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豆知識第1弾 「チカーノソウル」

こんにちは、溝辺ゼミ12期のカジです。ニッチな音楽が好きなオタクです。しばしお付き合いを。(トプ画:https://www.dommune.com/streamings/2020/022001/ より)

さっそくですが、今日は「チカーノソウル」という音楽についてご紹介。ソウルミュージックというとアメリカ合衆国で独自に発展した音楽を浮かべる人も多いはず。マイケル・ジャクソンやスティーヴィー・ワンダーは説明不要のスーパースターですね。では、今回取り上げる「チカーノソウル」とは一体どんなソウルミュージックなのか。

そもそも「チカーノ」とはメキシコ系アメリカ人(メキシコに自身のルーツを持ちながらもアメリカに住む人々)のことをさします。メキシコとアメリカの国境付近、及び東ロサンゼルス等の地域にその多くが居住していました。そんな彼らが生み出したソウルミュージックはロカビリ、カントリー、ブルース、ラテン、サーフロックを飲み込んだ雑多なもの。まあ、細かな説明はさておき!とにかく聴こう!気持ち良いので!庶民的であり、昔懐かしいムードが全体に漂う。複数のカルチャーを持ち合わせるが故にそれらが音楽となって表現されたのが、この「チカーノソウル」なのです。

時代を遡って昔のアーティストを紹介したいところですが、今回は現代のチカーノソウルアーティストを2組ピックアップしました。まずはこちら。The Altons。LAを拠点に活動する4人組。西海岸のゆるく暖かい空気感と芳醇なソウルミュージックの香りが心地良いです。レゲエまで飲み込んだセンス抜群のバンド。一聴ください。(画像:https://highlark.com/the-altons-last-call-video-premiere/ より)

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2組目はBobby Oroza。彼はなんとメキシコから遠く離れたフィンランドのアーティスト。そう、今のチカーノソウルはメキシコにとどまりません。このジャンルの持つ特有のノスタルジーと聴くもの全てを包み込む優しいメロディーは世界中で注目されています。僕はレコードを趣味で集めていますが彼のレコードもライブラリにあります。アナログで聴くチカーノソウルもこれまた格別に良い!

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というわけで、今回は隠れた素晴らしき「チカーノソウル」を特集しました。あなたの耳に幸福をもたらすこと間違いなしなヤツ。是非チェックしてみてくださいね。(カジ)

〜今日の一曲〜
Real Estate - It's Real
USはニュージャージーの5人組、Real Estate。淡いひと夏の記憶のような爽やかなメロディーが吹き抜ける。ドライブミュージックとしても最高の一曲。


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