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プレーモデルを間違えない

vol.5
ゴールキーパー育成チャンネルとしてnoteを始めて今回が第5回。
正直なところ、どこまで続くかはわかりません(いきなり弱気笑)。
ただ、いつか必ずどこかの誰かの為になると信じています。
男サカは小学生から大学生まで
女サカは小学生から高校生まで
広範囲の世代をちゃんとみれる人って少ないと思うんです。
もちろんヨーロッパなんかでも、その年代のスペシャリストが居て、クラブ間のコーチでリレーションがしっかり出来ているから安心して、その年代で必要な事を取り組めるのも理解しています。
東京の西側の地域では自分以外聞いたことがありませんし、東の人に会って聞いても珍しいとよく言われます。誰とでもちゃんとキーパーの会話ができるのでそこは自分の強みですね。

今回はタイトルにあるように
プレーモデルを間違えないというテーマで話をしていきたいと思います。

そもそもプレーモデルって?


ここで言うプレーモデルとは、コーチ自身が何を参考にするかという視点の部分です。
○○メソッドとかそういうのを指導のベースにしていても全然良いですし、それについての善し悪し/メリットデメリットは分かっているつもりなので、一旦ここでは置いておきます。
コーチが指導をしていく上で目安となるプレーモデルを持っていることは大切な要素だと考えてます。
例えば、Jリーグのあのチームの○○選手。
海外の○○という選手。オリンピック世代の○○という選手、高校サッカーの名門高校の○○という選手、、、
女サカでも同じですね。

というように、何を目安に考えていくかはそのコーチによって好き嫌いもあるでしょうし、もしかしたら教え子にプロが居て、その選手の当時を振り返って当てはめているかもしれません。

プレーモデルを持っていることのメリットは、目の前の選手を良くしていく上で参考になる部分があったり、映像があれば目で訴求することが可能になります。
デメリットは目次3つ目「プレーモデルはあくまでもモデル」の所で改めてお話します。

プレーモデルを選ぶ上での考え方

まずプレーモデルを選ぶ上での考え方。
これは単純です。
自分が指導する現場で預かっている選手の年代やレベル感です。
身体が小さい選手にW杯の映像を見せても「すごい」にしかならず(モチベーションという意味では必要)、あまり指導の役には立ちません。
サッカー協会のTSGでもありますが、各年代の振り返りや特集する部分も参考にはなると思います。
その年代のトップを知ることは知識としては大事ですし、自分が預かっている選手が目指せるレベルなのかもジャッジが付きやすいので、知ることは大切です。
プレーモデルに持ってくる選手の何が良くて何を参考にしたいかで、目の前の選手へのアプローチにプラスになるので、コーチがただ好きだからという理由でプレーモデルを持ってくるのは危険です。。。

プレーモデルはあくまでもモデル

危険という言葉を用いました。
なぜ危険かというと、プレーモデルはあくまでもプレーモデルであってそれが全てでは無いからです。
身体の小さな選手に、身体の大きなヨーロッパのGKをプレーモデルにおいて指導しても何にも意味がありません。
そもそも見えてる景色も違うし、手の長さや下半身の強さ、脚の長さ等々全てにおいてリンクしないので、参考にはならないんですよね。
自分自身が高校生の時は、日韓W杯の時でした。
あの時は、GKと言えばドイツのオリバーカーンが有名でした。スペインには、若かりし頃のカシージャスが居て、カニサレスというキーパーも居ました。イタリアにはブッフォンが居て、、、のように、その時々で名物キーパーは居ますが、それに今の時代は映像がたくさんあるので、YouTubeでもGKのスーパープレー集が観れたりして、サンプルを持ってきやすい時代です。
だから、なお危険なんです。
そのプレーモデルがあなたの目の前の選手に合ってなければ、ただのコーチの押し付けです。
あくまでもモデルであって、大事なことは目の前の選手をちゃんと観てあげることです。
大事なことなので繰り返します。
あくまでもプレーモデルなので、目の前の選手をちゃんと観て分析をして、得意な部分は伸ばしつつ課題を抽出して、GKとしてのPDCAサイクルを回すことです。

今日はプレーモデルについてのお話でした。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
このチャンネルでは、約20年GK指導の現場にあたってきた経験から、練習メニューではなく、コーチがどういう視点で見ているかということにフォーカスして、お伝えしていきます。
男サカは小学生から大学生まで
少年団や街クラブ、中体連に高体連、大学生(高体連/ユース/J株含むから来ている)
女サカは小学生から高校生まで
少年団や街クラブ、トレセン事業(街クラブや高体連、J株含む)指導にあたってきました。
ピラミッドで表した時にトップトップのレベルには環境があります。
ただ、それ以外の8~9割にはまだまだ環境が整っていないと感じています。
その、トップトップ以外に向けて発信することで共感や納得の部分が多く、結果的にはサッカー界への貢献と還元。
ゴールキーパーの人口を増やすこと
ゴールキーパーの指導者を増やすこと
ゴールキーパーの悩みを少しでも減らすこと
に繋がると信じて活動しています。

何か質問などあればお気軽にお問い合わせください。
答えられる範囲でお答えしていきます。

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