サブキャラとサブアカウントについて思うこと

「軽く自己紹介」

初めての投稿です。
eスポーツチーム「GEKOKUJO」(下剋上)というチームのオーナーでありVF(バーチャファイター)部門の選手として活動しているポラリスと申します。

中学生の頃に「ストリートファイター2」を始めてプレイして以来、アーケードゲーム(主に格闘ゲーム)をプレイしてきて、2015年ごろからFPSやTPSのゲームも始め、2020年にeスポーツチーム「GEKOKUJO」(下剋上)というチームを設立しました。

今回はタイトルの件について、あくまでプレイヤーいち個人の意見を述べようと思い、noteのアカウントを作成し、記載しようと思います。

「サブキャラ」と「サブアカウント」のそもそもの違い

私が長年、アーケードゲームをプレイしてきて、段位(ランク)というものに初めて触れたのは「バーチャファイター2」でした。
その時の段位は「段位認定モード」という専用のモードを開始し、各キャラ別で規定技がありそれを満たすとプレイ終了時に段位認定が行われるという対人戦とは全く関係ないものでした。

対人戦での段位を意識するようになったのは、「バーチャファイター4」が初めてだったかと記憶しています。

  1. 対人戦を行う

  2. 勝敗によって経験値のようなゲージが上下

  3. MAXになると段位認定戦という昇格戦が発生

  4. それに勝利すると昇格

1~4を繰り返し行うことで、「より上の段位を目指す」そんなシステムだったと記憶しています。
この頃は

  1. 1枚のカードに1キャラ分の成績しか保存できなかった

  2. カード使用にそもそも回数制限があった

ことにより、いわゆる『サブキャラのカード』というものが生まれました。

「バーチャファイター4」であれば、Aさんがaという自分が一番得意としているキャラクターの段位は「10段」であるのに、kという違うキャラクターは「5段」といった状況が生まれるわけです。
プレイしているのは同じ人です。が、操作するキャラクターによって当然、練度が異なるのでAのキャラクターが段位が上にアップしていくのは当然かと思います。
また、カードを使用するメリットの1つとして「キャラクターのカスタマイズ」ができるということがありました。
私が通っていたゲームセンターでは、たまたま自分が使っていたvというキャラクターでプレイする方が他にいなかった関係で、以下のようなことが発生しました。

  • Bという友人がvというキャラクターのカスタマイズをしてみたい!

  • でもそのキャラクターの戦い方がわからないので、カードを私さんに(一時的に)託す

  • 私がプレイをして、カスタマイズに必要なアイテムを揃えていく

  • Bさんはvのキャラクターをカスタマイズして楽しむ

今になって思うことですが、これは「サブアカウント」に該当すると思っています。でも、この行為が当時はあまり問題になりませんでした。
対戦する方々が「ゲームセンター」というオフラインの場に集まりプレイを行っていたからであり、私の名前であろうがBという名前であろうがvというキャラクターでプレイいるのが私であることがわかっていたからだと思います。
「サブキャラ」のカードが複数枚になることについても、アーケードの「鉄拳7」において、通信環境の進歩によりカード1枚でアカウントに紐づくようになり、全キャラクターの戦績が保存できるようになりました。
また、自分が持っている最高段位のキャラクターに合わせて他のキャラクターの段位が引き上げられる飛び級システムも導入されました。
アーケードでは私の知る限り「サブアカウント」でのプレイは減ったと思っています。

オンラインでの対戦が当たり前な今では

ここでようやくタイトルについて、述べていきたいと思います。
eスポーツ化が叫ばれて数年、FPSや格闘ゲームでも「オンライン対戦」が当然の世の中になってきました。
対戦成績はカードではなく、基本的にクラウド上に保存されるようになりました。
「サブアカウント」でのプレイは新たなアカウントを作成する必要があり、不可能ではありませんが、『再度プレイしたいタイトルを購入しないといけない』など、手間がかかるようになってきています。(基本無料タイトルではこの手法は意味を成していませんが)

FPSの場合

私がプレイしているVALORANTというFPSは基本無料ということもあり、「サプアカウント」が横行しています。(格闘ゲームではないので「サブキャラ」という概念はあまりありません)
ランクマッチでは「スマーフ」と言われる、例を挙げると本来プラチナ帯(上から3番目に当たるランク)のアカウントを持っているプレイヤーが、シルバー帯での「サブアカウント」でプレイしていることがあります。
このタイトルでは、5vs5のチーム戦であるため『友人がシルバー帯(下から3番目に当たるランク)なので、自分のメインアカウントであるプラチナ帯では一緒にプレイできないのでシルバー帯での「サブアカウント」でプレイする』といった理由で「サブアカウント」を所有することが大半です。
当然、プラチナ帯のプレイヤーなのでシルバー帯では好成績を残しやすく、メーカー側もランクアップは普通より早いといった飛び級システムなどで対策はしています。

他の格闘ゲームの場合

格闘ゲームにおいても、私がプレイしていたDOAシリーズにおいては、
『段位(ランク)はその人に付与されるものであり、キャラクターにはCPとわれるキャラクターのやりこみ度合が付与される』ものでした。
当然、使用するキャラクターを変更すると、練度が足りないので、段位が下がる(メインキャラクターで元に戻せるとは思いますが、プレイヤー次第)

鉄拳シリーズにおいても、先述した段位引き上げシステムが搭載され、限度はありますが、基本的に「サブキャラ」を始める際はメインキャラクターとあまり離れていない段位からランクマッチがスタートします。

バーチャファイター eスポーツの場合は

さて、ここで現在主にプレイしているバーチャファイター eスポーツの場合です。
段位はキャラクターごとに記録され、鉄拳シリーズと同じような段位引き上げシステムも搭載されていますが「王者」までです。
最高段位「超煌神」を所有している方でも、「サブキャラ」は「王者」(下から2番目のランク帯)スタートな訳です。

私は2022年4月28日現在、最高段位「獣武帝」(上から2番目のランク帯)であり、当然「サブキャラ」は「王者」スタートです。
ランク帯の隔たりで言えば4つ離れており、ランクレベルでは12も隔たりがあります。
たまにはサブキャラでもプレイしたい。しかし
『このままランクマッチを行うと、その段位の方に申し訳ない(初心者に中級者が挑むようなもの)』
と考え、先日「定期トーナメント」に「サブキャラ」で参加しました。
「定期トーナメント」とは週末の決められた時間に開催されているもので、好成績を残せば見合った段位ゲージが、参加して1勝もできなくてもある程度の段位ゲージがもらえるゲーム内にある定期大会です。

『最高段位が自分より下の方と戦い、私が勝利する結果となった場合でも段位ゲージは(大きく)減らない』

という考えからでした。
普通にランクマッチに参加し、私が勝利した場合

  • 私のゲージは増えるだけ

  • 相手のゲージは減るだけ

この状況は何としても避けたかったからです。
この際に、私は優勝して使用した「サブキャラ」
段位ゲージが約50%以上増える結果
となりました。
この段位ゲージが増える結果は、トーナメント終了後に「ランクマッチ」をプレイしないと得ることができない仕様のため、必然的にランクマッチをプレイすることとなります。
この優勝による通常では考えられない「段位ゲージが約50%以上増える結果」が、このゲームにおける上級者(中級者)のサブキャラの段位適正化(飛び級)ではないかと考えています。

可能であれば、「王者」で止まることなく、鉄拳シリーズの様にあまり離れていない段位からのスタートされるようなシステムを私は希望します。
また、この飛び級システムを使わず「定期トーナメント」後にランクマッチをプレイせず、本来の段位でない場所にいるのもどうかとは個人的には思っています。(ランクマッチしないのであれば多少は理解できますが)
事情により「定期トーナメント」終了後にランクマッチをプレイする事が難しい方もいるでしょう。しかしできればどこかのタイミングでランクマッチはプレイしてほしいとは思っています。

サブアカウントについては

VALORANTのようなチーム戦でもメーカ側での容認はされていない「サブアカウント」でのプレイは、バーチャファイター eスポーツにおいては「初心者狩り」であり、私も容認できるものではないです。
※企業としてのeスポーツ体験用にいち個人以外の「サブアカウント」は作成しています。(オフライン対戦用)

以上、乱文ではありますが、個人的な意見を書いてみました。
eスポーツチーム「GEKOKUJO」としての公式な意見ではないことだけ、ご了承ください。

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