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「安全」なSNS

近未来予想図 2022年4月未来予想イベント向け記事】

1.はじめに

2022年4月未来予想イベントは「SNSの将来ってどうなる?」です。

2022年4月未来予想出題

イーロン・マスクのTwitter買収が、今回のテーマを考える上で難しくしています。のらえもんさんが出題した4/10は、まだ「約9%のTwitter株を取得。取締役就任か?」の頃でしたが、そのあと就任辞退、そして6兆円準備して「買収提案」と目まぐるしく状況が変わりました。Twitterは「ポイズンピル」で買収に対抗しようとしており、事態は混とんとしています。

少なくとも自分の予想の何歩も先を現実が追い越してしまっており、今回何考えても「未来予想」にならない気がしています。それが今回筆が進まない理由ですが、とにかく書き始めてみることにしました。書いているうちに何か思いつくかもしれません(ここ書いている今、なーんにも思いついていません)。

2.自分のSNSとの関わり

まず、自分のSNSとの関わりを思い出してみることにしました。
初めて使ったSNSは、mixiでした。以前書いた記事の通り、2005年頃に車仲間のコミュニケーションの場として「Garage-K」というコミュニティを、mixi内に立ち上げていました。

車仲間のコミュニティなので、SNS上のバーチャルな関係だけでなく、オフ会やサーキット走行会などリアルな場でも会っていました。平日はmixi上でバーチャルな付き合い、週末はリアルな付き合いで、当初はうまく運営できていたと思います。

しかし、段々とお互いの素性がわかってくると、一部もメンバー間では関係がギクシャクするようになり、揉め事も多くなりました。一番揉めたのは「お金に関する考え」だったと思います。車の遊びなので、どうしてもお金は掛かります。

サーキットの走行料、ガソリン代、パーツ代、そもそも車の購入費用など、数万円から数百万円のお金が必要になります。「お金に関する考え」は、育った環境、今の経済状況、車に対する価値観など、人によってそれぞれ違います。

自分はそのころ独身で実家暮らしでしたので、お金の自由度は高く、必要なパーツはポンポン買っていたし、走行会にも予定が付く限り頻繁に参加していました。そんな自分の行動を見て、一部のメンバーはやっかみを持った様です。多くは黙って離れていきましたが、一部は攻撃的な態度を取るメンバーもいました。まあ、こちらからBANしましたが。

そんなことがあって、ごく一部の価値観が合うメンバーとしか関わらないようになっていきました。その頃に立ち上がって来た、TwitterやFacebookなどのSNSも、IDは持っていましたがROM専用で決して投稿することはなかったです。Facebookの友達リクエストも知り合いであっても全て拒否でした。そうです、私はSNSが大っ嫌いになっていました。

SNS大っ嫌いのまま約10年経ち、突然コロナ禍が始まりました。2020年3月頃から仕事も在宅テレワークとなり、リアルなコミュニケーションが断たれてしまいました。リアルで会話するのは家族とのみ、仕事仲間や友人とのコミュニケーションは、全てオンラインとなってしまいました。

そんな閉塞感を打開するために「つぶやいてみるか?」となり、ROM専用だったTwitterのIDでつぶやき始めました。すると、いいね!の反応が。少し救われた気分になり、「SNSも捨てたもんじゃない」と思うようになりました。その後、noteも書いてみて、こちらも極少数ながら反応があり、こちらも楽しくなってしまいました。でもFacebookだけはやりません🙄

3.以前コミュニティが崩壊した原因

自分のSNSとの関わりを思い出してみたところで、以前コミュニティが崩壊した原因をもう一度考えてみます。SNSの特徴として「場所や職業や立場を超えて、個人同士が繋がれる」と言われていますが、コレ本当なんでしょうか? もしそうなら「炎上」は起きないはずです。

SNSができるまでのコミュニティといえば、家族、親戚、ご近所、学校や会社といったところでした。その為、「ある程度のフィルター」が掛かって、価値観が極端に違う人同士が繋がる可能性は、とても低かったはずです。

それがSNSになると、共有の話題や趣味だけで赤の他人であった人と、つながってしまいます。これがとても「危険」なことだと、これまでの経験から感じています。もちろん、価値観が違う人同士が繋がって、新たな考えが生まれる、という理想的なつながりがあることは否定できませんが、それはめったになく、多くは単なる衝突で終わると思います。ダイバシティが叫ばれている世の中ですが、それはかなり不快で危険な環境だと思います。

以前のコミュニティが崩壊したのは、クルマ好きでつながりましたが、価値観が違う人同士も繋がってしまった為だと思います。

4.「安全」なSNS

不幸な繋がりを防ぐために、プロフィールや発言内容から「価値観」を推定し、極端に違う人同士が繋がらないようにする、または警告を出す仕組みが、今後のSNSでは必要になると思います。

「自由なSNSを階層社会化する気か!」と怒られそうですが、その通りと答えます。反社ではなくても、関わってはいけない人々は必ずおり、もし関係を持つと不幸な結果になると思います。「安全」なSNSの為には必要な仕組みだと思います。

5.まとめ

ここまで書いてみて、今回筆が進まなかった理由がわかりました。過去の嫌な経験を思い出し、その解決には「SNSの階層社会化」となることが、わかっていたからかもしれません。イーロンマスクのせいでは無かったみたいです。

誰とでも繋がり自由闊達に意見を交換する、は理想ではありますが、リスクをはらんでおり、危険なものだと認識する必要があると思います。ただ、そのリスクを承知の上で、SNSを使うことを否定はしません。

さて、明日も何かつぶやきますかね?

以上

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