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【E-M10】アートフィルター教へようこそ!


シリーズ: 【マガジン:E-M10はいいカメラ

前回の続きです

最近のデジカメには「ピクチャーエフェクト」といって、カメラの中で撮った写真にいろいろなデジタル効果を与えることができます。

もともと、フォトショップなどの画像編集ソフトには「フィルター」といって同じような機能があるのですが、それをカメラ一つでやってしまいましょう。ということです。

しかしながら、このエフェクト効果を、簡単に芸術的な感じにまでして、プロからみても「これは使えるぞ!」と思わせたのは、実はオリンパスさんです。

特に、デジカメのPENシリーズで搭載された「アートフィルター」は最初から完成度が高く、出力された結果をみるに「これをフォトショップで再現するにはどうすればいいんだろう……」と思うことがあります。

妙な例えですけれどね、フィルターが牛丼とするならば、吉野家の牛丼は簡単にかつ手頃に食べることができるが、家庭で再現しようとすると難しい。つまり、そういう機能がカメラの中に入っているような気がします。(どういう例えだ?)

とりわけ素晴らしいのが「ドラマチックトーン」というフィルターです。

コントラストをあげて、特定の部分は彩度を落として、逆に特定の部分は彩度あげる。そのうえでトーンカーブをいじっている……。それはわかるのですが、とにかく簡単に、ファンタジー世界のような写真が撮れるんですね。

まずはこちらが効果を与える前の写真。コントラストがあまりはっきりしない凡作になっています。(こういのを、ねむい写真というそうです)

では、ここにダイナミックトーンをかけてみましょう。

なんということでしょう!!!
なんだか魔王か何かが降臨しそうになりました!!

こんな感じで、ドラマチックトーンは特に曇りの日に威力を発揮します。発揮しすぎて使いすぎてしまう傾向にあるため、ある種の引力があるんです。

とにかく、曇りの日でイマイチ風景の写真が決まらないときは、ドラマチックトーンで撮っておくといいかも……。

以下、適当に……






設定をいじって、フレームをつけたり、四隅をケラレたように黒くしたりと……いろいろと使えます。

昔のアナログ銀塩写真では「追い焼き」と呼ばれた作業がカメラで簡単にできるなんていい時代です。

ちなみに、RAWという形式で撮っておけば、後からフィルターを追加できます。
そのはなしはいつか……。

次回はアートフィルターの妙味について語ります。

続く




オリンパス OM-Dの撮り方手帖 [E-M5対応版]


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