ひとりごとです 「病院のちょっとした違和感」

 街中や会社、学校などで違和感を覚える事があるかと思います。
 例えば、全然お客さんが入らないのに何故か長年営業出来ているラーメン屋。
 例えば、言動が矛盾している上司(そういう上司ほど何故か会社からの信頼が厚い)。 
 例えば、校長の頭髪…。
 違和感というのは、その辺に転がっているものです。私は、病院にちょっとした違和感を感じる様になりました。それは、医師と患者の椅子。

 殆どの病院で、医師にはいわゆる“社長椅子”と呼ばれる背もたれのある椅子が、患者には背もたれのない丸椅子が使われているかと思います。これに違和感を覚えました。「患者を社長椅子に座らせろ!」という訳ではありません。ただ、医師も患者も同じ椅子に座るのが普通なんじゃないかなと思っただけです。

 これに違和感を覚えたのは、割りと最近の事です。私は警備員をしていて、病院の夜警をする日もあります。夜の巡回で診察室に入ったとき、「あれ?これっておかしいんじゃない…?」と。同じく夜警をしている先輩に聞いてみたら、「昔同じようなクレームが何件か入ったことがある」と話してくれました。
 もちろん、医師という存在は敬うべきものだと思います。特に、このご時世ではそうです。ただ、病院の夜警をしていると椅子の件に限らず、医師に対して「これはちょっと…」と思うことがあります。特に「態度」。

 挨拶をしても殆どの医師は返してくれません。まぁ、自分は「声が小さい」とよく言われるので単純に聞こえていないだけかも知れませんが…。(こうやって書いてみると、自分の悪いところも見えてきますね…) それに、普段はビルの警備をやっていますが、テナントの方に挨拶をしても返って来ることは殆どありません。もちろん、返して下さる方も居ますが、毎回同じ方です。なので、警備員が無視されるのはどこでも同じ事なのかなと…。
 少し脱線しましたが、医師には患者に対する態度が問題あるなと思うことがあります。(これが当てはまるのは、本当に一部の医師だけですが) 夜に救急患者が来ることが多数あります。その患者に対して怒鳴る医師が…。巡回中などに救急室の前を通った際、何度か怒鳴り声を聞いた事があります。恐らく患者のことを思っての事だと思いますが、あそこまで怒鳴る必要があるのかなと。(救急室の扉は閉まっていましたが、それでもはっきり聞こえる程でした)

 職業柄仕方ないのかな?なんて思うこともありますが、やはり医師の上から目線の態度は気分の良いものではありません。
 …ここまで書いて気づきましたが、椅子の件が気になり出したのは、医師に対して“偉そう”というイメージを持ってからです。それまでは特に気にしたことがありません。“偉そう”というマイナスのイメージが、椅子という細かいものを気にさせているのかなと。もしも、自分の中から“医師は偉そう”というマイナスのイメージを払拭したら椅子の件は、気にもならない些細なものになるのかなと。

 そう考えると自分はどうだろうか?同僚などにマイナスのイメージを与えていないだろうか?

 例えば、職場などで“尊敬出来ない先輩”は居ませんか?恐らく居ますよね、1人くらい。「尊敬出来ない」というのは、マイナスのイメージが成せる技です。私も職場で後輩に指示を出すことがありますが、もしかしたら「お前が偉そうにするな!」なんて思われているかも…。
 こうやって書いてみると本当に色んな発見があるものです。ちょっと愚痴を書いてみようと思ったら、普段の自分を振り返るきっかけになりました。ほんの少し考えただけで自分のマイナス要素が出るわ出るわ…。プラス要素を備えた人間になりたいですね。マイナスにマイナスを掛けてプラスになるのは数学の世界だけです。マイナスのイメージに、マイナスのイメージを掛けてもプラスにはなりません。

 人の事ばっか言ってないで、少しは客観的に自分のことを見てみよう、そう自己反省した夜勤の休憩時間でした。

最後に一言
自分の悪いところは、他の人に聞いた方が早い


 
 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?