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20240328 日記349


FM猛烈への練習

昨年末、ふるさと納税でFMラジオ放送権(30分)を返礼品として頂戴しておきながら、そのまま塩漬けにしてしまっていることに危機感を覚えて、一旦、自分の思うFMラジオ像を出力してみる。

練習しないまま即興でラジオ局に乗り込むという判断をしなくてよかった。難しすぎる。

普段の猛烈ラジオに関しては、コーナーを軸にしたザックリとした構成だけ決めて、台本は作らず、編集の場合は聞き苦しくないところだけ抽出して、生放送の場合はそのまま喋り続ける方式をとっている。

これが正しいかどうかは分からないけど、少なくとも台本を作り込むと、俺が話してて面白くないし、俺が話してて面白くない話を放送しても誰も幸せにならないので、一人喋りにおいてはあまり変えるつもりはない。(ザックリとした構成の部分に対するテコ入れはあるかもしれない)

ただ、FMの電波を借りて放送することを考えると、誰が聞いているのか、何をどう話すべきか、30分という時間の中で何を持ち帰ってもらうかという点にどうしても意識がいってしまう。

究極、そこも無視するのが正解という結論に至るとしても、それも含めて、意識した上でやってみないと分からないことだったので、浅い認識でもやってみて良かったのかもしれない。

その人の性格によって変わってくるけど、俺は考えすぎて動き出せなくなることが多々あるので、この「浅い認識でもとりあえずやった方がいい」というマインドは常に忘れないようにしたい。30歳を過ぎて逆に恥をかくことが怖くなくなってきた部分もある。

もうすぐ1周年を迎える猛烈ラジオセカンドシーズンに向けて、マイクも新調した。猛烈に全生命を懸けて遊べと岡本太郎先生も言っていた。

月火の昼に数回練習を重ねて、最終的な落としどころを探っていこうと思います。

練習した上で、本番めちゃくちゃ緊張する光景が目に見えている。

最近読んだ本

フォロー、フォロワーの関係ではないが、Twitterがフォロワー(概念)すぎることで、デビューから勝手に追いかけている旧寿司サンダー先生(新:四条彼方先生)の作品。

あとがきなどをみるに、編集側の求める企画を提示して、コンスタントに作品としてリリースできるのは、プロの作家として素晴らしい手腕だなと感じる。

反面、個人的にはずっと寿司サンダー先生の魅力と感じている部分は、どちらかというとあとがきやTwitterのような筆致で、デビュー作である門番少女と雨宿りの日常では、ヒロインたちの造形や地の文にその片鱗がみられたのだけど、四条彼方先生になってから、どちらかというとテーマや枠組みに収まったものになっているように感じる。

好みは分かれるところだとは思うし、前述の通り、こういう作品を書けるのもすごいところだと思うのだけど、個人製作されているゲームでも、ライトノベルでもいいので、あとがきのノリや文体が落とし込まれた作品が読めたら嬉しいなと思っている。勝手に応援しております……。

最終選考の結果が折り込みチラシに掲載されているのではないかと思い、3月のダッシュエックス文庫の新刊の中で最も興味を持った作品を購入させて頂きました。(新人賞の話題は1つも載っていなかったので来月かもしれない)

普段、積極的に読まないタイプの作品ではあったので、いろいろ勉強になりました……。

己の選評(というかラブコメ部門全体へのお言葉)で「ヒロインが牽引している」「主人公が何もしてない」ことを指摘され、ややその点は気にしていた(書いたつもりだったから)のですが、何故そう受け取られたのに何となく気づかせてもらった気がした。合っているかは分からない。

ラジオの作品を読みたくて購入しました。

いろいろ勉強させて頂きました。(便利ワードじゃないよ)

第12回集英社ライトノベル新人賞IP小説部門受賞作品。

同じ新人賞に応募しており、同期になる可能性があったからとか、そういう贔屓目を抜きにしても、個人的には最近読んだ中で一番良かったです。

IP部門、約3万字から応募できて、未完結でもいいという募集要項から、一見すると集英社の新人賞の中で一番ハードルが低い部門と思われるのだけど、俺は常々ここで受賞するのが一番難しいと思っていた。

極端な話、俺が本気でこの賞を目指すのであれば、一旦10万字クラスの物語を完結させた上で、その作品の魅力を凝縮させた3万文字を生み出さなくてはいけないと思う。

言い方が乱暴ではあるのだけど、IP部門で受賞できるクオリティの冒頭3万字を生み出せるなら、もう少しだけ踏ん張って、不格好でも長編小説として仕上げた方が戦えるような気もしている。

俺に言われるまでもなく、エンタメが飽和状態の現代において、読者についてきてもらうためにも、設定やタイトル、つかみの部分で、いかにインパクトのある(興味を引く)イメージを提示できるかという点はものすごい重要になっていて、そこを先鋭化させた賞なのだから、ある意味では一番プロとしての資質が問われている賞だとも思っている。

IP部門受賞作で初めて書籍化したこの作品が、ただ冒頭のインパクト勝負だけでなく、1冊としての完成度が高い作品だったことで、それが思い違いでは無かったことがわかって良かった。

異世界転生とか、逆転系の作品こそ、普段読まないジャンルの最たるものではあるのだけど、既に共通言語になってるフォーマットは、作者がやりたいことをノイズなく通すものとしても機能しているのだなと思わされた。

同時に、ポイントポイントの盛り上がりや、先を読ませたいと思わせる構成が上手くてグイグイ惹き込まれてしまった。

キャラクターに明確な悪者がいなくて、少しずつ共感できるようになっており、最終的にも国を変えていくという体制の話になっていくのがキレイだった。

俺もいろいろ頑張ります。(勝手な決意)

武蔵野

日曜日までに短編を投稿しようと思います。(退路を断つ)

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