。宝殿駅は加古川駅の一つ隣の駅です。駅から生石神社までは徒歩30分とGoogleマップに表示されました。猛暑のなか、タクシーへの誘惑を振り切って、汗をかきかき歩きました。30分もかからずに生石神社まで到着できました。が、絶望感を感じるほどの急な階段 笑

奥の方に本殿が見えます

もう一段一段、無心に登るしかない、という感じでした。実際、かなり急で危ないので。。。
本殿に到着して振り返るといい眺めが広がっていました。


いい眺めでした

石の宝殿の拝観料に100円入れてください、と箱が置いてありました。小銭のことを何も考えずに来てしまったのですが、財布の中の全ての小銭を合わせてちょうど100円でした。ホッ。ラッキーでした。

大きな石の向こう側でテレビか何かの撮影をしていたので、邪魔しちゃ悪いと思い、少し待っていたのですが、神社の方が解説していたのが聞こえました。阪神大震災でもびくともしなかったとか。


高さも相当あります
浮いているように見えます

ホームページからは、「神代の昔、天津神の命を受けた大穴牟遅と少毘古那が、国土経営のため出雲からこの地に至り、国を守るための「石の宝殿」の建造にとりかかりましたが、土着の神の反乱を受け、それを鎮圧している間に夜が明けてしまいました。そのため、宮殿は現在の形である、横倒しのまま引き起こすことができませんでした。そこで二神は、たとえ未完成でもこの宮殿に鎮まり、国土を守ることを誓ったといいます。」とのことでした。完成していたら、もっとすごかったのかも?

エジプトに行ったことはないですが、なんとなくピラミッドを構成する石のようにきれいに切り取られているように感じられました。日本三奇のひとつと言われるだけのことはありますね。畏怖感というよりは、神秘的で気持ちのいい場所でした。

ところで、青春18きっぷを今週末使い切ろうと思ったら、台風で家にも帰れない状態になりました😆残りは金券ショップに買い取ってもらいました。仕事の関係で火曜日から静岡にいますが、結局昨日も帰れず、今日は新幹線も在来線も運休です。特に予定もなかったので、ホテルでのんびり8月の終わりを過ごそうと思います。


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