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20230218 日記295 LAWSON presents IDOLY PRIDE VENUS STAGE 2023 “未来”の感想

めちゃくちゃ仕事をして『IDOLY PRIDE VENUS STAGE 2023 “未来”』夜の部に参加しました。

もともとミュージックレインの声優さんたち(特にスフィア)が浮沈を賭けて臨んでるアイドルコンテンツと捉えていたので、注目してはいたけど、アニメのストーリーはいろいろ思うところがあったのが正直なところだった。

その後、アプリのストーリーを真剣にやっていたわけではなかったけど、車でどこか出かけるときに良く曲をかけていて、車内で歌ったりしているうちに楽曲のことも好きになっていった。

あと、本日がミュージックレインの3期生ちゃんたちを初めて生で目にする機会になった。

特に、月のテンペストのセンターである長瀬琴乃役の橘美来さんのことは、以前から終生のライバルだと俺が勝手に思っているので、お姿を拝見するのが楽しみだった。

ライブは一発目に月のテンペストが出てきて、これがミュージックレインのこれからを背負っていく子たち…………と、本当にお前は誰?という目線で感慨深い気持ちになっていた。

恐らく3期生ちゃんたちにとっては初めての声出しありのライブだったと思うのだけど、ものすごく堂々としたパフォーマンスだった。

彼女たちのことを知らずとも、IDOLY PRIDEというコンテンツと、キャラクターと過ごした時間が、彼女たちの糧となっていることが分かる。

同時にグループではなく、これから1人1人がそれぞれの色を強くしていく予感のようなものも感じて、勝手にすごく嬉しかったです。

あと、サニーピースがめっちゃ良かったね……。

俺は常々アイカツでもポップ属性のアイドルたちが好きという話をしてきたのだけど、サニーピース登場前の語りが、それぞれのコンプレックスに迫る切実なものであった上で、ステージ上のパフォーマンスは全力で明るく楽しいものであったのがとても良かった。

あと、分かってはいたけど、声出しが解禁されてなお輝きを増している感じがした。

結城萌子さんがお顔が小さすぎてすごかった。

TRINITYAiLEも、地味に雨宮さん、麻倉さん、夏川さんの3人が揃って歌唱する姿をみるのは相当に久しぶりだった。

なんだかんだで3人揃うと麻倉ももさんのことを目で追いかけてしまう。

麻倉さん、3人だとあんまり喋らなくてそうなんだ……となった。

ぱじゃパ!をみると、めがねこさんのつぶやきを思い出してしまうようになった。

モコモコのパジャマを着て歌う豊崎愛生さん(36)をジッと見つめる俺(31)を鑑みて、お互いずいぶん遠くまで来ましたね…………と謎の気持ちになっていた。

実は、ライブまでの時間、LizNoirさんの曲ばかり聴いていて、出演者一覧にはいなかったのだけど、これまでのアイプラのライブと、豊崎愛生さんのSOTOWAKU PARKのトークイベントが日曜日だけだったりしたので、告知してないけどまあ来るだろ……と勝手に思っていた。

実際に、会場に向かうまでの電車の中でツイートをみていたら、昼の部にLizNoirが出演した旨をつぶやいているフォロワーさんがたくさんいて、会場で落ちあった彼女にも「ネタバレみちゃった。まあ来ると思ってたけどね」と話していた。

夜の部来なかった……………………………………。(ⅢXさんだった)

「トリエルがVENUS STAGEのトリになります」という雨宮さんのMCを聞いて、完全にピューっと吹く!ジャガーの第13巻で、好きなバンドのシークレットライブの抽選券を当てられなかったピヨ彦の顔になってしまった。

出演者一覧におらず、シークレットという扱いではあり、昼の部に参加できなかったので、今回に関しては勝手に期待して、勝手に落ち込んでしまった俺が完全に悪いというのが大前提にある。

ただ、主役が月のテンペスト(3期生ちゃん)やサニーピースの皆さんなのは間違いないとはいえ、ミュージックレイン声優勢揃いのステージで、LizNoir(スフィアの3人)は、昼夜の入れ替えが普通にある立場になったんだな……という事実は結構くるものがあった。

そこで、俺にとっては他の何物にも変えることはできない、スフィアのライブが(スフィアの4人のステージが)今後あるか分からない状況に突入してきたのだな…………という実感を、ようやく持った気がする。

今までも常にそのことを考えながらファンでいたつもりではあったのだけど、いつまでも居場所で在り続けてくれる4人に甘えて、見ないフリを続けてきたのかもしれない。

これまではみなちゃんのイギリス留学や、はるちゃん、あやひーのご出産という、それぞれの人生を進める時間でもあったと思う。

今回の昼の部のLizNoirも、ご出産直後ということもあって、あやひーがいない3人態勢だった。

何かあって4人が揃わないならば、一貫してスフィアという名義ではパフォーマンスをしないことを貫き続けてきた4人にとって、LizNoirはそれぞれの人生を進めながらもパフォーマンスを行える素晴らしい場所だと思っている。

ただ、このライブを迎える前から、LizNoirの楽曲が物凄く良いことが、逆にちょっともどかしくもあった。

LizNoirの楽曲たちは、これまでスフィアの4人が表現してきた、言葉にしない部分の強さを内面から的確に表してたように思える。

だからこそ、あなたたちが歩んできた歴史でしか歌えない、こんないい曲を歌えていて、それが一定の支持を受けているのに、何故表が動かないのだというもどかしい気持ちが積もっていた。

そこに、14周年配信でも、具体的な未来のステージの話が一切出ることがなかったり、今回も完全に俺が悪いのだけどすれ違ったりしてしまって、自分の中の落胆が大きなものになってしまったように思う。

4人のソロの音楽活動も、豊崎愛生さんの『caravan!』リリース以降止まってしまっている。

豊崎愛生さんは「現場が上手く回るように、パーツとして存在することが好き」ということを良く話されている。

そのパーツというポジションとして、今の豊崎愛生さんはかなり完成されているというか、なりたい自分になれているように思う。

ただ、例えばYouTubeの再生回数(余談だけど、今後配信中心に切り替えたのはかなり正解だと思う。やればいいというものではないというか、合う合わないがあるので……)などをみていても、4人の中で断トツで外の世界にリーチする力があるのは豊崎愛生さんであることが分かる。

それこそ、SOTOWAKU PARKのような外部のイベントにも呼ばれるし、IDOLY PRIDEの現場ではMCを務めることも多くなっている。

冠番組であるおかえりらじおも、自分のこと以上に、今はセカンドショット関連番組の宣伝(作家が変わったからというのもあると思うけど)や、まだ現場経験が少なくどんな人なのかを知られていない頃の3期生ちゃんたちの紹介、他事務所の後輩声優さんのリリースを宣伝する機会が多くなっていった。

俺はそんな豊崎愛生さんのことが大好きだし、それが豊崎愛生さんが望んでいた姿であることも分かるのだけど、現状を打破するとすれば、多分豊崎愛生さんがパーツではなく、中心で在り続けるエゴイスティックさをみせる以外に道は無いような気がしている。

同時に、それこそ約14年に渡ってみてきたからこそ、恐らくそれが今の豊崎愛生さんがなりたい姿ではないことも分かるので、スフィアのライブを観れない時間が、自分が思っている以上に長く続くかもしれないことに覚悟を決めなくてはならないと感じたのでした。

もう、本来なら活動休止期間に覚悟を決めて、きちんと向きあわなくてはいけなかった事実だったと思うのだけど、コロナやらなんやらで先延ばしになってしまい、全曲ライブ以来の声出し解禁の巡り合わせで必然と気づいたのかもしれない。

かつての豊崎愛生さんは、世の中に対して自分のことを分かって欲しいという感情に溢れているような気がして、リスナーがついてこれなかったとしても、流行じゃなかったとしても、ラジオでは自分が好きな曲ばかりを流していた。

そして、ソロアーティストとしてデビューした直後も、これまでアニメ業界と関わりが無かった人でも、自分が好きな曲を作っていた人たちとガンガン手を組みに行った。

今ではアニメ界とガッチリ手を組むようになったクラムボンのミトさんを筆頭に、その好きという感情が推し進めた先に、多くのつながりが生まれていったように思うし、俺自身もそれが豊崎愛生さんに興味を持った最初のキッカケだったと思う。

今はそれが全てではないし、今後も例えステージで姿をみれなくなったとしても、彼女に対する感謝と尊敬と愛は変わることはなく、いつまでも憧れの人であることは間違いないのだけど、寂しいという感情が無いというとウソにはなってしまうかもしれない。

同時に、俺が覚える寂しさの原因は豊崎愛生さんやスフィアのみんなにはなく、これまで俺が受け取ってばかりで、自分のことを見て見ぬふりをしてきた代償でしかないのだとも思う。

だから、これから俺が俺のファンとしてのスタンスを貫き続けて、かつての自分や、夢を与えてくれた彼女たちにちゃんと顔向けできるようになるには、もう与えられるだけでなく、自分で自分の人生を動かしていくしかないのだと痛感しました。

そんな雑感を帰りの電車で彼女に話していたところ「考えすぎじゃない?」と言われた。それは本当にそう。

終演後、香川でお会いして以来、3年ぶりくらいにびっくりピーマンさんとお話した。お元気そうで良かったです。

上記に書いたいろいろを抜きにしても、すごく純粋な気持ちとして夜の部のみの参戦となってしまい、あるかもしれないと楽しみにしていたLizNoirのステージが観れなかったのは残念ではあったので、4人のLizNoirをみるためにも、幕張のライブも参加しようと思っています。千葉県在住だし……。

後半うじうじした文章が長くなってしまったけど、いいライブだったのは本当です。

IDOLY PRIDE、長く続いて欲しいぜ……。

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