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【EM-10】フィッシュアイボディキャップレンズは愛らしい(まとめ)

シリーズ【マガジン:E-M10はいいカメラ

前回の続きです。

オリンパスがリリースしたフィッシュアイボディキャップレンズは楽しいレンズです。

実際、このレンズはいろんな人がレビューをしていて、総じて「周辺部の映りは緩いが中央部はカッチリしていて楽しいレンズ」みたいな感じですね。


[PY]フォトヨドバシ フィッシュアイボディーキャップレンズ

フォトヨドバシさんのレビューはそのカメラやレンズの性能を120%引き出して買う気にさせてくる、ある種危ないWebです。

パンフォーカスでパチパチとスナップ撮影するのがお勧め。超広角のデフォルメ効果を楽しむものですから、気の向くままに被写体にレンズを向けてみてください。トイレンズのようにユルユルな像ではありませんから、なかなか撮り甲斐があります。価格的にも大変リーズナブルですから、試しに買っちゃおうかな?という気にもさせてくれる憎い存在なのです。

憎いやつ……とはまさにその通りと思います。


ITMEDIA:
「OLYMPUS OM-D E-M10」第1回――魚眼ボディーキャップレンズを試す

そもそも魚眼レンズは特殊なレンズであり、多くの人にとって使用頻度はあまり高くないはず。せっかく購入しても使ったのは最初だけで、その後はほとんど持ち出していない、という人もいるだろう。しかし、ときどき魚眼で撮りたいと感じる被写体に出会うことがある。そんな、ときどきのケースに備えてカバンの中に常に入れておけることが、このフィッシュアイボディーキャップレンズ BCL-0980のいちばんの魅力といっていい。

ITMEIDAさんの長期レポートでは、魚眼レンズをカバンに忍ばせることが最大のメリットとしており、これは本当にその通りと思います。


コリラックマに恋する男子の写真練習帖:
OLYMPUS フィッシュアイボディーキャップレンズで撮影してみる

mad(まっど)さんのブログでは現像時にlightroomを使って周辺の光量落ちを解消し、このレンズのポテンシャルを最大に引き出しています。

8千円くらいの値段だったので、最初はダメもとで買ってみたんですが予想以上に面白く使えるレンズでした。マイクロフォーサーズマウントで広角レンズが欲しいけれど、ちょっと敷居が高いなーという場合に買ってみると十分楽しめます。

そして、やはり価格に惹かれて買いました……とのこと。フィッシュアイボディキャップレンズは、本当に敷居の高さを見事に取り去ってくれますよね。


ぴんぼけ日記:
フィッシュアイボディーキャップレンズBCL-0980を買ってみた。

レンズでなくアクセサリー分類のボデイキャップというの
を理解したうえでなら(前述の※制約を再読みください)
買っておいて損はない。この値段でこれだけの写りは唸るはず(^^;

ヤマノン~旅する虫めがねさんのブログでも買っておいて損はない!との太鼓判。ここ、よく見るとこのレンズをもっともっとマクロで撮れる裏技が書いていますのでぜひ見てみましょう!


じゃんぱら 店員に聞け!プラス:ボディーキャップレンズで遊べ!

フィルムの時代であれば絞りF8のレンズはまさにホロゴンの様に特殊用途限定でした。デジタル一眼時代となりISO感度の拡張が非常に広くなった現代だから生まれた製品といえますね。

じゃんぱら店員さんのブログではF8レンズがフツーに使える時代について述べられております。そうなんです! F8というのはフィルム時代にはすごく暗いレンズで気楽に使う絞り値のレンズでは無かった。それがセンサーの高感度技術の発展でフツーになんとかつかえるようになったのです。まさにデジタル高感度時代の恩恵によりもたらされた、「フィッシュアイボディキャップレンズ」なのですね!


写真の世界は実に奥の深い世界です。
それこそ天性の才能とニシキヘビのような忍耐。
写真のためなら早起きや徹夜さえいとわない。
写真のためなら世界中へも足を運ぶ。

そういう人々や団体がこの世にはゴロゴロしています。


自分がその一員になれるかというと、僕に限ってはどうも縁遠いような気がします。

でも、それでいいんですよね。
デジカメは僕にとって、普段は「記憶を引き出すための魔法のキー」であればいい、そしてたまには写真家気分で試行錯誤していい。

趣味未満の気楽な気持ちでカメラを首からぶら下げて、大きめのポケットにフィシュアイボディキャップレンズを忍ばせておけば、それだけで心が豊かに膨らむようなモノだと思います。


ただ、最近は散歩しながら、あ、この場面ではフィッシュアイで撮ってみたい。
と思うことがちょくちょくあります。

そんな時、標準レンズとの交換がほんの少しおっくうに感じるんですね。

だからこのレンズに類されないアクセサリーのために安めのマイクロフォーサーズの中古を買ってみたいなーなんて思います。


余談ではありますが(というか余談にはしてはいけないのですが……)、ノッチを0.2mにあわせるとピントが20cmの所に合います。(・のところはパンフォーカス位置というのであります)

ここにあわせると……

標準レンズではこういう感じに映るキーボードも……

こんな感じでミョーンと歪みの効いた写真になっちゃいます。
マイクロソフトのキーボードみたいになりますね。

漫画家やイラストレーターさんなんかは、構図の土台としてこれで写真を撮っておいてからトレスなり模写なりしたら、ちょっと難しい魚眼作品出来ちゃうんじゃないかなーって思います。本格的なレンズなら覚悟がいりますが、これなら「構図のアタリ」を作成するためにはコスパの良い機材だと思います。

というわけで、何度も言いますがフィッシュアイボディキャップレンズは買いだよ!!


次回はホワイトバランスで朝夕逆転も可能?の話です。

続く



OLYMPUS ミラーレス一眼
9mm f8 フィッシュアイ ボディキャップレンズ
ブラック BCL-0980 BLK

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