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スワヒリ語を勉強してて思うこと

Ninaitwa suraimu-cancerara. Mimi ni Mjapani.(私の名前はすらいむカンチェラーラです。私は日本人です。) こんな簡単な文章でさえ、スワヒリ語で作ろうと思うと少し骨の折れる作業だ。。。

スワヒリ語には、「お箸」や「お箸っぽい」みたいに、単語の前後に言葉をくっつける必要があるし、文頭の「Ninaitwa」だけでも、変化する可能性があるのは「Ni」と「na」と文末の「a」の3つもある。。。

こんなスワヒリ語だけども、実は数十年先のスパンで考えてみると、実は学んでおくべき言語なのではと個人的には思っている。その理由としては、当たり前だけどもスワヒリ語が話されている、ケニア・タンザニア周辺が今後投資先としてグングン伸びていくから。

例えば、ケニアを例に挙げると、中東諸国みたいな石油頼りの経済成長ではなくて、多角的な経済を持ってる事がすごい。農産物、鉄鉱石、といった一次産業の輸出に加えて、アフリカ大陸の東側でちょうど真ん中に位置してるから、物流の拠点になる。大阪みたいに。つまり、リスクを少なくして投資できるのが強み。

特に注目したいのは、ケニアではM-PESAと呼ばれるモバイル決済がめちゃくちゃ流通しているってこと。ケニアのGDPは東アフリカの半分を担っていて、そのGDPのうち5割がモバイル決済によるものらしい。ここまで普及した理由の1つに銀行口座の審査が厳しかったり、そもそも地方に銀行が無かったりするからのよう。だから、モバイル決済を預貯金や送金代わりに使っているのだけど、これが意味するのは徐々にケニアに中産階級が誕生しつつあるということ。

その日暮らしの生活じゃなくて、お金を貯めれば、嗜好品、自動車、旅行なんかもできるようになる。すると、数十年前の東南アジアみたいに、増えていく中産階級に向けて、インフラ投資やビジネスを始めて儲けるチャンスが生まれてるんじゃないかなと。

かつて、日本の大企業がロックフェラー・センターを買っちゃったみたいに、今は中国がイケイケ。けれど、必ずいつか中国も日本みたいに沈む時がやってくると思うし、その次はケニア、、、なんてこともあるかもしれない。日本は徐々に経済回復してるはずだけど、大企業から多くの壮年期男性や女性が早期退職という名のクビを通告されつつある。ぼくが50歳になったとき生き残るためにどのようなスキルが必要なのか?、スワヒリ語のテキストを読み耽りながら、そのようなことを考えておりました。。。

参考サイト