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【E-M10】ホワイトバランスで朝夕逆転?

シリーズ【マガジン:E-M10はいいカメラ

さて、前回まではボディキャップレンズなどのお話をしました。

今回は撮影のテクニック……といえないのですが覚え書き的なものを……

自分もビックリしたのですが、朝を夕方に、夕方を朝にするテクニックです。

この写真は前回見せましたとおり、フィッシュアイボディキャップレンズで撮ったものです。ホワイトバランスはオートです。

〇六三〇じゃなかった……午前6時30分ごろにとった東の空です。
朝焼けをしながらも朝のひんやりとした青が混ざっていてとてもいいなぁ……なんて思ったのです。

でも、これって、朝焼けか夕焼けか……言われなきゃわからないですよね。

こちらは、ホワイトバランスを「電球」にして撮ったもの。
印象がガラリと変わります。朝らしい……感じに思えるんじゃないかなぁと思います。

デジタルカメラは銀塩カメラとちがって、機器の構造はむしろビデオカメラに近いわけですから「どの色を白として補正をすればいいか」をカメラと人が考えて色補正をする必要があります。これが「ホワイトバランス」というやつです。

最近のカメラは高性能なのでシーンを自分で判断して適切に色補正をする「オート」がかなり適正なホワイトバランスをしてくれます。

しかし、このホワイトバランスの手玉にとって、朝を朝らしく、夕方を夕方らししくしてしまおう、というテクニックがあるらしいんですね。

正確には「朝の写真で赤色があると夕方に感じるため、カラークリエイーターで調整するか、ホワイトバランスを電球に設定しよう」というものです。
(※カラークリエイーターはまたいつか触れたいと思います)

とにかく、僕としては、ホワイトバランスを「曇り」「電球」「蛍光灯」と何枚かおさえて、朝夕の雰囲気を調整することもで出来る、その気があれば朝夕逆転もできるぞ……と覚えたのであります。

ホワイトバランスやアートフィルターやカラークリエイターで出力結果が自由にある程度の範囲で調整できることがあたりまえになり、それがプロのテクニックとしても常用される昨今。

そういった機能がコンパクトなE-M10にぎゅっと凝縮されている……あんまり多機能すぎて目がくらむような思いがするとともに、何でも出来る魔法の箱を首からぶら下げているような、ちょっとした浮き足だった思いも覚えちゃったりするんです。

P.S とはいえ、やはりできればそういうテクニックはあまりつかわずに、ありのままの色をそのまま撮影したい……と思うんですけれどね。すくなくとも、朝夕逆転をさせて自分が誰かに見せる旅行記に夕方の写真なのに朝です……みたいなねつ造記事は書きたくなーと思うんですね。

次回はコダックブルーについて……を書きます。


続く


 ※時系列的な直接の次の記事は「あればうれしい自動開閉キャップ」です。


デジタルカメラマガジン 2014 お試し版[雑誌]
(朝と夕の写真。)

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