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れおんの読書記録(まだまだこれから!)

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私がこれまで読んできた本について簡単なレビューを書いていきます。つびやきでの投稿もあるのでご了承ください。「もっと詳しく」などリクエストはコメントお願いします。
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『となり町戦争』みえない脅威に人はどう立ち向かうのか

「みえない脅威」が世界を覆う状況は歴史でも重要な転機として度々訪れています。 有名なところで言えばペストであったりスペイン風であったり。ただ危機的状況の際にはその後の暮らしを変える発見や発明が、さらには数多くの学術的進歩がありました。今回の「みえない脅威」は私たちにどのような変化をもたらすのでしょうか。 この流れでおすすめの本を紹介する場合、普通ならジャレド・ダイヤモンド氏の『銃・病原菌・鉄』やカミュの『ペスト』、最近で言えばユヴァル・ノア・ハラリ氏の『ホモ・デウス』で書

ロシア大統領側近の「サウナ政治」

政治というとあなたはどのような光景を思い浮かべるだろうか。 政治家が国会で答弁をしている光景、要人同士で開かれる会合・会談の光景 あるいは報道されない時間と場所で政治的決断を行っているかもしれないと少し思ってしまう人もいるかもしれない。 たしかに公の場で最終決断を行うことが普通であるが、それ以上にどれだけ話し相手と適切な距離感の関係を築けているかも重要な要素の一つだといえる。 いまから25年ほど前の1994年前後のロシアでは興味深い政治的決断の方法が行われていたという

嫉妬という感情が度々歴史を変えるきっかけになったことが書かれている。 「なんとなく気にくわない」「なんであいつが」という感情が客観性や合理性を捻じ曲げることがないとは言えないのが人間社会。完全になくすこともコントロールすることも難しいが、身を守るために歴史から学ぶべきことだろう。

ネガティブな言動、暴力的な言動によって脳が変形してしまうという衝撃的だが私たちが知るべき事実が書かれている。 ネガティブな言動、暴力的な言動を「虐待」という刺激の強い言葉1つで片付けてしまうのではなく、もう少し意味範囲の広い「マルトリートメント」を広めたいという考え方に賛同。

幸せの青い鳥のお話、覚えていますか?児童書で読んだことある人がいるかもしれませんが、文庫本では劇のセリフを文字起こしした形で書かれています。内容も思っている流れと全然違うかも!? この本読んで思い出したけど、主役のきょうだいの名前が「チルチル」と「ミチル」…聞いたことあるような…

noteで文章を書く時に日常の一コマから自分の伝えたいこと、書きたいことにつなげられるといいですよね。自分の人となりも伝わるし、堅苦しい内容でも導入が日常の一コマなら読みやすい。 そこで私がいま読んでいるのが読売新聞の「編集手帳」を執筆している竹内さんの本。唸る文章ばかりです。